映画体験のグレードダウンを計る|「(the late show with) memoir」開催

4/19 東新宿LOVE TKO

 

 

神宮前BONOBO、幡ヶ谷FORESTLIMIT、落合SOUPとヴェニューを移しながらパーティーを重ねてきた我々メモワール。第5回目となる今回は東新宿のバー「LOVE TKO」にて開催します!”映画体験のグレードダウン”をテーマに、カナダの映画作家Kurt Walkerの2020年作「s01e03」の国内初上映(在独のグラフィック・アーティストMiki Nigoによる日本語字幕付)を中心に据え、”深夜のホームシアター+DJパーティー”を皆さんに楽しんでいただければ嬉しいです。4/19(金)22時より朝まで!新宿(の中心から少し外れたところ)で朝まで時間を潰したいという方、是非気軽に遊びに来てください!

 

Text by Kenji

 

 

’s01e03’ FILM by Kurt Walker (2020)

 

今回のメモワールで上映する映画「s01e03の作者であるKurt Walkerはカナダの映画作家です。エクスペリメンタル・フィルムのオンライン・プラットフォーム「Kinet」に所属しており、この「s01e03はKinetで2020年に発表された作品となります。仮想空間における愛をテーマとした本作。あくまでも偶然のタイミングであり、公開された当時の世相(=パンデミック)を踏まえている訳ではないのですが、”見えない感情”についての話は誰もが似た経験がありそうだし、特に20〜30代の世代には親近感のあるテキストのテンションや交信が印象的で、公開当時、先の見えない不安を感じていた自分としては本作の不思議な温度に妙な安心感を覚えたことを思い出します。実写とオンライン・ゲーム等のグラフィック、パソコンやスマートフォンの画面のスクリーン・ショットがナチュラルに混ざっているところも凄く現代的で、難解なストーリーということでもなく、’私の(私たちの)話’の感覚がそこにはあります。あぁ、こういう時ってあるよね、あったよね、みたいな。Kurt Walkerにパーティーで上映したい旨を連絡したところ二つ返事でOK!メモワールにも出演してくれたことのある在独のグラフィック・アーティストMiki Nigoによる日本語字幕で国内初上映をします。

 

 

’s01e03’ FILM by Kurt Walker (2020)

 

またVLOGでは4人のアーティストがさまざまな国での暮らしや滞在の様子を10分程度の映像日記としてまとめたものを上映します。グラフィック・アーティストのmisotownはカナダ(留学)、ファッション雑誌「miniskirt」を始めたNatalia Panzerはポルトガル、イラストレーターのtaro usamiはドイツ、etherメンバー/DJのYiqing 逸青は中国といった具合なのですが、当日日本に居るのはYiqing 逸青のみであり、メンバーのうち3/4が現地不在となります。プライベートの解放という表現でありながら当人はそこに居ないという、近いようで遠い距離感が「s01e03にも通じるものがありそう。特に、柔和な質感の世界を作り「アドベンチャー・タイム」をこよなく愛するmisotownと、アニメからの影響を感じさせキュートなキャラクターを色鮮やかに描き上げる作家のtaro usami、この二人が作るVLOGは実写とグラフィックやアニメーションが交差する内容となる予定で、「s01e03との親和性も非常に高い気がします。映画音楽のmixも発表しているNatalia Panzerは親交が筆者と深いのでポルトガル生活(アメリカから移住してる)がどんな感じか気になるし、いつも先進的な取り組みをしているetherのYiqing 逸青は無邪気に掲載するインスタの写真とかが毎回かっこよくて、”映像”として観てみたいなと。

 

こんな感じで映画と映像にある程度のイニシアチブを持たせることを念頭に置いている今回のメモワールにおいて、パーティーとしてDJはあくまでそこに付帯する関係性であるのと、LOVE TKOが小規模なバーであることを踏まえると、身体的(ダンス)な方向性の音楽よりはじっくりと聴く姿勢がこの場所には似合うかもと思いました。

 

