2023/07/11
バーチャルリアリティーの概念的な探求のプラットフォーム
CALM & PUNK GALLERYにて7月22日~8月6日に開催されるグループ展「ZOR」。JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraの3名によるバーチャル・リアリティとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を代表とするその周辺のテクノロジーをどのように解釈し、表現の素材としてどう扱うことができるのかをテーマとした展覧会となる。その関連イベントとして、FORESTLIMITにてライブパフォーマンス/DJのパーティー「ZOR」と、CALM&PUNK GALLERYにてトークショー「VRの言葉と、私たちについてVol.2」が開催。
「ZOR」のテーマである「バーチャル・リアリティーの概念的な探求のプラットフォーム」を基軸にしながら、音楽や語りを通して、表現の模索と、コミュニティーの形成を目指す。8月1日に開催されるFORESTLIMITでのパーティーでは、4組の音楽ライブパフォーマンスアーティストと、2組のDJが出演。3DCGを中心に、映像、サウンド、パフォーマンスなどマルチ・メディアを通して作品を制作するJACKSON kaki。自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声などをサンプリングしてビートメイキングを施すtoiret status。「意識しないと気がつかないが近くに突如存在していたオブジェ音」をテーマに新譜を米Orange Milk Recordsからリリースが決定したKoeosaeme。人工システム内の主観的時間などをテーマに研究し、アート/音楽作品を発表するItsuki Doi。DJは、歌謡などの身体の周辺にある音楽から、ノンビート・エクスペリメンタルな選曲をするpnnikin。現代的なSNSや映像、イメージとの距離を測りながらサウンドへと昇華するDMT。以上の6名がFORESTLIMITの一夜を作り出す。ライブアクトによる緊張と、DJによって作られる緩和の二つの波によって、サウンド・身体・空間が多重に変容を生み出す。
8月5日に開催されるCALM & PUNK GALLERYでのトークショーでは、JACKSON kakiが主催となり、2名のゲストを迎えて「バーチャル・リアリティーの概念」についての対談を予定されている。東京藝術大学映像研究科メディア映像専攻に在籍しながら、VRのメディア研究と制作を行う伊藤道史。ボーカロイドを経由し、電子音楽とポエトリーを越境するProducer / Singerのuku kasai。昨年7月に開催された「VRの言葉と、私たちについて」から約1年経ち、日々変化する私たちのVRとメディア環境が、自分たちの表現や想像力にどのように影響を与えているのか、そして私たちの生活とテクノロジーの言葉はどのような関係があるのかなど、美術や芸術の領域から語り合い、未来に向けて想像力を働かせる。
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イベント名:ZOR
日時:2023/8/01(火)19:00 START
会場:Forestlimit
TICKET DOOR 2000 JPY + 1Drink
LIVE:
Itsuki Doi
toiret status
Koeosaeme
JACKSON kaki
DJ:
DMT
pnnikin
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イベント名:VRの言葉と、私たちについて Vol.2
日時:2023/8/05(土)17:00-18:00
会場:CALM & PUNK GALLERY
入場:無料
GUEST:
伊藤道史
uku kasai
HOST:
JACKSON kaki
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展覧会名:ZOR
参加作家:JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petra
会期:2023/7/22(土)〜 8/6(日)13:00~19:00
開廊:水曜日 ~ 土曜日、最終日曜日
休廊:日曜日 ~ 火曜日
入場:無料
Direction : JACKSON kaki
Co-Direction : 李静文
Planning cooperation:山本倫太朗
会場:CALM & PUNK GALLERY
東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
アクセス:
乃木坂駅から徒歩8分
六本木駅から徒歩15分
広尾駅から徒歩15分
H P:calmandpunk.com
Instagram: calmandpunkgallery
category:NEWS
2023/06/27
7/22 – 8/6 CALM & PUNK GALLERY CALM & PUNK GALLERYでは、2023/7/22(土)〜 8/6(日)の会期で、JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petraの3名の作家によるグループ展「ZOR」が開催。 バーチャル・リアリティとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を代表とするその周辺のテクノロジーをどのように解釈し、表現の素材としてどう扱うことができるのかをテーマとした展覧会。 3DCGを中心に、映像、サウンド、パフォーマンスなどマルチ・メディアを通して作品を制作するJACKSON kaki。自身が鑑賞した映画や音楽、プレイしたゲーム、フィールドレコーディングした音声などをサンプリングしてビートメイキングを施す toiret status。アニメーションやヴィデオゲーム的風景を用いて映像作品を制作するSzemán Petra。3人はバーチャル・リアリティーを構成するテクノロジーを素材としながら、多様な解釈や表現を生み出し、周辺の環境とメディアを巻き込むことで、オルタナティブな概念や環境を作り出す また、CALM & PUNK GALLERYの展示以外にも、会場内外でのイベントや、バーチャル空間における実験的な取り組みが企画されている。