<点灯> Ⅸ が開催

9/17 PLASTIC THEATER

 

 

札幌PLASTIC THEATERにて、9月17日(火)に<点灯>の第9回目が開催(SPEC→7回目, ft. nonoka→8回目として)。

 

ライブアクトにfastest sea cucumber, Manasikatama, 惣菜部門、DJにmewetaとmai,、映像上映で志伸と豊平区民toyohirakuminが出演。予約はmostin(@mostinfantasy)及び各出演者のDMで受付中。出演者が選んだプレイリストも公開。

 

 

Hint?:

なつやすみ、区役所のチラシ、町内会の派閥、路地裏、まち、創英角ポップ体、

回覧板に書いてあったこと、南北線/東西線/東豊線が一つに交わる日、etc….

 

+*.出演者紹介・♪

 

fastest sea cucumber

 

通称、fscさん。soundcloudで偶然発見した新鋭作曲家です。最初にチェックしたときに聴いた、’best life’がとにかく好きでした。本人曰く、”Kenjiさんの曲を初めて聴いた時に感じた衝動のままに制作した”とのことですが、確かにその影響を感じ取れるようなテイストとなっており、今回の内容を構想する上でのテーマソングのようになっていたことを書き記しておきたいです。

その一方で、‘銭函駅’や現在非公開のいくつかの楽曲は弾き語りで作曲されており、また、最近久しぶりに発表された最新曲’last memory(最後の思い出)’は今まで発表されたどの曲とも違う雰囲気を有していて、楽曲ごとの作風の違いにも驚かされます。今後どのように作風を発展させていくのかがとても楽しみです。

今回同じく京都から現地出演されるManasikatamaさんとは長らくご友人であるとのこと。お二人の故郷であるこの土地で、偶然にもお二人の初ライブが同時に行われるという奇跡。。

今回はなんと弾き語りでのライブとなります?!(予定) 果たしてどうなるのか。必見!

ちなみに、特徴的な名義の由来を本人から聞いたのですが、かなりグッときました。可能なら本人から聞いてみてください。

 

 

mai

 

maiさん!何気ない日常をフィルムに収めた…と語るにはあまりに甘く、同時に剥き出しで淡い、何とも言葉にできない世界を写真として現像し続ける氏が点灯に登場です!

‘Word’ (2022), ‘fortune’(2023)と二つの写真集を制作されてきた氏ですが、身近な風景や過去の事物から砂糖菓子のようなフレッシュを見出す視点が面白い..! ‘Word’のステートメントには「言葉はすべてを表現できない」と書かれてありましたが、言葉にできないからこそ写真を撮っているんだろうなと、写真というメディアそのものの美しさまで考えさせられてしまいます。

DJとしても独特の視座を有しているというか、往年の名曲からインターネットの道端に転がる宝石までを自在にmix。氏のインスタやキーホルダーの、ソース不詳の可愛らしいイメージ群のような、不思議な世界でフロアを包み込む印象があります。

実は氏とイベント関係でコンタクトを取るのは「AVYSS POP-UP STORE in TWLV」(2022)以来で、かなり久しぶりかも?以前氏によるDJの中で、セミの鳴き声が長時間流れた後に坂本龍一さんの’PARADISE LOST’がプレイされて、その流れにかなり感動した覚えがあります。久しぶりに氏のDJを観られるのがかなり楽しみです。写真家としてもDJとしても長らく愛されてきたであろう氏のプレイを絶対見て!

