2025/07/03
Julia’s War Recordingsより
Douglas Dulgarian(They Are Gutting A Body of Water)によるレーベル〈Julia’s War Recordings〉を中心に拡張するフィラデルフィア・ギター・コミュニティ。内省インディ/20年代シューゲイズ/オルタナティブバンド、Her New Knifeがシングル「Pagan Poetry (Björk Cover)」を〈Julia’s War Recordings〉よりリリース。
「Björkというアーティストには、ずっとインスピレーションをもらってきました。彼女のソングライティングには、常に何かしら重要な気づきがあります。たとえば、歌詞のイメージ、音のテクスチャー、声の表現や抑揚、新しくて個人的で剥き出しのものを追い求める姿勢——そういったすべてが心に響くんです。2024年に、Ben [Kachler]と僕で、主にクラシックギターやエレキギター、そして声を録音しました(追加ボーカルはDylan Vaisey & Cassidy Hammond)。原曲の多様で豊かなオーケストレーションとは対照的に、僕たちのバージョンはできるだけシンプルにして、ギターと声に焦点を当てたかった。Björkのパフォーマンスの「剥き出しの感情」を体現するようなものを目指しました。 このカバーは、彼女の音楽のあらゆる側面——僕が大切に思っている部分——に対する敬意を、自分たちなりのやり方で表現できたと思っています。」 – Edgar Atencio
Her New Knife – Pagan Poetry
Label : Julia’s War Recordings
Release date : July 2nd 2025
Stream : https://lnk.to/pagan-poetry
category:NEWS
tags:Her New Knife
2024/09/17
MVも公開予定 ハードコアJ-POPバンド。the bercedes menzが現在制作中の2ndアルバムより新曲「バラッド」を9月18日より先行配信リリース。 今作はアルバムのコンセプトを反映したSFモチーフを多用したリリックに畳み掛けるギターリフ、プログレッシブなキメを多用しながらもダンサブルなビートとメロディアスなJ-POPとしての核をより剥き出しにさせたthe bercedes menzのニュースタンダードナンバー。ミュージックビデオも撮影されており、近日YouTube及び各種公式SNSにて公開。 「改めましてはじめまして、うちらが東京のJ-POPバンド、the bercedes menzです。」 the bercedes menz – バラッド Release date : September 18 2024 Stream : https://linkco.re/ASuxc9xy
2018/10/14
Total Freedomのソウル公演にも出演してきたsoujがPhoton Poetryとして1stEP『風の王国』をリリース。 Dark Jinja主宰のshine of ugly jewelが新たな名義Photon Poetryとして4曲入りデビューEP『風の王国』を自身のBandcampでリリースした。漂うアンビエンスはshine of ugly jewelらしい感じは残っているが、総じてシンセはドラマチックで、特にキャッチーな2曲目『仙』、最後の最後にガバ化する3曲目『奥津城』など、4曲というボリュームながら、タイプの違う楽曲が楽しむことができる。 購入はこちらから。 先日、韓国ソウルのCakeshopで開催されたTotal Freedomの公演にも出演していたshine of ugly jewel、10/17には主催イベント『12SODOMY』が開催される。 以下、詳細。 10/17 (wed) 『12SODOMY Ⅶ』 at club STOMP Open 7pm Door ¥500(+1d) Guest Albino Sound(DJ set) Akane DJ 67rn shine of ugly jewel sarakona at last ECIV_TAKIZUMI
2025/03/24
本当の孤独が作り出す音は、いつだって誰かを呼ぶためのもの 多数の文学賞の受賞歴を持つ歌人/詩人でネオンネウロン/放電加工少女など複数の名義で旺盛な活動を続ける木田昨年と、ゴシック/耽美的人形作家であるeerie-eeryの別名義lj∮Åによる無政府状態ポストシューゲイザー・ユニット零度poolが、自主レーベルである〈Lade Pool Records〉から、通算3作目のEP『Pale Pagan』をリリース。 『Pale Pagan』は、無政府状態ポスト・シューゲイザーという零度poolのコンセプトに沿った、零度poolのアイコンでもあるレイドちゃん、彼女の『家出』をナラティブとして据え置きながら、人が誰しも抱える「拭えない孤独感」について描き出した作品である。「本当の孤独から発される声や音は、いつだって誰かを呼ぶためにあるものだと僕は思います」と木田昨年が述べるように。 ─作品コンセプト─ 今作もまた、レイドちゃんの物語を中核に据えた音楽になります。 レイドちゃんは家出します。 彼女は何故家出をしたのか、退屈なのか、倦怠なのか、問題から遠ざかっているのか、遠くへ行きたいのか、知らない土地を見てみたいのか、その遠さは、何を意味しているのだろうか。 もしくは、あらかじめ決められた出生への、環境や、彼女の名前に付いての必然性、子どもだけに科せられる、運命に似ているが運命ではない、重りのようなものから、遠く逃れる軽やかな逃避行なのでしょうか。 軽やかさ、 それはまさに木田昨年とlj∮Åの音楽、零度poolに遍在するもので、 遠さ、 遠くへ行きたいこと、それもまたそうで、(ポスト)シューゲイズでもあるでしょう。 この作品を、レイドちゃんの逃亡劇の音楽を、是非お聴き下さい。 ─レーベルによるコメント─ 呼ぶ声がする、何処かで。 ひかりのような、くぐもった美しい呻きのような、囁き声の私性の、響きとナラティヴを持った、優しく感情が溢れる、大きな叫びのような、小さく綺麗な声が。 知らない土地を夢見ながら歩くような、揺れ動きつつあいまいに想念がゆれることに似たアンビエンス、リズム、そこに浮かぶしずかな、だが昏い想念。 家出というのはある意味で、逃走劇である。痛みから、環境から、沈む日常から。 そして、他の何から? 恐らく自分の生年や、生まれてそこにいること、そこが既に決定されていることの変えられないことから。自分を抱えて自分が決定せずに決定されたことから、決定されたものの美的感覚との不和から。 そして、ひとは自らの名のように、そのようなものを愛し、戸惑い、触れ、それらからすこし離れたり、完全に逃げてしまうことが家出の本質だろう。 また帰るかもしれず、もう帰らないかもしれない。 その戸惑い愛しつつ、触れながら優しく撫で、離れながら想うような、家出という事象。 そして、レイドちゃんのパーソナルな響きと、語り掛ける木田昨年、歌うlj∮Å この音楽はレイドちゃんの家出についての劇であり、音楽である。 であるから、木田昨年と lj∮Åの「私」の姿から発露するものがある。 彼女、彼は何から逃げたかったのだろうか。 そして彼女、彼が今いるところは、綺麗な土地で、音楽と言葉に溢れたところであるが、彼女、彼らはどこから来たのか、そして、運命的な非決定の出生の、自分のままで居る為の物語はどのような終りを辿るのか。 この音楽を、無政府状態的な、レイドちゃんの家出についての新しい音楽を是非お聴き下さい。 零度pool- Pale Pagan Label : Lade Pool Records Release date : March 24 2025 https://ladepool0.bandcamp.com/album/pale-pagan https://linkco.re/2rbD8dh8 Tracklist 1.Parasite city 2.Parasol skirt 3.Pale Pagan 4.Paranoid orgel 5.PC tells you to die. music,lyric / 木田昨年 vocal / lj∮Å,木田昨年 artwork / lj∮Å
1stアルバム『混乱するアパタイト』CD版発売決定 more
最新EPから「Ash」のアコースティック版がリリース more
Text : つやちゃん more