2024/09/13
A-Trak参加
春ねむりとFrost ChildrenのコラボEP『Soul Kiss』が2024年10月4日(金)にリリース。A-Trakがスクラッチで参加した先行シングル「Daijoubu Desu」が配信開始。曲中では春ねむりが “大丈夫です” を連呼している。明日14日(土)の日本時間正午12時より、同曲のミュージック・ビデオをプレミア公開される。
春ねむり コメント
『友だちと電話をして、「あの新譜が良かった」とか「資本主義そろそろ滅んでほしい」とか「最近こんな曲作ってる」とか「帝国って概念キモいね」とかそんな話をしている時の(音楽と思想の話しかしてないのウケる)わたしという個人自体の「話し方」というものは、春ねむりがその作品において持つ「話し方」とは少し違ったものだ。なので、今回フロストとスタジオで笑ったりふざけたり時々真剣に話したりしながら作ったこの曲たちは、春ねむりよりも少し砕けた「話し方」に基づいて音や言葉が作られていると思う。それはわたしが一人で作品を作っている限りは作品になり得なかったものなので、楽しんでいただければ嬉しい。』
春ねむり , Frost Children – Soul Kiss
Release date : October 4th 2024
Stream : https://lnk.to/daijoubu_desu
Tracklist
01.Daijoubu Desu
02.Burn
03.Supernatural
04.Bad Thing
05.Get Well Soon
HARU NEMURI TOUR 2024「Flee from the Sanctuary」
2024年09月28日 アメリカ ワシントン州・シアトル HIGH DIVE
2024年10月01日 アメリカ カリフォルニア州・サンフランシスコ GREAT AMERICAN MUSIC HALL
2024年10月06日 アメリカ カリフォルニア州・ロサンゼルス THE ECHO
2024年10月09日 アメリカ テキサス州・ダラス RBC
2024年10月12日 アメリカ ニューヨーク州・ブルックリン ELSEWHERE
2024年10月15日 アメリカ イリノイ州・シカゴ REGGIES
Ticket: https://bnds.us/b60l7n
category:NEWS
tags:Frost Children / 春ねむり
2024/09/06
シングル「Daijoubu Desu」のティザー映像公開 春ねむりとFrost ChildrenのコラボEP『Soul Kiss』が2024年10月4日(金)にリリース。9月13日にはA-Trakがスクラッチで参加した先行シングル「Daijoubu Desu」が配信。 Frost Childrenはアメリカ・ニューヨークを拠点に活動するLulu ProstとAngel Prostによるきょうだいデュオで、春ねむりとは彼女の北米ツアーやフェスで幾度となく共演をしてきた。Frost Childrenと春ねむりのコラボEP『Soul Kiss』は、ユニークさとハードコアなヴァイブが溶け合い、ワールドワイドに活躍する両名の高い作家性が痛快なほどスパークする。 春ねむりは昨年、最新作『INSAINT』を含む全9作のリリースと世界各国およそ30都市でのライブツアーを行うなど過密なハードスケジュールの中、今作の制作に着手。1年以上をかけ完成させた全5曲の『Soul Kiss』はオンラインでの制作ではなく、ベルリンと日本で直接対面しセッションを行った。ベルリンでは未完成のデモトラックをナイトクラブで流しオーディエンスの反応を伺うなど、実験的なアレンジも行った。YouTubeでは先行シングル「Daijoubu Desu」のティザー映像が公開。撮影は日本・東京で行われた。本編のミュージック・ビデオは 日本時間の9月14日(土)正午12時 から春ねむりのオフィシャルYouTubeチャンネルにてプレミア公開される。 春ねむり , Frost Children – Soul Kiss Release date : October 4th 2024 Stream : https://lnk.to/daijoubu_desu Tracklist 01.Daijoubu Desu 02.Burn 03.Supernatural 04.Bad Thing 05.Get Well Soon – HARU NEMURI TOUR 2024「Flee from the Sanctuary」 2024年09月28日 アメリカ ワシントン州・シアトル HIGH DIVE 2024年10月01日 アメリカ カリフォルニア州・サンフランシスコ GREAT AMERICAN MUSIC HALL 2024年10月06日 アメリカ カリフォルニア州・ロサンゼルス THE ECHO 2024年10月09日 アメリカ テキサス州・ダラス RBC 2024年10月12日 アメリカ
