2025/03/24
本当の孤独が作り出す音は、いつだって誰かを呼ぶためのもの
多数の文学賞の受賞歴を持つ歌人/詩人でネオンネウロン/放電加工少女など複数の名義で旺盛な活動を続ける木田昨年と、ゴシック/耽美的人形作家であるeerie-eeryの別名義lj∮Åによる無政府状態ポストシューゲイザー・ユニット零度poolが、自主レーベルである〈Lade Pool Records〉から、通算3作目のEP『Pale Pagan』をリリース。
『Pale Pagan』は、無政府状態ポスト・シューゲイザーという零度poolのコンセプトに沿った、零度poolのアイコンでもあるレイドちゃん、彼女の『家出』をナラティブとして据え置きながら、人が誰しも抱える「拭えない孤独感」について描き出した作品である。「本当の孤独から発される声や音は、いつだって誰かを呼ぶためにあるものだと僕は思います」と木田昨年が述べるように。
─作品コンセプト─
今作もまた、レイドちゃんの物語を中核に据えた音楽になります。
レイドちゃんは家出します。
彼女は何故家出をしたのか、退屈なのか、倦怠なのか、問題から遠ざかっているのか、遠くへ行きたいのか、知らない土地を見てみたいのか、その遠さは、何を意味しているのだろうか。
もしくは、あらかじめ決められた出生への、環境や、彼女の名前に付いての必然性、子どもだけに科せられる、運命に似ているが運命ではない、重りのようなものから、遠く逃れる軽やかな逃避行なのでしょうか。
軽やかさ、
それはまさに木田昨年とlj∮Åの音楽、零度poolに遍在するもので、
遠さ、
遠くへ行きたいこと、それもまたそうで、(ポスト)シューゲイズでもあるでしょう。
この作品を、レイドちゃんの逃亡劇の音楽を、是非お聴き下さい。
─レーベルによるコメント─
呼ぶ声がする、何処かで。
ひかりのような、くぐもった美しい呻きのような、囁き声の私性の、響きとナラティヴを持った、優しく感情が溢れる、大きな叫びのような、小さく綺麗な声が。
知らない土地を夢見ながら歩くような、揺れ動きつつあいまいに想念がゆれることに似たアンビエンス、リズム、そこに浮かぶしずかな、だが昏い想念。
家出というのはある意味で、逃走劇である。痛みから、環境から、沈む日常から。
そして、他の何から?
恐らく自分の生年や、生まれてそこにいること、そこが既に決定されていることの変えられないことから。自分を抱えて自分が決定せずに決定されたことから、決定されたものの美的感覚との不和から。
そして、ひとは自らの名のように、そのようなものを愛し、戸惑い、触れ、それらからすこし離れたり、完全に逃げてしまうことが家出の本質だろう。
また帰るかもしれず、もう帰らないかもしれない。
その戸惑い愛しつつ、触れながら優しく撫で、離れながら想うような、家出という事象。
そして、レイドちゃんのパーソナルな響きと、語り掛ける木田昨年、歌うlj∮Å
この音楽はレイドちゃんの家出についての劇であり、音楽である。
であるから、木田昨年と lj∮Åの「私」の姿から発露するものがある。
彼女、彼は何から逃げたかったのだろうか。
そして彼女、彼が今いるところは、綺麗な土地で、音楽と言葉に溢れたところであるが、彼女、彼らはどこから来たのか、そして、運命的な非決定の出生の、自分のままで居る為の物語はどのような終りを辿るのか。
この音楽を、無政府状態的な、レイドちゃんの家出についての新しい音楽を是非お聴き下さい。
零度pool- Pale Pagan
Label : Lade Pool Records
Release date : March 24 2025
https://ladepool0.bandcamp.com/album/pale-pagan
Tracklist
1.Parasite city
2.Parasol skirt
3.Pale Pagan
4.Paranoid orgel
5.PC tells you to die.
music,lyric / 木田昨年
vocal / lj∮Å,木田昨年
artwork / lj∮Å
category:NEWS
tags:零度pool
2025/02/21
レーベル〈Lade Pool Records〉も発足 歌人/詩人/音楽家でありネオンネウロンや放電加工少女など複数の名義で活動を続ける木田昨年と、ゴシック~耽美的人形作家であるeerie-eeryの別名義・lj Å∮が2025年1月26日に結成したポスト・シューゲイズユニット・零度 poolが、自主レーベル〈Lade Pool Records〉より1stアルバム『絶対零度の夏の骨』を2月22日にリリース。 『絶対零度の夏の骨』はリスナーを包む柔らかい布のようなポスト・シューゲイズであり、電子音楽の先鋭的な実験であると同時に、「レイドちゃん」という音楽や文学を愛する翳のある厭世的な少女を作中の主体とする作品であるとのこと。 〈Lade Pool Records〉は、主に木田昨年、lj Å∮による作品のリリースを主な目的として発足。創作における自発性、楽しさ、美しさ、自由を前提として設立された。同レーベルは『絶対零度の夏の骨』のフィジカルリリースも年内に予定している。 零度pool – 絶対零度の夏の骨 Release Date : February 22, 2025 Label : Lade Pool Records Stream : https://linkco.re/4sxzuSde Tracklist : 1. 冷徹になれたら 2. 完璧な学級崩壊 3. 微風、快晴、はしる、噴水 4. プラチナ製の眼球 5. 或る水兵 6. 窓からプールの授業が見える 7. lade 8. がっこういかなくていいよ 9. 通学路 Credits music, lyric / 木田昨年 vocal / lj Å∮, 木田昨年 artwork / lj Å∮ teaser / サクラフ・キコ