 

https://www.instagram.com/qqqmqi/

 

Manasikatama

 

Manasikatamaさん! fastest sea cucumber(fsc)さんと同時期にsoundcloudで発見したSSWです。この度、故郷である北海道にご帰省されるということで、それに合わせてご友人であるfscさんと共に初ライブを披露して頂きます。

PAS TASTAさんやkabanaguさんなど現行のelectronicから影響を受けたであろう爽やかな楽曲群や音像は、今回のメンバーの中でも随一の清涼感かもしれない…! soundcloudで解放されている楽曲の一つである‘窓には’はオーケストラ要素のある楽曲で、聴いていると何となく細田守監督の映画を観ているかのような気分になります。なつやすみをモチーフの一つにした今回ですが、氏の楽曲を聴くと凄くそれっぽい気分になるので好きです笑。 氏の楽曲を聴いて、皆さんの夏を締めくくっちゃって!そして現在、1st EPをリリース予定とのこと!ライブでも何か演ってくれるかも..?!

 

 

meweta

 

mewetaさん!第二の故郷である北海道にご帰省されるとのことで、今回点灯でDJをして頂けることになりました!

東京は幡ヶ谷Forestlimitで毎週水曜日に開催されている名物パーティー<K/A/T/O MASSACRE> vol.478にご出演された際のDJingが素晴らしくて。非常に振り幅が広く、爽やか且つベースの重い選曲の中で突如繰り出された野崎りこん氏の楽曲が印象的でした。

点灯にも複数回出演してくれている夏至さんとも意気投合してb2b mixを先日リリースされていたように、ユースの中で現在流れている空気感やムード?を氏の選曲からは何故か感じます。一曲一曲が本当にカッコよくて、ブチ上がる。。

最近はDAWでアーメンを刻みまくる日々を送っているようですが、今回はDJの枠組みの中で様々なチャレンジを試みたいとのこと!3deck使用予定!滅茶苦茶してくれ!!

 

 

志伸 (video)

 

志伸さん!K/A/T/O MASSACREへの複数回の出演において、毎回圧倒的な完成度で強い印象を残している氏が、点灯に映像出演しスクリーニング作品を上映してくれることになりました!

どのようにして見つけているのか分からない、youtube上に転がる膨大な量のフッテージを独自の基準で紡ぎ合わせて生まれるスクリーニング作品は本当に本当に素晴らしいです。K/A/T/O MASSACREにて上映された「柳」「GoAstray. 大悲咒.」をまだ未視聴の方は是非ご覧ください。

長年氏のアカウントのdescriptionに書かれてきた「悪意」の一言。それは氏の作風と無関係ではないはずで、何となく、作品の根底には人間の失敗や愚かさに対する志伸さんの静かな眼差しがあるような気がしてなりません。

世界各地の他愛もない生活の様子を収めたフッテージと狂気的な映像が交互に顔を出す氏のスクリーニングは今回にぴったりかなと思いました。この場所で氏に携わってもらえるのが本当に嬉しいです。是非ご覧ください。

 

 

惣菜部門

 

惣菜部門さん!元々は第一回目である点灯Ⅰ(2024.2.6)の出演者でしたが、入院によって止むを得ず出演キャンセルに。そこから長らく鳴りを潜めていた氏でしたが、何と半年を経て復活!ようやく、ようやくこの度点灯に出演して頂けることになりました!初ライブ!

詳しくは点灯第一回目の紹介文をご覧頂きたいと思いますが、ピアノ、ベース、ギターに慣れ親しみながら成長し、高校生の時に楽曲制作を開始した惣菜部門さん。邦ロックに影響を受け日記的に制作される楽曲は、一度聞くと忘れられないものがあります。

一切ウケを狙わないマイペースな姿勢、’アーティスト’感のいい意味での無さは本当に見習いたいし、このイベントを通じて描きたいものが全て詰まっているような気がします。かねてよりごくごく一部の方々から超カルト的人気を博してきた氏の激レア出演をどうか見逃さないでください。

 

 

豊平区民toyohirakumin (video)

 

豊平区民toyohirakuminさん!世界的なvaporwaveの隆盛に対する日本、ひいては札幌からの回答として作品を創り出して人気を博してきた氏が、点灯に映像出演してくれます泣

vektroid氏の別プロジェクト、情報デスクVIRTUALの ‘札幌コンテンポラリー’を聴き、「これって札幌の人が何かしなきゃいけないのでは?」という気持ちに駆られて現在の名義で音楽制作を開始した豊平区民さん。

