2025/08/13
現実と空想、生と死、過去と現在、自由な世界
Asha LorenztとLouis O’Bryenが率いるノース・ロンドン発のバンド、Sorryがニューアルバム『COSPLAY』を11月7日(金)に〈Domino〉からリリース。新曲「Echoes」のMVも公開。
『COSPLAY』は、これまでのキャリアで築き上げた音楽的な枠を自ら壊し、描き直した作品。そこは、誰もが誰にでもなれる、現実と空想、生と死、過去と現在が入り混じる自由な世界。
アルバムのオープニングを飾る「Echoes」は、今回の発表前にリリースされた先行シングル「Waxwing」「Jetplane」「JIVE」に続く新曲。Asha Lorenztがよく足を運んでいたポエトリー・イベントで出演者の一人が語った「エコー、エコー、エコー/アイ・ラブ・ユー、エコー」と少年がトンネルに向かって叫び、その返事を待つという詩から着想を得たという。恋に溺れて自分を見失い、やがて“エコー”が二人の間に入り込む第三者になる…そんな物語を、美しく胸を打つメロディに乗せて歌っている。
『COSPLAY』にはポップカルチャーからの引用が散りばめられている。「Waxwing」では常に心の奥底に潜んでいるが決して表に現れないミッキーマウスを描き、「Jetplane」ではガイデッド・バイ・ヴォイシズの代表的アンセム「Hot Freaks」が引用され、有名人の退廃がテーマになっている。「Candle」はボブ・ディランの「Blowing In The Wind」へのオマージュであり、近年のティモシー・シャラメ主演のディラン映画ブームへのリアクションでもある。そして「In The Dark」では、アーシャとルイスが『COSPLAY』のレコーディング中に読んでいたという三島由紀夫への言及も登場する。
同時に、バンドは自らの過去の楽曲やデモからもインスピレーションを得ている。「Echoes」の冒頭に使われる“hold me”はLouis O’BryenがSoundCloudに投稿していた初期音源から、「JIVE」はAsha LorenztのSoundCloudで人気を集めたデモから発展したもの。
Soryyのレコーディングは直線的なプロセスではない。『COSPLAY』収録曲の多くは、アーシャとルイスが共有するスタジオでまず形を成し、そこで生まれたデモのサンプルや特徴が最終的な録音に統合されている。別の曲では、まずバンド全体でレコーディングを行い、その後スタジオに持ち帰って独自のサンプリング処理を施すなど、多彩なアプローチを取っている。「Echoes」の脈打つキーボードや、「Into The Dark」のヴォーカル加工など、小さな音のきらめきが楽曲の奥深くに隠されているのも特徴だ。
さらに、2024年末にはフォンテインズ D.C.のUK/アイルランド・アリーナ・ツアーでサポートを務め、数千人規模の会場での演奏を経験。そこで得たスケール感と自信が、『COSPLAY』にも色濃く反映され、彼らが何者であり、何者になれるのかという新たな自信を作品にもたらしている。
Sorry – COSPLAY
Label : BEAT RECORDS / Domino Records
Release date : November 7, 2025
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15285
Tracklist
01. Echoes
02. Jetplane
03. Love Posture
04. Antelope
05. Candle
06. Today Might Be The Hit
07. Life In This Body
08. Waxwing
09. Magic
10. Into The Dark
11. JI
12. The Saddest Song I Ever Did Hear *Bonus Track
category:NEWS
tags:Sorry
2023/08/25
ポジティブフィードバックループ AVYSSとPC Musicとのコラボでヴァーチャルライブビデオを制作、フランス生まれでロンドンを拠点に活動するアーティスト。caro♡が2ndアルバム『wild at <3』からの最新カット、新曲「4ever1」をリリース。Amal GuichardとJim Alexanderが手掛けたビデオが公開。 「”4ever1″ は、みんな一つであることに気づくというアイデアで、ヒッピーっぽいかもしれないけど、内なる平和という精神的探求の中にあるようなもの。全ての人が自分の一部であると感じられるとき、恐怖や不安はなくなる。競争はなく、豊かさ対欠乏のマインドセット。恐怖心を捨て、自由に自分を表現すること、自分と自分のアイデアを信じること、そうすれば他の人たちも同じことをするようになるかもしれないこと、そしてそれがまた自分に戻ってくるという、ポジティブなフィードバックループを歌っています。楽曲のエネルギーは、私が自分らしくいるために必要な勇気であり、音楽や人生でやりたいことをやり続けるために必要なエネルギーです。誰もが心の中に虹を持っていて、特別な人など存在しない。」 caro♡ – wild at ♡ Label : PC Music Release date : September 8 2023 Stream : https://caroheartemoji.lnk.to/wildatheart Artwork by Dian Liang Written/Composed by Caro Béatrix Maurin Produced by caro♡ Mixed by Alex C Evans Mastered by Tony Dixon