2025/03/07
無政府状態ポスト・シューゲイズ 多数の文学賞の受賞歴を持つ歌人/詩人であり、ネオンネウロン、放電加工少女など複数の名義で旺盛な活動を続ける木田昨年と、ゴシック、耽美的人形作家であるeerie-eeryの別名義、ljÅ∮によるポスト・シューゲイズ・ユニット。零度poolが自主レーベルである〈Lade Pool Records〉から2nd EP『春の欄干、愛しい悪魔』をリリース。 今作は無政府状態ポスト・シューゲイズという零度poolのコンセプトに沿った、悪魔、比喩であるかもしれず、実体があるかもしれない悪魔とレイドちゃんの関係性の物語を中核に据えたコンセプチュアル文学作品。 ─作品コンセプト─ 今作も1stアルバム『絶対零度の夏の骨』に引き続き、レイドちゃんの物語を中核に据えた音楽になります。レイドちゃんは美しく、音楽や文学が好きで、すこし厭世的な、生き辛さを抱えた女の子で、そんな彼女は羊ではなく、狼で、狼のように、悪魔に魂を預けてしまう。その悪魔はさいあくで、悪魔であり、生きることへの罪悪感の比喩かもしれず、最悪の比喩かもしれない。それでもレイドちゃんは彼に惹かれてしまいます。この関係は、レイドちゃんと悪魔の関係は何なんだろう。悪魔はレイドちゃんのことが好きじゃない、でもレイドちゃんは彼に惹かれている、愛してしまった。この関係性には名前がない、恋愛ではない、では何なのだろう。この悪魔は、春の、生と死がうらおもてにあるような、眠りの、祈りの季節特有の錯乱が見せたものだろうか。この作品を、レイドちゃんと悪魔の物語を、是非お聴き下さい。 ─レーベルによるコメント─ 悪魔、比喩の、錯乱が見せたかもしれない悪魔。厭世的な、文学と音楽を愛する少女。彼女、彼らの近しさは、私たち音楽であり文学である人間と、腿骨を響かせる群衆との距離の、反語のような、比喩のようだ。悪魔は少女を愛さない。少女は悪魔を愛してしまう。少女の眼には映るもの、悪魔の眼には映っているのだろうか? 映っているものは黒だろう、白ではなく愛憐の、介入されることを拒む、美しい二者の黒、黒い愛。少女は悪魔に魂を預け、悪魔は春の錯乱かもしれず、春の死に魂を預ける少女の希死念慮の速度であるのか、愛するものに魂を預ける凭れ掛かるような、縫い目であるのか。名前の付いていない関係の、実体はここであり、縫い目は音楽として表明される。悪魔と少女を繋いでいるものは名前の付かないものであるが、狼の、孤児を主義とする、春の錯乱と愛による倫理の否定と、悪魔と少女の距離の縫い目はここにある。この音楽を、無政府状態的な、新しい音楽を是非お聴き下さい。 零度pool – 春の欄干、愛しい悪魔 Label : Lade Pool Records Release date : March 7th 2025 https://ladepool0.bandcamp.com/album/–2 https://linkco.re/HGvY4t7c Tracklist 1. 鮮明な寝言 2. ディアベッリのピアノ、ディアボロの喉。 3. まっしろな指と春服とけむり 4. 潔癖症ではいられない music, lyric / 木田昨年 vocal / ljÅ,∮木田昨年 artwork / ljÅ
2023/04/29
「Amber」「Halcyon」 IDMを軸とするソリッドなビート、浮遊感のあるシンセ・サウンドで風景を描き出すような楽曲から、サイケデリックなノイズサウンドまで、多面的な楽曲を制作する音楽プロデューサー Henry D. Poolが、現代におけるNew Ageの再解釈をテーマとした楽曲「Amber」「Halcyon」2曲を同時シングル・リリース。 【Amber】 近年はインストゥルメンタルがメインの楽曲が多かったが、本作品ではトラックのプロデュースだけでなくリリックとボーカルも本人が務めている。情景描写が叙情的なリリックが、風景と身体を混ぜ合わせ、密度が高く時間が止まっているような感覚にも、壮大な時の流れを駆け抜けるような感覚にもさせる。ベースのサポートで、サイケデリック・バンド サードッグ のギター・ボーカル、斉藤茂が参加。ミュージック・ビデオは、映像作家 友海が監督している。 【Halcyon】 イントロの鮮烈なリフレインによって研ぎ澄まされた感覚を、緩やかに鎮めていくように穏やかなサウンドへと移り変わり、クライマックスではカタルシスへと促す。『Neo Nagomu Gal – EP』(2021) でアートワークを手掛けた、3DCG/グラフィック・アーティスト 兆 が本作でもMVとアートワークを制作しており、MVでは、あまりにも可愛いすぎる謎のクリーチャー“ハルシオンちゃん” が、ロジャー・ディーンの作品のような世界の中を駆け巡る。本作『Halcyon』は、映画監督である金子遊氏が実験映像作家・奥山順市氏を撮ったドキュメンタリー映画『フィルム・フェティッシュ』の映画音楽として提供されたものでもあり、『Neo Nagomu Gal – EP』より『Eifeckx Tuyin』とともに、未公開楽曲を含めた4曲が Henry D. Pool によって制作・提供されている。オランダのロッテルダム国際映画祭のシネマ・リゲインド部門でのワールドプレミア上映に加えて、韓国の先鋭的な作品上映で知られる、全州(チョンジュ)国際映画祭でもアジア・プレミア上映される。 Henry D. Pool – Amber Release date : April 29 2023 Stream : https://linkco.re/NX7bNP1H Henry D. Pool – Halcyon Release date : April 29 2023 Stream : https://linkco.re/Q1AxEMxR
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