2023/12/06
人間の声の詩、言葉によって伝えられる精神、心、
アメリカの電子音楽デュオGeorgiaと、日本のヴォーカリスト/プロデューサーDoveのコラボレーション作品『Air from Air』が12月22日に〈エム・レコード〉よりリリースされる。現代ベースミュージック等の分野にヴォイスワークの可能性を拡張し未踏の領域へ進出する新音楽。
『Air from Air』は、人間の声の詩、言葉によって伝えられる精神、心、魂といった精妙なものを、現代の電子音楽技術の魔術的な仲介によって変化させ、強化し、抱擁する。この特異なパートナーシップは、Doveが呼吸するように発する言葉が、音節ごとに、またはフレーズごとに、修正され、拡大され、揺り動かされ、祝福されるオーディオ詩のコレクションである。GeorgiaはDoveの声を思慮深く強調し、電子回路のエーテルを通して呼吸と空気を変化させ、意味を解体しながらも、逆説的に言葉と音楽の両方の新しい意味を明らかにする。日本語を理解するリスナーは、これらの雰囲気の中に意味の雲や星座を見出すだろうし、Doveの母国語を理解しないとしても同じ雰囲気の中に純粋な音節音響の喜びを見出すだろう。現代音楽のパイオニアたちが電子音楽やサウンドアートにおける人間の声の可能性を追求した試みの、まったく新しい延長線上にある作品と受け止める者もいるだろうが、『Air from Air』はむしろ現代のベース・ミュージックやその他の分野にまで拡張された、まだ名付けがたい音楽の未踏の領域への進出となるかもしれない。LP版はDLカード付き、ディスクはBioVinyl使用。
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アーティスト:ジョージア&ドーヴ (Georgia + Dove)
アルバム題名:エア・フロム・エア (Air from Air)
フォーマット:LP / Digital
カタログ番号:EM1209LP
制作発売元:エム・レコード (EM Records)
発売日:2023年12月22日(金)
マスタリング・カッティング:Anne Taegert at D&B
装丁:近藤さくら
=LP版仕様=
+ BioVinyl™ 使用
+ DLカード付き
+ シュリンク封入+ステッカー
https://emrecords.bandcamp.com/album/air-from-air
Side A
1) 07.09.1521 – Heat of the Cheek
2) 10.10.2002 – Your Feet
3) 30.07.1845 – This is Bee Wine
4) 13.02.2078 – I’m Looking Down at Me Sinking
Side B
1) 26.01.1981 – Floats
2) 01.08.1940 – One Stories
3) 25.12.1892 – Stormy Vacation
4) Goodbye
本LPは、CO2排出量ゼロ/100%循環リサイクルできる画期的な新素材<BioVinyl™>を使ったリリースになります。新素材で製造コストが少し高くなり価格に反映することになってしまいますが、どうか恒久使用を目指してご理解・ご支援お願いいたします。
category:NEWS
2021/07/30
異なる背景、異なる人生の物語 独創的なヴァイナルオンリーのDJセットを行なってきたプロデューサーHéctor Oaksは、ベルリンの中古レコード店「The Record Loft」での勤務を経て、Bassiani、Herrensauna、Possessionなどのクラブやイベントでレジデントを務め、国際的なテクノシーンにおいてその存在感を示している。 Coco-Palomaはクラシック音楽の世界で活躍するミュージシャンを両親に持ち、ベルリンで育った18歳のシンガー。15歳のとき、彼女はクラブに忍び込んで自分の物語を描き始めた。様々なDJやプロデューサーとコラボレーションを経て、今作がデビュー作となる。 Héctor OaksとCoco-PalomaによるコラボレーションEP『No Hay Mañana』は、Héctor Oaksのレーベル〈KAOS〉と、ベルリンのバーチャルクラブ&レーベル〈Club Qu〉(FKA Club Quarantäne)との共同リリースとなる。発表に合わせてベルリンのフィルムディレクターJonas VahlによるMVが公開。 Coco-Palomaは、1歳のときにミュンヘンからベルリンに引っ越している。街が最もクールでヒッピー的な喧騒の中ではなく、建設中だった時代。