2024/10/11
出会いからEP『Soul Kiss』に至るまで 脳天を撃ち抜かれるケミストリー、クラッシュする作家性。NYとインターネットを拠点に活動中、LuluとAngel のProstきょうだいによるデュオ・Frost Childrenは、2022年に春ねむりのアメリカツアーに2カ所で参加した。ハードコアを解体する春ねむりと、ウェブの淵から日本文化にウインクを送っていた両者の感性は思いもよらぬ形でスパークし、気がついたらFrost Childrenは東京にいた。 さて、春ねむりとのコラボレーションはどのような内容に?両者の化学反応をパッケージした『Soul Kiss』は、10月4日にリリース。都内スタジオでの制作真っただ中、一汗かいたあとのリラクシングなムードで行なわれたクロストークをお届けする。 Text by Tsuyachan ──ちょうどさっきまで曲を作っていたとのことで。どんな工夫が生まれていますか? 春ねむり:Frost Childrenは信じられないくらいの数のサイドチェインをかけてる!このくらいの思い切りで良いんだね。 Lulu:サイドチェインはEDMの魂だから! Angel:琴を買ってきて音を入れたよ(と言ってポロンポロンと琴を弾く)。 春ねむり:あとは、スタジオのコーヒーメイカーの音をサンプリングした、色々やってますね。 ──今回のコラボのきっかけは? Lulu:北米ツアーではトロントとシカゴの2公演で一緒にやらせてもらえて、本当はその後も全てのツアーに帯同するつもりだったんだけど残念ながらパンデミックでキャンセルになってしまった。でも、翌年にあったオースティンでのSXSWでもう一度会うことができたんだよ。さらにチェコのCreepy Teepee Festivalでもバッタリ会えて、縁があるなって。 ──お互いのライブを観てどうでした? Angel:パフォーマンスが似てると思った。サウンドの起伏もそうだし、ソフトなところとハードなところの緩急、さらにバッキングトラックを使ってライブをやっているところも似てるよね。エッジの効いた音楽!それに、オーディエンスが皆すごくレスポンスしてくれるところも近しい。 Lulu:HARUはボーカル表現がヤバかった!ただ歌ってるだけじゃなくて、パフォーマンスしてる。観客にインパクトを残してるし、エピックだよ。 春ねむり:私は、ライブを観る前はけっこうクリーンな感じなのかと思ってた。でもライブを実際に観たら、めちゃくちゃハードコアで激しくて驚いた。ハードコアなところと美しいところが両立していて、ハイ・エナジー。私はそういうのを踊ったりスクリームしたりして身体的に表現してるけど、二人は楽器を演奏しながらそれをやるからびっくりしました。 ──そこからどういう流れで一緒に曲を作ることに? 春ねむり:ロスでライブを観に行った時に話して、その時に二人から「一緒に何かやろうよ」って言ってくれたんですよ。あっ、やっていいんだ!と思って(笑)。元々、一緒に曲作ろうってお誘いしようと考えてたから逆に言われてびっくりで。その後チェコのCreepy Teepee Festivalで一緒になって、じゃあフェスの後に制作しようよということでベルリンに行って作りました。 ──コラボレーションするにあたって、春ねむりさんは今回どのようなシナジーを狙っていました? 春ねむり:最初に考えていたのは、サウンド的な面白さ。自分の音楽は色んな要素のミックスだから、Frost Childrenの音楽性とは近いものがあるんじゃないかなと思いました。二人のライブを観ていても、私がライブに臨む時と近いような感情を持っていそうだなと共感したところがあったよ。あとは、コラボしたいと思ってくれてたんだ、というのが大きかった。えっそうなの?!じゃあ私もやりたい!って。 Lulu:実際ベルリンで最初にセッションした時に、初めからフルなトラックを作れてスピードもすごく早かったから感激したよ。初めてのセッションなのに、ナチュラルな形で作れたことに驚いた。 ──ベルリンでの最初のセッションというのは、楽器でジャムりながら? 春ねむり:私はそこまで楽器ができるわけではないから、ジャムりながらというとちょっと大げさだけど、でもけっこう合わせたね。 