2022/03/24
DJ Pythonのレーベルより Organ Tapesが新作アルバム『唱着那无人问津的歌谣 / Chang Zhe Na Wu Ren Wen Jin De Ge Yao』のリリースを発表。DJ Pythonのレーベル〈Worldwide Unlimited〉よりリリースされる。 10年以上前から、上海とロンドンを行き来するアーティストはポップと実験の探求を繰り返してきた。Triad Godとのコラボレーションに加え、Genome6.66Mbp、Creamcake、TT fka Tobago Tracksから作品を発表し、ダンスホール、サウンドクラウド・ラップへの長期的な愛情を反映してきた。 今作では、フォークとカントリーに触れながら、フィールド・レコーディングを加え、オートチューンのボーカルで「誰も気にしてない歌」を歌う。アメリカン・オルタナティブ・カントリーとポップスの探求、アヴァン・スタイルのオートチューン・ハイパーソニックス。 Organ Tapes – 唱着那无人问津的歌谣(Chang Zhe Na Wu Ren Wen Jin De Ge Yao) Label : Worldwide Unlimited Release date : 28 April 2022 Bandcamp : https://worldwideunlimited.bandcamp.com/album/chang-zhe-na-wu-ren-wen-jin-de-ge-yao-2 Vinyl : https://boomkat.com/products/chane-zhe-na-wu-ren-wen-jin-de-ge-yao Tracklist 01. eventually he will come into my life 02. how you will 03. line
2025/06/05
最新EPから「Ash」のアコースティック版がリリース 韓国・ソウル出身、2022年に「Signs」でデビューしたiisoは、planet rave以降のフィーリングにY2Kカルチャーのキュートネスを掛け合わせたような作風で、彗星のごとく登場。とりわけ、「Salad Days」の軽やかさと煌めきは多くのリスナーの心をとらえることに。良質なアーティストを抱える韓国のレーベル<Mine Field>から数曲をリリースしたのち、2025年3月に公開したEP『Ash』では、柔らかなダンスビートとともに新境地も提示した。 「私は声が小さかったけど表現したいことはたくさんあった」と語る彼女は、幼い頃にジャズピアノを習い、絵を描き、手芸に没頭した。そして今、DIY感あふれるプロダクションに、ベッドルームポップの親密さと静かなエモを加えたiisoワールドを作り上げた。日本の音楽やアニメをこよなく愛し、どこか儚さを漂わせながら歌うiisoの感性に、そっと触れるようなインタビュー。 Text : つやちゃん ──ジャズピアノをやっていたところから、ダンスミュージックへ関心が向いたのはなぜですか?どのようなきっかけがあったのでしょうか。 iiso – 私はいつも「当たり前」のことをしたいというわけではないんです。ピアノを学んでいたので、人々は私がピアノに合わせて歌うことを期待していましたが、私はもっとワクワクすることがしたかったんです。「どうやってこの殻を破るか?」と考えるようになりました。 ──あなたは、ドラムンベースやガラージといったダンスミュージックを、これまでどのような形で知り、聴いてきたのでしょうか。 iiso – ある日、曲を聴いていたら、ドラムの音がすごく「キラキラ」していて、まるでポッピングキャンディが耳の中で弾けているみたいだったんです。それで「わ、楽しい!私もやってみたい!」と思いました。そんな時にARCXから一緒にそういうスタイルの曲を作らないかと声をかけられて、すぐに飛びつきました。 ──以前はレーベル<Mine Field>からのリリースでしたが、今回のEPは個人でのリリースとなっています。レーベルを離脱されたのでしょうか? いきさつを教えてください。 iiso – はい、レーベルを離れました。自分自身でいろいろやってみたくなったんです。ありがたいことに、レーベルの方々はその決断を理解してくれて、尊重してくれました。 ──これまでは、ARCXやYONNと言ったプロデューサーと組んできましたが、今回のEPはどのような方々と制作しているのでしょうか。 iiso – 今作は、実は何度も延期されていて、数年前にリリースされる寸前までいっていたこともあります。結局、自分で約80%を仕上げたんですが、感情的にも創作的にも燃え尽きてしまいました。そこで「誰かに助けてもらわないと」と思い、OBSNと出会って、残りを一緒に完成させました。 ──以前、iisoを「healing techno fairy(癒し系テクノの妖精)」と表現していてぴったりだと思いました。