2024/02/07
KAOMOZIより
宅録を中心に音楽制作するSSW・Tiroruが、≪KAOMOZI≫より4曲入りのEPをドロップ。
2023年の夏以降の個人的な精神の不調を癒すための、箱庭療法的に作られた歌の集合、またはそれによって作られた物語をテーマにした作品集。音世界には音楽を作り始めてから一貫したテーマと語る流動する「季節」の美しさやそのための時間、空間、自然や他者を内包するためのノイズが彼なりの美学として立ち上がる。
アートワークはトラックメイカー/写真家の永瀬が手掛ける写真と≪KAOMOZI≫オーナーの駒澤零のイラストのコラボレーション。ECMの現代ジャズを彷彿とさせるパッケージデザインは、静謐で二元的な世界観を表現している。
・Tiroruコメント
「箱庭」は非常に不思議なものであると思います。
わたしたちにとって無意識の空想であり、究極的に実存を表す世界の中で、わたしは世界の住人であるわたしを視る存在にもなることができます。それは箱庭の外側にいるという感覚を持ったまま、箱庭の中で生かされているわたし自身を見ている、という強烈な違和感です。
わたしが望むのはわたしを空想に閉じ込める箱庭からの脱出ではなく、そうした違和感からの逃避です。そのためにわたしは、箱庭の外側で生きながら、内側も旅する必要がある。この作品集は「旅」そのものであり、思索や決意の表明でもあるのです。
『汽笛の海』はわたしがわたしだけの季節や時間、海、都市、動物、食事、眠りを抱えながら生存するための、希望の作品集です。
Tiroru – 汽笛の海
Label : KAOMOZI
Release date : Feb 7th 2024
https://big-up.style/jojoRDsOkg
https://kaomozi.bandcamp.com/album/–77
Tracklist
1. 煙
2. 水
3. 点滴の庭
4. 旅行
category:NEWS
tags:Tiroru
2021/07/07
トラックメイカーAPが改名 1998年生まれ愛知出身のトラックメイカーAPが、W.ANNA.Wに改名し、Tanukineiri Records傘下の〈=uu=〉より新曲「Don’t」をリリース。 母親の影響で幼少期から聴いていたビョーク、エンヤなどがルーツとなり、音楽による癒しを求めて制作しているというW.ANNA.W。教育と心理を学びながら音楽を自己表現として始めたW.ANNA.Wによる新曲「Don’t」は、自身の声やエレキギターに、エレクトロ要素を組み合わせた楽曲。未来を始めるための導きのように、ダークで実験的、フロアにも対応する。 W.ANNA.W – Don’t Release date : 7 July 2021 Stream : https://big-up.style/zeVE88bNV9
2024/08/28
「8&8..」のMV公開 MIX/マスタリングエンジニアとして活躍する傍ら、自身もラッパー/プロデューサー/DJとして多角的に活動する音楽家・Sarenがシングル『Five Star Freestyle / 8&8..』をリリース。アートワークはHajime Matsuoが手掛けた。 「Five Star Freestyle」はクラウドラップやpluggnbの気怠さ、レゲトンの輪郭を巧みに抽出したダウナーなラップソング。明確に愛を歌うでもなく、世界にアゲインストするでもなく、自身の心象風景を日記のようにリリックに記録しマンブルラップの不明瞭さで覆った。同曲のMVは8月21日より先行公開中。ディレクションはアートワークと同じくHajime Matsuoが手掛けた。 「8&8..」も前述の「Five Star Freestyle」と同じく、日記のようなテイストでSarenが巡った日々の記憶と感傷をリリックに封じ込めたダウナーなナンバー。ビートを構成するのは自身の持ち味でもあるストリートな力強さと内省的なアンビエンスが同居した緻密な音の粒の数々であり、アッパーに突き抜けはしないものの奥底に揺るがない強さを感じさせるトラックとなった。同曲のMVも本日19時より公開中。 一対となる二曲のいずれにおいても、Sarenは記憶それ自体ではなく「思い出し方」に焦点を当てた。Thugを軸とするHIPHOPの美学から飛び出しつつも、その単語に含まれるHugを大切にしているとのこと。 Saren – Five Star Freestyle / 8&8.. Release Date : August 28th, 2024 Stream : https://linkco.re/YCFdDvPF Tracklist 1. Five Star Freestyle 2. 8&8..
2021/04/21
4ADより photo: Nhu Xuan Hua サウスロンドンを拠点にするシンガーでチェリストのLucinda Chuaが〈4AD〉と契約し、2nd EP『Antidotes 2』のリリースを発表。 『Antidotes 2』は、2019年に自身のレーベル〈秀燕〉よりリリースした『Antidotes 1』の姉妹作品であり、続編にあたる。自身のサウンド・ボキャブラリーを拡大させ、意識と潜在意識の間を刺激するようなテクスチャーは、お互いに混ざり合ってから消えていく。『Antidotes 1』が、Lucinda Chuaが自分の音楽のために景色を作り上げたものだとしたら、『Antidotes 2』はその中で彼女が生きているものだという。 今回、発表に合わせてEPの冒頭の楽曲「Until I Fall」の映像作品が公開。William Kennedyが映像を手掛けている楽曲は「再生と、立ち上がるための内なる強さを見つけること」をテーマにしている。 ノッティンガムの大学でフォトグラフィーを専攻していたLucinda Chuaは、音楽制作の選択科目を受講し、実験的なトラックを制作してオンラインにアップロードしたところ、アメリカのレーベル〈Kranky〉に発見された。やがて彼女は、チェリストとストリングス・アレンジャーとしてStars of the Lidのツアーに参加し、最初のバンドFelixでは2枚のアルバムをリリース。Felix解散後、ロンドンで数年間過ごし、チェロの実験的創作をスタートさせた。それらの実験は、2019年のデビューEP『Antidotes 1』に反映されており、静かなソングライティングと広大なテクスチャーのサウンドスケープが特徴的を持っている。リリース後には、FKA twigsの『Magdalene』ツアーのライブバンドにもメンバーとして参加している。 4ADのサイトでは『Antidotes』の1と2、両方の楽曲を収録したスペシャル・ヴァイナル・エディションの予約スタート。こちらは8月13日に発売される。 Lucinda Chua – Antidotes 2 Label : 4AD Release date : 7 May 2021 Pre-order/Pre-save : https://lucindachua.ffm.to/antidotes2 Tracklist 01 Until I Fall 02 An Avalanche 03 Torch Song 04 Before
受け手の自由に寄り添う作品
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SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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