Lulu:HARUがオルガンで2コード弾いて、それに対して自分がボンゴとかのドラムセットを叩く。そしたら、流れ的にセッションっぽくなっていって、一回サウンドが固まったように思えたんだけど……実際、生ドラムのミックスが誰もできないよね?あれ?ってなったまま、結局そのドラム自体は使えなくなって終わった(笑)。 春ねむり:他にも、ワンコーラスのトラックを私が作って持っていったんだけど、色々と繰り返し差し替えてたらもう跡形もなくなったりとか(笑)。結果、ベルリンでは4曲くらいのデモができたかな。 ──Frost Childrenの曲作りのスタイルは、いつもそういう感じで、作っては壊しての繰り返しでできていくもの? Lulu:いっぱい曲を書いて、壊してる。完璧に壊してやり直すこともあるし、元々のオリジナルのアイデアが違うなと思ったら、それを少し残したままインスピレーションを受けて次の曲を作ることも多いかな。自分たちはスナッピーなエレクトロニック色が強いけど、元々ロックも好きだから、作っては壊していくようなスタイルは自然と身についてる。 ──Frost Childrenの作品からは、日本のカルチャーからの影響を感じることがあります。 Lulu:自分たちの音楽がどこで聴かれているかを想像するのは難しいけど、たとえば北米の都市に行ってライブをした時、こんなにもリスナーがいたんだ!って感じることは多かった。日本にもそういったリスナー層がいるかもしれないし、もしいたらエキサイティングだよね。日本の音楽にはすごく影響を受けてる。昔のグリッチな音楽とかね。色んな言い訳を見つけて、日本にはもっと来たい。 ──三人で曲を作ったことで、普段は生まれないようなマジックは起きましたか? Lulu&Angel:ハプニングがあったよね!(笑) Angel:チェコでのフェスで、HARUのライブを観るのに木でできたピクニックテーブルに座ってた。そこで、蜘蛛に噛まれたんだよ!スカートを履いてたんだけど、跡が残るくらいしっかり噛まれた。最悪でしょ?三日後ベルリンに行った時に、ヤバい、体調が悪いぞ……熱も出てきた……という感じで、痛みと苦しみに襲われてきたんだよ。実際、病院も行った。めちゃくちゃ効く薬ももらった。それでスタジオに行ったんだ。そこで出来た曲が、「Supernatural」なんだよ! 一同:(笑) Angel:だから、この曲は「24時間の地獄」ということを歌ってて、痛みと苦しみから生まれた曲! 春ねむり:それを見ていて本当に辛そうで可哀そうだったんだけど、でも蜘蛛に噛まれて超人的な力を得るって……スパイダーマンじゃん?!って思ったんだよね(笑) Angel:HARUがわざと私に蜘蛛を寄越したんだ! 春ねむり: HARUはハリー・ポッターのスネイプ先生みたいだねって言われたから、でもスネイプ先生は最後良い人だよね?って反論したところ(笑)。Angelが体調不良で一日いなかった時に、「Get Well Soon」ってタイトルの曲を作ったもんね。 Angel:まぁ、あれだよ……燃やされて(「Burn」)、スーパーナチュラルになって良くなるんだけど(「Supernatural」)、なんか最後バッド・シングで終わる(「Bad Thing」)っていう作品。なんか乗り越えたなって感じだよね(笑)。でも乗り越えたんなら「Good Thing」にしなきゃいけないけどさ! ──Frost Childrenのそういうユーモラスなところって、どこから沸いてきてるものなんでしょう? Lulu:いつも曲を作る時は、笑って楽しくやってるよ。ジョークというわけではないんだけど、スタジオで面白おかしくやってる時のメンタリティって大事。ファニーでクレイジーで馬鹿っぽい、それでいて良いなと思ったことはとことんやる。自分たちの正直なところを出すのが大切だよね。 春ねむり:そう、二人のウィットに富んだところやユーモラスなところが好きですね。私はシリアスなところが多いし、ユーモアは足りない要素だと思うしね。だからこそ二人と一緒にやりたかった。 ──三人で話したことや、共有した価値観は? 春ねむり:イスラエルのパレスチナに対する侵攻に対してNOと言いたいから、そういう曲を作ろうと思ってるという話はした。 Lulu:世界で何が起こっているかということについて、今「Daijoubu Desu」という曲を作ってるよね。 春ねむり:皆が私に大丈夫だよって言ってくれるんだけど、でも全然大丈夫じゃないという気持ちになるよね?って聞いたら、二人が「なるなる」って言ってくれて。そういうところから曲になっていきました。 