そうして制作された楽曲には、まるで学園ドラマを観ているかのような、ほのぼのとした世界が広がっています。「きみはひとりじゃない」(2015),「メモリーレーン」(2016)などの作品群に私も含めて多くの方が魅了されてきました。

実は2021年の暮れに「私は此処にいる」というイベントをTWLVで主催した時以来のコンタクトかもしれません。その時は短編映画を2本立てで上映して下さり、twitchで観てくれていた方々が静かで優しい時間に包み込まれました。

今回も映像で参加してくださることになりました。私は最近豊平区民さんがX(ex.twitter)で流しているガレージバンドのカヴァー演奏動画がとても好きで、惣菜部門さんも含め、今回の雰囲気を考える上での重要な要素となりました。作曲家、映像作家など、vaporwaveの一言では到底括ることが出来ないほど多面性を有している氏のコンテンポラリー、受け取ってください。

 

 

woopheadclrms

 

woopheadclrmsさん!岡崎、というか、もはや日本の至宝!!正直私の語彙では到底説明できない程に独創的な活動を展開する作家、woopheadclrmsさんに今回フライヤーを依頼させて頂きました。非常にタイトなスケジュールであったにも関わらず、素晴らしいフライヤーを仕上げて下さり本当にありがたかったです泣

woopheadclrms名義やその他多くの別名義を用いて、何とも説明しがたい美しい音楽を制作する傍ら、自身のレーベル<ukiuki atama>を運営し、若き才能たちを発掘しまくる最狂のディガーでもあるウープさん。

’Asaga Fu An Fumoragu Aria’(2019)や’Meeting Room + Rare Plants’(2017)など、作品はどれも本当に美しいです。自身の感覚で時間と空間を掴んで、切り刻み、再度組み合わせたり、こねたりするかのような、世界をぐにゃぐにゃさせる音楽だと勝手に思っています。

そして、youtube上のホームビデオ収集、’algae’など、身近な場所から楽しみやフレッシュを見出していく天才でもあるのではないでしょうか。今回のモチーフ的に、フライヤーを頼めるのはwoopさんしかいないと思ってオファーしましたが、最高なフライヤーで返してくれて本当に嬉しかったです。

ウープさんのアルバム’Meeting Room + Rare Plants’の中には’Sapporo’という楽曲がありますが(どういう意図?!)、こうして携わって頂けて本当に嬉しいですし、いつか現地に招聘させて頂きたいと思います。

 

https://woopheadclrms.com/

 

おわりに

 

ふと地面に目を遣ると、名も無き一輪のお花が静かに狂い咲いていた。

 

今回だけでなく、全ての回を通してこのような意識のブッキングを試みているつもりです(もちろんそれだけに限りませんが)。つまりは、これを読んでくれている皆様一人一人が滅茶苦茶面白い存在であるということ。

 

そして、こんなイベントが継続できているのは、来てくれたり気にかけてくれる皆さん、出演者の皆さん、そしてPLASTIC THEATER入山さんのおかげです。皆さん本当にありがとうございます。

 

なんか日常に疲れたなと思ったら是非今回も遊びに来てください!宜しくお願い致します。

 

 

点灯

2024.9.17(Tue) 19:30 START

ADV, U23 ¥2,000 / DOOR ¥2,500

AT PLASTIC THEATER

 

fastest sea cucumber

mai

Manasikatama

meweta

志伸 (video)

惣菜部門

豊平区民toyohirakumin (video)

 

FLYER: woopheadclrms

予約: mostin(@mostinfantasy)及び各出演者にDM

 

Plastic Theater…〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西1丁目1−23、1-1-23, Minami5jo nishi, Chuo-ku Sapporo-shi, Hokkaido, 064-0805, Japan

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