2024/06/29
その先の一瞬と永遠を縫う祈りと光のサウンドスケープ
effeがEP『永遠 / eternal』を〈Siren for Charlotte〉よりリリースする。
『永遠 / eternal』は2000年代エレクトロニカとPCゲームを初めとするセカイ系の物語などに影響を受けた、一瞬と永遠を編み、形而上的な存在を叙述するように、脆い思春の時間を縫い留める、祈りと久遠の遠泳音楽/エレクトロニカ。
─effe とレーベルによるコメント─
Siren for Charlotteからeffe『永遠 / eternal』をリリースします。2000年代エレクトロニカ、IDM、セカイ系、ノベルゲーム。思い返せばそれらは全て極めて美しい感傷と、リリカルな情動、箱庭のように美しい、だが歪んだ側面も同時に抱える世界、という共通項を持った、同文脈であるという事以上に同時代的な、ひとつの審美眼、美的感覚、美意識がひとつと水脈として流れるような運動であった。そして、それらは現在進行系のカルチャーとして息衝いている。ひとつは、広範な意味での音楽や物語の潮流として。もうひとつは、effeの音楽として。祈りは何処へ届くのか。この瞬間は本当に瞬間であるのか、永遠の一欠片ではないのか。この時間は、我々が必ず通過してきた、脆く鮮やかな時間は過ぎゆく河であるのか、それとも、永遠という結晶になり得る清いエレジアであるのか。
「僕たち二人の存在理由を、示す祈りは何処にあるのか?」
思春の憂いや惑いが、美しい想いが、祈りになる瞬間としてこの音楽は成立している。清らかなエレジアと感情に満ちたこの時間に、濁るこの世の穢土は存在しない。ひとりの人物が抱える、美しさと感傷についての、脆い人間の季節についての、祈りについての形而上学。瞬間と永遠を縫い留める、確かな音楽の経験を、effeさんによる高い達成を是非ご体験下さい。
──Siren for Charlotte
2000年代エレクトロニカとPCゲームをはじめとしたセカイ系の物語
この2つは未分化だった私の心に大きな衝撃を与え、世界の見え方を変えました
一瞬と永遠
形而上的な存在
広がるイメージは創作の礎になりました
これらは私にとって懐かしむものではなく今も追い求める”美しさ”として現実の対岸に在るのです
創作の旅は続きます
彼女との出会いを夢見て
──effe
effe – 永遠 / eternal
Label : Siren for Charlotte
Release date : June 29 2024
https://eneiongaku.bandcamp.com/album/eternal
01.全てから / from everything
02.虹彩 / iris
03.無限 / ouroboros
04.暗渠 / opaque
05.祈り / inori feat.終末うにこ
06.無へ / to nothing at all
category:NEWS
tags:effe
2024/04/27
2024年に問うBreakgaze kinoue64のEP『半永久機関』が〈Siren for Charlotte〉よりリリース。 『半永久機関』はシューゲイズと初音ミク、ブレイクコアの蜜月としての新しい音楽、”Breakgaze”であり、遠景を夢想した果てにある、“何もない永遠の世界”における二者の美と悲しみの頌歌である。これまで数々のMikgazerと言うべき作品をリリースしてきたkinoue64という作家が、2024年という時代に問う、シューゲイズの新しい形。 ─作品コンセプト─ 辿り着く場所、何もない永遠。──kinoue64 ─レーベルによるコメント─ Siren for Charlotteからkinoue64『半永久機関』をリリースします。シューゲイザーが様々な感情や想いを飲み込む底のない器であるなら、この作品は恋い焦がれた遠景の先が”なにもない永遠の世界”である事を知った”君”と”僕”の、kinoue64の美しく顕れた激情を飲み込み、大きく育った鮮やかな花だ。シューゲイザーとブレイクコアの蜜月である。そして、この速度は永遠を超えて、感情を統べるエーテルの海にたどり着くだろう。kinoue64さんの高い達成をお聴き下さい。 ──Siren for Charlotte kinoue64 – 半永久機関 Label : Siren for Charlotte Release date : April 27 2024 https://eneiongaku.bandcamp.com/album/–4 Tracklist 1. 半永久機関 2. 辿り着く場所 3. 遠い世界 4. 物語 5. 記憶の欠片
2025/03/08