Lulu:曲を作りながらまだまだ話が深まっていってる最中なんだけどね。エモーションを放ってパンチしているような感じ。輪ゴムを引っ張るようなニュアンスで、会話しながらエモーションを解き放っていってる。 ──今日の春ねむりさんは、凄くグッド・ヴァイブス。Frost Childrenとの制作や会話を通して新たな発見が生まれてそうです。 春ねむり:そうそう。自分の場合、ソロ作品とコラボ作品はけっこう別物で考えてますね。私って意外と愉快なのに、人にはそう思われてない(笑)。ほんとは冗談も言うのになぁって。でも自分の作品では書けないことも、コラボ作品だったらどんどんユニークなことを書けたりするから良い。だからこそ、逆に自作の方ではもうシリアスさを煮詰めていく方向でもいいかなと思ってます。 ──春ねむりさんはこれまでも「個人的なことは社会的なこと」だと言っていて、それが音楽にも常に反映されてきていますが、今回のコラボ作品に詰まっているユーモラスな要素はどのような形で社会とつながるもの? 春ねむり:私は、怒りやフラストレーションから生まれたものを自分一人でシリアスに捉えていくのは得意だと思う。でも一方で、そういうのって人と話している時はまた全然違う形で昇華されるじゃないですか。うざいおじさんがいた時に、友達とは「ねぇねぇ、こんなうざい人がいたんだけどさ」って話せる感じというか。それって、一人ではなかなかそうはならない。それと同じで、コラボだと、「聞いて?」みたいなコミュニケーションができる。「うざい」みたいな軽い言葉も使えるし。曲制作は一人でやるのも好きなんだけど、こうやって他の人と駄弁りながら作るのも楽しいですね。だから自分はいま社交的モード。 ──春ねむりさんもFrost Childrenも、近作ではバンドサウンドの要素が強まってきているように思います。何に導かれているのでしょう? 春ねむり:私はアルバム『春火燎原』を混沌とした色んな要素のミックスで作ったから、最近はEP『INSAINT』で行ったようにもうちょっとシンプルでコアを突き詰めていくモードになってる。引き算でも残る、春ねむりを見てみたい。 Angel:自分たちも2022年に出した『SPIRAL』というアルバムを色んな音楽性のミックスで作ったし、そこからちょうど最近はライブもガンガンやるようなロックな人生を楽しんでいるところ。自分たちの音楽は、ライブに来るハイなオーディエンスにぶちかますような感覚でやってるんだよね。それに、子どもの頃からロックスターになりたいと思ってたから。 ──今作は普段とは違った色んな国のリスナーに届くと思うので、今回のEPを皆さんそれぞれ一言で表現してください。 Lulu:スワッグ! Angel:( ゚Д゚)ハァ? 春ねむり:魂! A chemistry that shoots through the top of the head, a crashing sense of artistry .The duo Frost Children, made up of the Prost siblings Lulu and Angel, who are
2023/03/23
「ツイン・ピークス」のアンディブレナン起用 NYを拠点に活動するLuluとAngel Prostによる兄弟デュオFrost Childrenがニューアルバム『SPEED RUN』のリリースを発表。リードシングル「HI 5」をリリース。AI技術GAN(敵対的生成ネットワーク)を活用したビデオは、Frost Childrenが制作/撮影し、Connor Clarkeが編集とアートディレクションを担当した。プレスショットとシングルアートには、デヴィッド・リンチの「ツイン・ピークス」のアンディ・ブレナン保安官補役で知られるHarry Goazが起用されている。 「”HI 5″は呼吸のようなもので、シンプルなエクササイズであり、全細胞が一体となってお互いを祝福し合う内的勝利のラップ。」 EXUM、Blaketheman1000、May Rio、8485が参加したアルバム『SPEED RUN』はポップ、スクリーモ、ビデオゲームのサンプルの間にリスナーを放り込むようなサウンドの渦となっているとのこと。 Frost Children – HI 5 Label : True Panther Release date : March 22 2023 Stream : https://found.ee/hi-5
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