「Black Diamond」や「Bloody Hell」はその路線とは異なる新境地です。iisoとしての表現幅が広がってきていますが、何がそうさせているのでしょうか。 iiso – その時その時の正直な感情を反映しているからだと思います。「Black Diamond」は怒りに満ちていたときに書いた曲。「Bloody Hell」は深い鬱状態から生まれました。ジャンルについてはあまり考えず、自分の気持ちを最もよく表現できる音を選んでいます。ごちゃごちゃしているように感じられるかもしれませんが、それが私という人間なんです。一つのジャンルに縛られる必要はないし、私は一面的な人間ではありません。もしかしたら、感情的に安定した時期が来れば、もっと固まった音楽スタイルになるかもしれません。今はまだ成長の途中だと思っています。 ──今作はこれまでにも増して脆く、か弱い感情が詰まっているように聴こえます。繊細な作風になったのは、なぜでしょう? iiso – 以前は、他人が自分の音楽をどう聴くかなんて、正直どうでもいいと思っていました。「自分にはこう聴こえるんだから、みんなもそうでしょ」って。でもそれがとても一方通行なコミュニケーションだと気づいたんです。その気づきが、もっと繊細に、そして思いやりを持って表現したいという気持ちにつながりました。 ──今作もそうですが、iisoの音楽はパッド音がとても柔らかく、ヒーリング効果を感じます。普段、どのような点にこだわって音を選んでいますか? iiso – トラックの空白を埋められるような、柔らかくてもキャラクターや色を感じられる音を探しています。それらを重ねて、慎重にハーモニーを作っていきます。 ──ピアノだけでなくギターも弾くようですが、普段曲作りはどのような形で行なっているのか教えてください。 iiso – 普段はキーボードで作曲しています。ベースラインやドラムをさっとスケッチできるので、便利なんです。ギターはまだ練習中で、作曲の道具というよりは、今はただ練習している段階です。 ──DAZEDのインタビューで、「私は声が小さかったけど表現したいことはたくさんあった」と答えていたのが印象的でした。あなたは音楽という手段を見つけましたが、今iisoとして伝えていることは世の中にどのくらい伝わっていると思いますか? iiso – 少しは伝わっているとは思いますが、まだまだ見せていない部分もたくさんあります。私は「言うべきことはちゃんと言う」タイプなので、これから発信していくメッセージにもぜひ期待していてください。 ──年末にはBEBE YANAとともにライブをされていました。韓国のインディ音楽シーンで、他にあなたが関わりのある、または共感するアーティストはどういった人がいますか? iiso – Effieです。女性アーティストとしてエレクトロニックミュージックを作っている彼女にとても共感しています。彼女のサウンドも大好き。全部ひとりでやっていて、強くて、かわいくて、すごくインスパイアされます。 ──ワンピースなど日本のアニメがお好きなようですが、他に日本のアニメや漫画、映画、音楽、ファッションなど制作のインスピレーションになっているものがあれば教えてください。 iiso – アニメ、映画、音楽、ファッションなど、今おっしゃったもの全部めちゃくちゃ摂取しています。時々、アニメを観ながら曲をかけて、まるでリミックスのように楽しむこともあります。音とシーンがぴったりハマった時の感覚がたまらなくて。そういう自由な楽しみ方こそが、私にとって一番のインスピレーションになっています。 ──インスト曲「Kurume」のタイトルはどのような意味なのでしょうか。 iiso – ピアノを弾いていた時に、この曲に「Kurume」と名付けました。あとから「久留米」は実際に日本の地名だと知って、写真をいくつか見たんです。それで「もっとこのタイトルが好きになったし、久留米も好きになった」って感じです。 ──YouTubeで、青葉市子とSweet Williamの「あまねき」をカバーしていました。日本語を歌ってみて、韓国語との違いをどのように感じましたか?(以前、あなたが日本語を勉強している様子をSNSのポストで見ました!) iiso – 日本語の発音って、すごくかわいいんですよ。真面目なことを言っていても、どこかキッチュに聞こえるというか。時には、すごく意志の強いヒヨコが喋ってるみたいに感じることもあって(笑)、そこが好きなんです。同じトーンでも、日本語だと違った感情が表現できる気がします。 ──iisoの世界観にとって、イラスト表現も重要なアプローチのひとつです。もし好きな画家やイラストレーター、インスピレーション源になっている作家がいれば教えてください。 iiso – 名前まではあまり詳しくないんですが、絵を描く時は好きな曲や、アルゴリズムが勧めてくれた新しい曲を聴きながら描いています。小さい頃からずっと絵を描いたり物を作るのが大好きだったので、ただただ楽しい趣味という感じです。 ──How did your interest in dance music shift from your days playing
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