そんな小難しいことも考えつつゲストを招聘。昨年筆者が主催するmixシリーズ「BLUE XP」に寄稿してくれた大阪の映像デザイナー・ayane、美しい絵を描くペインターかつ個人的に身体の温度を感じる音楽家・mado、映画関係のアートワーク等デザインも多く手掛けその文化に造詣の深いDJ・pootee、氏が足を運んでいるイベントの豊潤さが以前から気になっていてDJも面白そうなので聴いてみたくなった・tupuda。そしてレジデントは心からパーティーを楽しむナイスガイ・Kenshi、筆者でありオーガナイザー・Kenjiです。以上、計6人のリスニング色強めで慣れていたり慣れていなかったりするDJを楽しんでください。

 

フライヤーはVLOGも担当するmisotown(モチーフはサボテン水晶で、それが空に浮かぶ不思議な写真が貼られた部屋のグラフィックを作ってくれた!謎かわいい)、ティーザーはDJとして出演するayane(職業としても映像制作をしており今回がDJデビュー!出演する時間帯がちょうどいいらしい)、そしてサポートにLOVE TKOのスタッフであり写真家のyukari(今回使用するスクリーンはyukariの私物で今回のメモワールが開催できるのは氏のおかげ!)といった陣容。

 

バランスや意識の(ちょっとした)反転、言葉にしづらい関係性や距離、春らしさとも言える温度感。「s01e03」という不思議な映画を拠り所に、LOVE TKOという素晴らしい環境の小箱で朝までの数時間を過ごせたらと思います。お待ちしています!

 

 

(𝙩𝙝𝙚 𝙡𝙖𝙩𝙚 𝙨𝙝𝙤𝙬 𝙬𝙞𝙩𝙝) 𝙢𝙚𝙢𝙤𝙞𝙧

2024 APRIL 19TH (FRI) 22:00 – 05:00

DOOR: ¥2,000+1D

AT LOVE TKO, HIGASHI SHINJUKU

 

𝗙𝗜𝗟𝗠

‘𝐬𝟎𝟏𝐞𝟎𝟑’

Kurt Walker

CAN/US, 57 mins, 2020,

subtitles by Miki Nigo

 

𝗩𝗟𝗢𝗚

10 mins × 4

misotown 🇯🇵✈︎🇨🇦

Natalia Panzer 🇵🇹

taro usami 🇩🇪

Yiqing 逸青 🇨🇳

 

𝗗𝗝

50 mins × 4

60 mins × 2

ayane

Kenji

Kenshi

mado

pootee

tupuda

 

𝗙𝗟𝗬𝗘𝗥

misotown

 

𝗧𝗘𝗔𝗦𝗘𝗥

ayane

 

𝗦𝗨𝗣𝗣𝗢𝗥𝗧

yukari

 

※本会では開かれた雰囲気を目指しながら「映画体験のグレードダウン」をテーマとしています。’深夜のホームシアターパーティー’に音楽が付属している感覚でお楽しみください。

 

※ 𝗙𝗜𝗟𝗠ではカナダの映画作家Kurt Walkerが2020年に発表した作品『s01e03』を、在独のグラフィック・アーティストMiki Nigoによる日本語字幕付きで上映します。誰もが一度は経験のある、手触りのない、見えない愛情についての話。

 

※ 𝗩𝗟𝗢𝗚では4人のアーティストが世界各地で撮影した生活または滞在の様子を上映します。人と空間の関係性や距離感を曖昧にする試み。パーソナリティを知らないとしても感じる親近感がどう会に作用するのか見てみましょう。

 

※会場のLOVE TKOは副都心線「東新宿」駅B1出口のすぐ近くにあります。

 

建物外部でのたむろ等については近隣の迷惑になりますのでお控えください。会場入口への階段が休憩スペースとなります。喫煙は階段および室内でも可能です。

 

※受付はバーカウンターとなりますので、確実にエントランス料のお支払いをお願いします。会計後の再入場料金はかかりません。

 

memoir https://www.instagram.com/memoir.party/

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