2025/01/23
人間と音楽の間にある磁力
ソウルを拠点に活動するプロデューサー/DJのYetsubyは、ブレイクビーツ、ジャングル、レフトフィールド・ベースの間を行き来する、没入感のある重層的なサウンドスケープを生み出す。デュオSalamandaのメンバーであり、Computer Music Clubの共同設立者でもある彼女は、Wisdom Teeth、all my thoughts、Human Pitch、Métronなどのレーベルから作品をリリースしてきた。彼女の境界を押し広げるセットは、Seoul Community Radio、Boiler Room、NTS Radioにて確認出来る。
Yetsubyの新しいアルバム『4EVA』は、リスナーを奇妙な音楽風景の中をさまようように誘う。デジタル、アナログ、アコースティック・サウンドを融合させたYetsubyは、人間と音楽の間にある磁力を探求している。ベース、ブレイクビーツ、アンビエント、フットワーク、コンテンポラリー・クラブ、IDMといったジャンルを軽々と織り交ぜながら、まとまりと洗練を保った最大級のコンポジションを創り上げている。
『4EVA』の背後にあるインスピレーションもまた、シュールなもの。幼い頃、姉から「脳みそフル回転人間」と言われたことをきっかけに、孤独と一体感、そしてその両方を乗り越える喜びについて考えるようになった。このアルバムは、人との繋がり、内省、音楽の変容力といったテーマを扱い、キャッチーなメロディーと落ち着きのないハーモニーで、リスナーをニュアンス豊かなリズムに誘う。Pink Oyster RecordsからLP、CD、デジタル・フォーマットでリリースされる『4EVA』は、Yetsubyにとって大胆な新章となる。
Yetsuby – 4EVA
Label : Pink Oyster Records
Release date : March 26 2025
https://pinkoysterrecords.bandcamp.com/album/4eva
Tracklist
1. s2WINGSs2
2. FLY
3. SOUNDCLOUD
4. Aestheti-Q
5. ;P
6. 4EVA
7. Where is my…
8. aaa1
9. aaa2
10. I AM 뇌로운 인간
category:NEWS
tags:Yetsuby
2024/05/02
誠実で個人的な天空万華鏡魔法 Yetsubyは、韓国のアーティストYejin Jangのソロ・プロジェクト。現在までに6枚のアルバム、7枚のEP、そして2つのプロジェクトの間でシングルを次々と発表している。最近のアルバム『My Star, My Planet Earth』は、韓国音楽大賞で「2023年のベスト・エレクトロニック・アルバム」賞を受賞した。 ソロだけでなく、Salamandaというエレクトロニック・デュオのメンバーとしても高い評価を得ている。YetsubyがSeb Wilbloodのレーベル〈all my thoughts〉からリリースする作品はハートフルでポジティブなミニLP。6曲入りのこのリリースは、音の錬金術という魅惑的なテーマを通して、彼女の豊かなスキルの幅を垣間見ることができる一方で、より深い内なる感情に難なくチャイムを鳴らしている。 魅惑的なオープニング曲「Who swallowed the chimes at the random place」は、ミステリアスな世界へと私たちを迎え入れ、ミックスを丁重に切り裂く金属片によって興味深く破られる静けさの世界に誘う。「If I drink this potion」は、泡立つような伝染性のあるリズムが、より美しくバランスの取れたヴォーカルとシンセのハーモニーを迎え入れる。「1,2,3,Soleil」は、Yetsubyのパーカッションに対する洗練された聴覚をさらに発揮する。「Maxilogue : Potion,Materials」では、パレットが浄化され、LP序盤のテクスチャーをよりリリカルに踊らせる。注意深く配置されたブラス・セクションの暖かさとメロディックの優美さによって、私たちは美しくオーダーメイドされたオーケストラの中に座っているよう。「Poly Juice」はこれをさらに推し進め、穏やかなサブの重みが、繊細なアープの伝染するような煌めきを後押しする。ヴォーカルがブロークン・ビートを旋回し、花を咲かせる。「The Sublime Embrace」という適切な名前は、聴く者を癒し、非難から解放するように見える。様式的に砕けたパーカッションの中のエレガントな柔らかさは息を呑む。 「自分のことを責めてしまう人たちに、音楽で安らぎと何かメッセージを伝えたい」 – Yetsuby その結果、誠実で深く個人的でありながら、万華鏡のようで超越的な天空魔法を感じさせるリリースが生まれた。