世界を旅するクラシック音楽家の両親を持つCoco-PalomaがフェイクIDを持ってテクノパーティーに忍び込み、ベルリンのハウス&テクノクラブblankを自分の安全な場所と呼ぶようになったのは、15歳のときだった。Coco-Palomaの音楽への愛は、電子音楽の聖域の壁の中だけで生まれたものではないかもしれないが、Héctor Oaksのネオレイヴ/ハードテクノ愛と出会い、共存することでその世界が拡張した。 「もし明日がないなら、なぜあなたは同じような行動を取るのか」という問いかけから始まる今作。Coco-Palomaの歌はポップミュージックとしての側面も垣間見せ、マントラのような反復スタイルは、脈打つビートと共に奇妙な世界に身を置く感覚を強める。Coco-PalomaとHéctor Oaksは、自分たちの曖昧さを見せることを恐れず、EP全体を通して世界は常に変化する。これは文化と創造の坩堝の美しさであり、異なる背景、人生の物語、経験の美しさを反映している。 「私たちは繋がり始め、孤独を忘れ、明日がないように生きていく」 Héctor Oaks X Coco-Paloma – No Hay Mañana Label : Club Qu / KAOS Release date : 20 October 2021 Pre-order : https://hectoroaks.bandcamp.com/album/no-hay-ma-ana-2 Tracklist 1. A1 INTRO 2. A2 NO HAY MAÑANA 3. A3 DANGER FOR YOU 4. B1 CHASING HIGHS 5. B2 PLAYER THREE Composed & Produced by Héctor Oaks Lyrics &
2020/07/30
8月28日リリース 先日のBoiler Roomでもレーベルショーケース的な配信を行なった上海のレーベル/コレクティブ〈SVBKVLT〉から、レーベルメンバーの1人Goooooseと、ベルリン拠点にするShigeru Ishiharaによるプロジェクトで、ゲームボーイブレイクコアレジェンドであるDJ Scotch Eggとのコラボレーション作品『JAC』が発表。 2019年のNyege Nyege Festivalで出会った2人は、COVID-19が本格的に世界に拡大する直前の今年1月に上海でレコーディングを行なったという。収録曲にはウガンダのMC Swordman Kitalaのボーカルをフィーチャーした「Goose Egg Dub」や、〈Hakuna Kulala〉を主宰し、東アフリカを代表するエレクトロニックプロデューサー Slikbackのリミックス、Seven OrbitsとTSVIによる共同リミックスも収録。 Gooooose & DJ Scotch Egg – “JAC” Label : SVBKVLT Release date : August 28 2020 Bandcamp : https://svbkvlt.bandcamp.com/album/jac Tracklist 1. JAC 2. Dengrouse 3. Goose Egg Dub feat. Swordman Kitala 4. Aphids 5. Rolex 6. Altered Destiny 7. JAC (Slikback remix) 8. Altered Destiny (Seven Orbits & TSVI remix)
2024/01/19
アートワークはKensei Yabunoが手掛けた Lootaが2024年初のシングル「Eternity feat. Dove」をリリース。 フランスのプロデューサーBrodinskiに加え、〈Warp〉からのリリースやLady Gagaのリミックスなど多彩な作品作りで知られるデトロイト出身のアーティストJimmy Edgar、現在はベルリンを拠点に活動する日本人シンガーDoveとのコラボレーション。アートワークはKensei Yabuno、Creative DirectionはKiriが手がけた。 Loota, Brodinski & Jimmy Edgar – Eternity feat. Dove Release date : January 19 2024 Artwork by Kensei Yabuno Creative Direction by Kiri Stream : https://orcd.co/eternity_loota
第1弾としてANORAK!とillequalによる「Re:Re:」がリリース
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