欠陥がある高貴な織物音楽|Torn Hawkの『Through Force Of Will』が拡張版復刻

夢見る余地を増やす為に劣化させる

 

 

Luke Wyattは自身のインストゥルメンタル・ヒプナゴジック・ギター・プロジェクトTorn Hawkのことを、”織り目に欠陥があり、ほつれた高貴な織物音楽 “と表現している。

 

10年の時を経て、2014年の『Through Force Of Will』のループするビート、汚れたシンセ、ざらざらしたフックは、忘れ去られて久しい80年代のヒーロー映画のエンディング・クレジットのアンセムのように、より豊かな配役となっている。

 

ワイドスクリーンニューウェーブ「I Am Returning」やバギーサイケデリア「Palace Racket」から、細切れニューロマンティシズム「Streets On Fire」やガラスシューゲイズ「Blindsided」まで、曲は勝利と弱さ、高鳴るソロとテープのヒスを融合させている。Luke Wyattは、曲の忠実度の低さと “歪んだエッジ “を “意図的なレース “と表現し、”夢見る余地を増やす “ために輪郭を汚し、表面を劣化させている。

 

この2024年記念盤には、25分の未発表ビンテージ・ボーナス音源が追加され、エコーに浸ったリフ、スモーキーなシンセフーガ、燃え盛るテクノイド・ロックなど、「エラーと圧縮」というTorn Hawkのヴィジョンを広げている。この音楽は、リスナーを “孤独の洞窟 “から “自己愛の円形闘技場 “へと導くというLuke Wyattの使命を永遠に追い求め、自由奔放に、そして負けずに、湧き上がり、憧れ、燃え上がる。

 

 

Torn Hawk – Through Force Of Will Decade Anniversary Edition

Label : Not Not Fun

Release date : April 5th 2024

Artwork by Luke Wyatt

https://valcrondvideo.bandcamp.com/album/through-force-of-will-decade-anniversary-edition

 

Tracklist

1. I Am Returning

2. Damage With Jeremy Irons

3. Palace Racket

4. Hutchison

5. Streets On Fire

6. A November Mission

7. To Overthrow

8. Through Force Of Will

9. Blindsided

10. Big Dark Night

11. Forging The School’s Psychologist’s Weapon

12. NC-17 School Supplies

13. The Core With Aaron Eckhart

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