変化する世の中に取り残される不安|Zōka To SoragotoがEP『ひかりのないまち』をリリース

街の風景

 

 

作編曲家として活動する内野太斗が、自身初のソロプロジェクト・Zōka To Soragoto(読み・ぞうかとそらごと)を始動。〈KAOMOZI〉より1st EP『ひかりのないまち』をリリース。

 

「不安やそれに対しての無力感が渦巻く街の風景を音としてアウトプットする試み」として制作開始された本EPは、表題曲であり唯一の歌モノであるTr3「ひかりのないまち」を中心に構成されたBotanica / Electronicアルバムとなっている。

 

いつも通りの穏やかな街の風景を表すリフや効果音に呼応するように、感情を表すような音色が随所に差し込まれる。感染症や戦争と立て続けに放送される深刻なニュースや世の中の変化に対して、慣れ切っているようでいて未だにうまく現実感を抱けない自分。不安な気持ち。桜木うみによる切実な感情の光る詞を伸びやかに歌い上げる夢芽のボーカルと、情景描写に徹したインスト2曲のコントラストが眩しくリスナーを照らす時、世の中の変化に取り残されているような焦燥感と等身大の人間の姿が音楽の中にそっと浮かび上がる。Tr3にλがピアノで参加、EP全体のマスタリングはうえだなおふみが担当している。アートワークは〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零による描きおろし。

 

 

 

Zōka To Soragoto – ひ​か​り​の​な​い​ま​ち

Label : KAOMOZI

Release date : August 7 2024

https://linkcloud.mu/93f8b3ca

https://kaomozi.bandcamp.com/album/–87

 

Tracklist

1.あしたの音、都市の風景

2.簡単な暮らし

3.ひかりのないまち

category:NEWS

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