リスナーが個人的なレベルでアルバムのテーマと繋がるように誘いながら、リスナーが住む世界を効果的に作り出している。 Yetsuby – b_b Label : All My Thoughts Release date : June 12 2024 https://allmythoughts.lnk.to/TheSublimeEmbrace Tracklist 1. Who Swallowed The Chimes At The Random Place 2. If I Drink This Potion 3. 1,2,3 Soleil 4. Maxilogue: Potion,
2023/02/14
Genome 6.66Mbpより Pablo Betasは、『Visited by Strangers』で、Bungalovvとしての音楽活動のメロディックなルーツに回帰。このリリースでは、アルゼンチンのミュージシャンのトレードマークとなっている映画センスと絵画テクスチャーを維持しながら、内省的で優しさを持つサウンドは、前作の攻撃性からの転換を示す。 パンデミック中に作曲された『Visited by Strangers』は、7曲中4曲が他のアーティストとの遠隔コラボレーションとなった。アルゼンチンの半島で隔離されていた友人から送られてきたフィールド・レコーディングも盛り込まれている。 このような状況から、『Visited by Strangers』には、異質さと親しみやすさの距離感の間の緊張感が漂う。「Sharing Spells」や「Last Videocall」といった曲名が示すように、このアルバムは、人と人との繋がりが儚くも美しい形で介在している世界を想起させる。 – Bungalovv – Visited by Strangers Label : Genome 6.66Mbp Release date : March 31 2023 Bandcamp : https://bungalovv.bandcamp.com/album/gnm029-bungalovv-visited-by-strangers Tracklist 1. Smoke Signal 2. Glued Armor (ft. Efe Ce Ele) 3. Sharing Spells (ft. Avernian) 4. Behind the Storm (ft. Catnapp) 5. Last Videocall 6. Forget my Eyes (ft. Okay Vivian) 7. Visited by Strangers
2023/09/21
100%ピュア・ベッドルームサウンド コレクティブ〈HEAVEN〉の活動でも知られるシンガー・aryyが、1stフルアルバム『me and the world』を9月20日にリリース。ミックス・マスタリングはSaren、アートワークフォトは岩渕一輝、ロゴはHajime Matsuoがそれぞれ担当。2年の歳月を費やし、作詞作曲からレコーディングまですべて1人で自宅にて制作された100%ピュア・ベッドルームサウンド。 本作品では、現実から逃避するように音楽制作をしてきたaryyが、アルバム制作を通して自身と向き合い、自分以外の世界とのつながりを回復していく様子が表現された。また、同時にaryyがこれまで影響を受けた音楽の変遷を追体験するかのような流れがトラックリストのなかで表現され、等身大であることと同時にコンセプチュアルな美学を伝える一枚として仕上げられている。 サウンドデザインの面では、インディーロックのフレーバーとオルタナティブなヒップホップの折衷を試みるようなアプローチが随所でなされており、4曲目の「summertime」では、客演としてインディーロックバンド・DYGLのボーカルであるNobuki Akiyamaが参加。ドリーミーかつモダンなロックの音像への愛を込め、さらにそれを更新せんとする挑戦でもあるようだ。 aryy – me and the world Release date : Sep 20 2023 Stream : https://linkco.re/51Xtn17z Tracklist 1. me against the world 2. emotion 3. trying 4. summertime feat. Nobuki 5. me and you against the world 6. in my life 7. bleach 8. naked feels 9. me and the world
photo by Elsa Kostic more
2/23 渋谷STUDIO FREEDOM more
トランス電波姫爆誕 more