2024/03/27
夢から醒めても沢山の出来事を思い出せるように
佐々木虚像が〈KAOMOZI〉より2枚目のEP『目を覚ましたら』をリリース。
「自分の人生は全部夢なんじゃないか」と思った瞬間に、夢から醒めた時にたくさんの出来事を思い出せるように書いたメモ、というコンセプトでパッケージングされた7曲は、ポップさの中に一抹の寂しさが混じった宛先不明の手紙のような作品。
自分の内側にある感覚をそのまま純粋にアウトプットした前作から打って変わって、沢山のものに影響されてみようと思って視野を広げて制作したという本作。部屋の丁寧な情景描写や穏やかな平行世界のような音世界には、シンプルだが心を打つポップサウンドが一段階前進したような印象を受ける。
アートワークは前作に引き続き、〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が担当。
佐々木虚像 – 目を覚ましたら
Label : KAOMOZI
Release date : March 27 2024
Stream : https://big-up.style/L0BpQqBooF
Bandcamp : https://kaomozi.bandcamp.com/album/–82
1. Another Room
2. 安全のために
3. collapse
4. 揺蕩う信号
5. 幽霊
6. 目を覚ましたら
7. 壊れた空を見ています
category:NEWS
tags:佐々木虚像
2023/07/08
現実と非現実の境界線を求めて。アニメの顔。 現役高校生、佐々木虚像による初EP。17歳の誕生日にちなんでリリースされた本作は、「アニメのキャラクターが現実に来てしまったら」という世界観の中で制作された。佐々木の楽曲は基本的に穏やかな曲調の中に身体がどろりと溶けるような質量と不安定さをもった音が明滅することが特徴。その実メロディはポップすぎるくらいにポップで、ミニマルなリフレインが蟲惑的に我々を攪乱する。 YMO、ノベルゲーム、P-MODEL、映画「パプリカ」などからの影響を多分に語り、自身も音楽以外にイラスト/映像制作などマルチな技量を持つ佐々木。そんな彼女の初作品は、「絵の世界って輪郭に線があるじゃないですか。現実に自分には線がないのに、どうして景色と分かれてるんだろう」という幼少期の疑問からスタートした、自分と自分の外側を接続するもの、夢/現実の境界線、間隙への考察が、歌詞や音像のあらゆるところに散りばめられている。制作に機械音声を多用することも相まって、輪郭をコラージュしているようかのような曖昧なポップネスが、わたしたちの周りを楽しげに飛び回る。 アートワーク、映像はレーベル〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が担当。リードトラック「理科の授業があった日」のMVは、リリース日の夜20時に公開予定。 佐々木虚像 – めたふぃくしょん(-_-)zzz Label : KAOMOZI Release date : July 8 2023 Stream : https://linkcloud.mu/ea2da991 Tracklist 01.理科の授業があった日 02.明滅する現 03.諤昴>蜃コ縺励※ 04.昨日を
2023/09/02
14組参加 先日VRChat上の特設ワールドとYouTube Liveのバーチャルフェス「KAOMOZI FES 2023」の開催を発表したばかりのインターネットレーベル〈KAOMOZI〉が発足1周年を記念したコンピレーションアルバム『kaomozi compilations vol.02』をリリース。 レーベルよりEPリリースをしているうえだなおふみ、佐々木虚像、零進法、山下憶良などのほか、今回はエンジニア・hikari togawaによるJ-POP確立以前の音楽を再現するプロジェクト・ナナビットや、姫乃たまへの楽曲提供やガールポップDIGで知られるSSW・佐藤あんこ、郊外と音楽に対する考えをポップスに昇華した作品を〈OMOIDE LABEL〉などから発表する鮭とばSKTBらが参加 マスタリングはうえだなおふみが担当。〈KAOMOZI〉のアートワークはオーナーの駒澤零が手掛けているが、今回はアニバーサリーということでインドネシアの人気イラストレーター・soyatuがイラストレーションを手掛けた。レーベルのキャラクター「カオモジちゃん」がポップでキュートなタッチで描かれた。 VA – kaomozi compilations vol.02 Label : KAOMOZI Release date : September 2 2023 Stream : https://big-up.style/9fWb0KPQZG Tracklist 1. 佐々木虚像 – virtual image 2. 鮭とばSKTB – 海市蜃楼 3. KAT – SOCIAL VIRUS 4. 理科 棚 – 信号 5. 零進法 – 【無料】最新版 Ver0.5 6. satoruohno – napping in double time 7. 駒澤零 – 光の綿 8. ナナビット – past items 9. うえだなおふみ, towa..
2024/06/19
「意識=存在」という顚覆しがたい強靭な連続性を繰り返し切断したい 自分の意識があることに対する不快感、意識=存在という強靭な鎖から抜け出すためにはどうすればいいのか?夢の中の自分自身のような、全く別の制御不可能な自分に変貌したいという欲求はバトラーが語るジェンダーのパロディのように前向きな意味で実現できないのか。 pppppfffffuuuuuiiiiiが初となる音源集で表現することを試みたのは、音楽という形態によって提示された「自分の意思によって自己の存在形式を自己創造する方法」だった。意識を失うことは、存在が中断されてなお存在が連続している時間と考えることができる。なるべく多く意識を失いたい、恣意的にその時間を提供するために音楽はどうあるべきなのか。飛び交うリズム、駆け巡る音の波が我々の意識を、身体を、攪乱する。シンゲリ、アフロポリリズムなど様々なジャンルを横断的に取り入れて作られた「死ぬ瞬間」の音像は、視界がホワイトアウトしていくような音楽体験をリスナーのもとに齎す。 ジャケットイラストは〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が担当。トレイラー動画、MVは映像作家のNiとの共作で制作されている。デジタルリリースと同時に7月下旬にリリースするフィジカル版の予約をBandcamp上でスタート。通販では特典としてポストカードがもらえるほか、6/24(月)の「TACHISM vol.3」会場でCD予約した場合はpppppfffffuuuuuiiiiiオリジナルサンプルパックと弾き語りを収録したCDRがもらえる予定。 pppppfffffuuuuuiiiii – 毛布’in Label : KAOMOZI Release date : June 19 2024 https://linkcloud.mu/edc0afe0 https://kaomozi.bandcamp.com/album/in 1. 蛆の門 2. 降る燕 3. 尸 者 肉 屋 4. 毛布in’ 5. -0g 6. !’¨’..∵×*”¨’^*+..o0OO0o..+*^’¨”*×∵..’¨’! 7. 煤の手紙
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内省的空気と身体性ハイブリッド
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00年代インスパイアハイブリッドギャルモード more