Lord Flufflordの展示のオープニングパーティ 3月21日(金)より、代官山にあるギャラリーLaid Bugにて開催されるヴィジュアルアーティストLord Flufflordの展示『Broken Flowers』の開催を記念したパーティー『永遠の行列 (Eien no Gyōretsu) – Eternal Parade』が3月18日(火)CIRCUS TOKYOにて緊急開催。 オークランドよりEvaora Unlimitedが緊急来日し、VMOがEXTREME STROBE LIGHTS KILL ALL SETで登場、変名トップシークレットユニットSKINMANSOFTなど、個性豊かなアーティストがこのパーティーに集う。 『永遠の行列 (Eien no Gyōretsu) – Eternal Parade』 ART OPENING CELEBRATION & eternal March birthday ceremony of Lord Fluff Lord 2025年3月18日(火) @CIRCUS TOKYO START 17:00 CLOSE 23:00 前売 ¥3,000(D別) / 当日 ¥3,500(D別) 出演: -B1 FLOOR- VMO a.k.a. Violent Magic Orchestra(Never Sleep) Evanora Unlimited(Oakland,USA) SKINMANSOFT(Top Secret Unit) TRYCE(IT/Berlin) Ikke(上海Antigen) HADA(AR/Berlin) DJ Oanka(PL/Berlin) -1st FLOOR- Taro Aiko(ENDON / M.A.S.F.) hohetoy hinaruko DJ MEMAI ΔexΔt>h/4Π NEWきんぎん チケット予約 https://u.livepocket.jp/zz97g3
2025/05/09
沈黙と余白のうちに宿る祈りのような、小さな祝福の記録 音楽レーベル〈Siren for Charlotte〉より、神奈川県出身の作家Asami TonoによるEP『Paints』がリリース。ポスト・クラシカルやエレクトロニカの余韻をまとい、還る場所と始まりの気配を音に託した作品。声は語らず、ただ気配として、聴く者の記憶と風景にそっと触れていく。沈黙と余白のうちに宿る祈りのような、小さな祝福の記録。 以下、Asami Tonoコメント 普段、ピアノと歌の弾き語りなどを多く制作しているため、Siren for Charlotteさんが掲げている「遠泳音楽」、ポストシューゲイズをつくることはわたしにとって大きな挑戦でした。はじめにイメージしたのは空、海、森など色彩の濃いモチーフだったため、まっさらなカンバスに絵の具を塗っていくように音を重ねていけたらと考えました。澄んだ青、霧のように漂う紫、みずみずしい緑など、色の中を泳ぐような心持ちで音を探し重ねていった楽曲たちです。 ──Asami Tono 以下、Siren for Charlotteコメント ピアノと言葉が静かに寄り添い、夢の縁で音楽を紡ぐ気鋭作家。 神奈川の、名もなき朝の湿度のような気配のなかから、Asami Tonoの小品がひとひらの影のように立ち現れる。 それは音のかたちをした余白。 どこかで途切れた記憶の縁をなぞるように、ポスト・クラシカルやエレクトロニカ、ミニマリズムの残響を仄かに連れながら、名指しえぬ領分へと音は溶けていく。 海、空、森。 ひとはそれらに還り、また始まりを迎える。 その気配を綴るように、この作品は色と色のあわいに生まれる揺らぎを、何かに定めることなく描いていくのである。境界はおぼつかず、輪郭は呼吸のたびに失われ、やがて聴く者のなかに、それぞれの静かな風景として息づいている。 声は語るものではなく、気配としてそこに在る。 まなざしのように、あるいは遠い記憶の層に沈んだ微光のように。 望郷の影、呼びかけを失った祈り、ひそやかな別れの手つき。それらは音として名を持たず、森の奥深く、ふたたび芽吹く命の傍らに、ささやかな祝福として静かに置かれている。 沈黙のうちに響くものだけが、ほんとうに届くのかもしれない。 – Asami Tono – Paints Label : Siren for Charlotte Release date : May 9th 2025 https://eneiongaku.bandcamp.com/album/paints Tracklist 1. Azure 2. Navy 3. Iris 4. Viridian 5. Rainbow 6. Beige
mado、egg eye、OMEGA参加
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PC Musicの10周年記念イベントでの録音
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シングル「INSIDE MY DREAM」のMV公開 more