2024/03/22
尺八とコンピュータで呼応する
1990年代に佐渡での村松流尺八との出会いをきっかけに尺八奏者として演奏・即興を始めた福島麗秋。彼の息子であり、リアルタイムなコンピュータ処理によって奏者との対話的かつ未知なる電子音響の可能性を探求する福島諭。
今作は新潟の父と子からなる親子ユニットの記録として綴られた初のアルバム作品。深い息遣いをみせる身体的な尺八の演奏をコンピュータで分解・加工処理で即時応答し、現在に過去を進行形で重ね、未だ見ぬ新たなる音像を多層的に創出していく。過去と現在、身体と機械、分解と構築、間と動作、作曲と即興。相反するふたつの事象/現象を行き交い、やがてその境界線で根を張り、まるで艶やかで柔らかな花びらが開花するように、電子音響レイヤードは凛と美しく、未来へと眩しい輝きを放っているかのようである。
アーティスト:福島麗秋 + 福島諭
タイトル:Inter-Others
レーベル:Experimental Rooms
フォーマット:LPレコード(DLカード付)
カタログ番号:№ 4 (流通番号 ERLP-004)
リリース:2024年5月15日(水)
作品詳細:
http://www.experimentalrooms.com/label/no4.html
https://experimentalrooms.bandcamp.com/album/inter-others
+ 初版限定300部
+ ライナーノーツ:三輪眞弘
+ コメント:長嶋りかこ
+ カバー写真:吉原悠博(吉原写真館)
【トラックリスト】
A1. 《#33》(2021)
A2. 《 I 》尺八とコンピュータのための(2022)
B1. 《主題と変奏》尺八とコンピュータのための(2023)
B2. 異なる時空における即興 (2022)
category:NEWS
2020/11/18
12月20日発売 新潟を拠点に、これまでにGigi Masin 、Visible Cloaks、Inga Copelandなどの海外アーティストを招聘してきたイベント「Experimental Rooms」が、レーベルラインを始動させる。 リリース第一弾として、地方都市〈新潟〉に暮らす音楽家10組によるそれぞれの「アンビエント」を題材に、2020年に現存する新潟の音楽と人を記録する為に制作されたコンピレーション・アルバム『Ambient Waves From Niigata』のリリースを発表した。 SNS上で作品を連発する気鋭「メビウス」、尺八とコンピュータによる親子ユニット「福島麗秋+福島諭」、唯一無比の金属美を誇る「能勢山陽生」、そして過去にタージ・マハル旅行団で活動してきた伝説的存在「長谷川時夫」、Living Roomとして活動してきたTatsuya Saitoによる新プロジェクト「DJデザート」など、同じ新潟でも異なる年代・キャリア・活動領域を前提に多種多彩かつ新潟環境を根底とした音楽家たちが集結。カバー写真も含め作品を構成するものすべてが新潟の人々の手によって創られた、正に"オール・クリエイテッド・イン新潟"な1枚。 VA – “Ambient Waves From Niigata” Label : Experimental Rooms Foramt : LP + DL code / LTD. 200 Release date : 20 December 2020 Traccklist 1. 田口雅之/ドリズル 2. パル/シェル1.5 3. AM-F7/ザ・ワーニング・ムーン 4. 渦/ニウギニ54 (パプア) 5. 能勢山陽生/対立物の統一 6. 福島麗秋+福島諭/《・ / : 》 (2008-2020) 7. DJデザート/トゥンバ・レラ・レラン 8. メビウス/クラウド 9. 鎌田悠/セイカ 10. 長谷川時夫/波 カバー写真:吉原悠博 Bandcamp : https://experimentalrooms.bandcamp.com/ 作品詳細:http://www.experimentalrooms.com/label/no1.html
2021/01/27
3月13日開催 新潟を拠点に、これまでにGigi Masin 、Visible Cloaks、Inga Copelandなどの海外アーティストを招聘してきたイベント「Experimental Rooms」が、レーベル第一弾として昨年12月にリリースしたコンピレーション・アルバム『Ambient Waves From Niigata』は、地方都市〈新潟〉に暮らす音楽家10組によるそれぞれの「アンビエント」を題材に、2020年に現存する新潟の音楽と人を記録する為に制作された作品。 同じ新潟でも異なる年代・キャリア・活動領域を前提に多種多彩かつ新潟環境を根底とした音楽家たちが集結し、カバー写真も含め作品を構成するものすべてが新潟の人々の手によって創られた今作は話題を呼び、初回プレス200枚が予約完売。現在追加の100枚がリプレス中であるとのこと。 そんな今作の発売を記念したイベント開催が決定。作品に収録されている音楽家10組中の8組のライヴ演奏、そしてDJに1組が一夜に集い、ショーケース的に演奏を披露されるとのこと。「新潟」という地域が生み出した個性豊かな音楽を楽しんでみてはどうだろうか。 experimental room #33 2021年3月13日(土) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 スタジオA 開場17:30/開演18:00 (終演21:00予定) 入場無料(予約制/定員65名) 出演: 田口雅之 PAL AM-F7 能勢山陽生 福島麗秋+福島諭 MEVIUS 鎌田悠 長谷川時夫 DJ: JACOB 詳細 : http://www.experimentalrooms.com/events/33.html VA – “Ambient Waves From Niigata” Label : Experimental Rooms Foramt : LP + DL code / LTD. 200 Release date : 20 December 2020 Traccklist 1. 田口雅之/ドリズル 2. パル/シェル1.5 3. AM-F7/ザ・ワーニング・ムーン 4. 渦/ニウギニ54 (パプア) 5. 能勢山陽生/対立物の統一 6. 福島麗秋+福島諭/《・ / : 》 (2008-2020) 7. DJデザート/トゥンバ・レラ・レラン 8. メビウス/クラウド 9. 鎌田悠/セイカ 10. 長谷川時夫/波 カバー写真:吉原悠博 Bandcamp : https://experimentalrooms.bandcamp.com/ 作品詳細:http://www.experimentalrooms.com/label/no1.html
2023/01/11
残響40秒超の特殊環境 2022年某日、コンピュータ音楽のパイオニア的存在の米国出身作家=Carl Stoneとプリミティヴで独創的な電子音を放つ音楽家兼美術家=池田謙が新潟・新発田市の山奥に位置する「内の倉ダム」に招かれ、電子音楽の新たな可能性を模索するためにひっそりと非公開演奏された音楽実験の記録。 中空構造のダム内部は高さ・奥行きとも約40mにもおよび、それ自体が巨大な共鳴装置ともなり、両名の電子音が無限に反響されながら空間を埋め尽くしていく。そこに水滴音、足音、会話、物音などあらゆる音たちも奏者として加わり、絶え間ない反響音と対峙しながら協奏され創り練り上げられていく電子と残響のフィルハーモニック・オーケストラ。 Carl Stone & Ken Ikeda – DAM Label : Experimental Rooms Format : LPレコード(DLカード付) Release date : March 24 2023 http://www.experimentalrooms.com/label/no3.html https://experimentalrooms.bandcamp.com/album/dam + 限定300部 + ライナーノーツ:小沼純一 + カバー写真:吉原悠博(吉原写真館) Tracklist 01. Core 02. Body Clock 03. Belief 04. Kekkan
受け手の自由に寄り添う作品
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