展示アーティストのみならず、すべての人が「バーチャル・リアリティー」について対話することができる場の創造を試みる。 展示について 2023年6月。Apple社から新型ヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」が発売されることが決まりました。その製品は、ARやMR、XRなどの言葉を使わずに「空間コンピュータ」として掲げられました。私たちを取り巻く「バーチャル・リアリティー」の環境は言葉の扱い方によって変容しています。 例えば、メタバースやサイバースペース、アバター、仮想など。人によって概念や解釈が異なる捉えられ方をしています。これを私は一つの面白さだと感じています。バーチャル・リアリティーは、多くの人にとって未知との遭遇であり、私たちはその存在に対して、時には恐れたり、喜んだり、歩み寄ったり、離れたりして、距離感を探っています。 そのようなバーチャル・リアリティーと、私たちの見えない関係性について探求すべく「ZOR」というプロジェクトを立ち上げます。ZORという言葉は無線用語で「点だけを送信してください」という意味です。3DCGのデータを構築する最小の単位は「Verticle(頂点)」であり、三次元空間では目に見えない仮想の点です。その仮想の点が繋がっていくことによって、線と面が作られ、バーチャル・リアリティーは構築されています。データの集まりに、私たちは何を想像することができるでしょうか?このプロジェクトを介して、美術に捉われず、音楽や文学、演劇、デザイン、映画など、さまざまな領域における芸術が、どのようにして「バーチャル」や「メタバース」といった「言葉」を扱ったり、イメージが形成されているかを収集し、そこからバーチャルやテクノロジーと人間の関係性を広げたり、新しい可能性や解釈を民主的に構築し、未来に向けて継続的なプラットフォームとなることを目標とします。 – 展覧会名:ZOR 参加作家:JACKSON kaki、toiret status、Szemán Petra 会期:2023/7/22(土)〜 8/6(日)13:00~19:00 開廊:水曜日 ~ 土曜日、最終日曜日 休廊:日曜日 ~ 火曜日 入場:無料 Direction : JACKSON kaki Co-Direction : 李静文 Planning cooperation:山本倫太朗 会場:CALM & PUNK GALLERY 東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F アクセス: 乃木坂駅から徒歩8分 六本木駅から徒歩15分 広尾駅から徒歩15分 Mail:calmandpunk@gasbook.net H P:calmandpunk.com Instagram: calmandpunkgallery
2021/07/30
展示/パフォーマンス、上映会、トークショー、DJ 5G、メタバース、VR、AR、AI。 我々の生活に浸透するテクノロジーと、拡張するメディアデバイス。 複製技術、メディアの迷信。 多層化するレイヤー、シミュラークルとシミュレーション。 3DCGを中心にVR/AR、映像、インスタレーション、ゲームなどのさまざまなメディアを経由した作品を制作するアーティストJACKSON kakiは、コロナ禍での「K/A/T/O MASSACRE」の配信を1年行い、モニターを通してさまざまな瞬間を伝達してきた。今回は、「K/A/T/O MASSACRE」との初のコラボレーションとして、JACKSON kakiによるショーケースパーティー「K/A/K/I MASSACRE」が開催。 メディアテクノロジーの発達による複製と死に関するVRインスタレーション作品の展示をはじめとし、それに紐づくパフォーマンスの披露、自身の活動について過去作品を中心に上映会と解説のトークショー、そして最後は2時間のDJ。 全員観てくれ。 —————— 8/4 (wed) 【K/A/K/I MASSACRE】 12:00~24:00 door : DM for detail Twitch https://www.twitch.tv/novo_kato Suggested fee: ¥1000~ https://www.paypal.com/paypalme/NOVOkato Exhibition / Talk / Perfomance / DJ:JACKSON kaki
2022/01/11
会期:2022年1月31日 – 2月4日 渋谷のナイトクラブContact Tokyoを舞台に、コンピューター・デジタルテクノロジー誕生以降を生きる様々なアーティスト/オンラインプラットフォームが参加したグループ展「Imaginary Line」が開催される。 1月31日から5日間行われる本展示は、JACKSON kakiキュレーションのもと、alpha_rats、荒井優作、Hana Watanabe、小松千倫、ritsuko、浮舌大輔、羊喘兒、YUSUKE WASHIMIといった作家に加えて、ポストエクスペリメンタルミュージックにフォーカスしたプラットフォームMizuha 罔象や、ArcaのDiscordサーバーから発展を遂げたチャリティコンピレーションシリーズMUTANTS MIXTAPEとAVYSSのコラボレーションスペースも設置。 また、最終日となる2月4日にはAVYSS主催のパーティー「AVYSS Imaginary Line」も開催される。展示とパーティーの詳細は後日発表。 CONCEPT 「Imaginary Line」は、クラブ「Contact Tokyo」を舞台とし、コンピューター・デジタルテクノロジー誕生以降を生きるアーティストをキュレーションした展示企画です。 クラブは夜間を中心に営業をし、音楽を楽しむ社交の場として存在してきました。しかし、昼間の時間は稼働しておらず、スペースとして空白の時間が生まれているのが現状です。その空白の時間に、展示企画を開催し、ギャラリーとして活用させることを試みています。 クラブのギャラリー活用の例は新しくはありません。その一つが、ドイツ・ベルリンのクラブ「Berghain」が代表的です。コロナ禍で、クラブの営業ができない状況のなかで、ギャラリーとして使用し、踊らない人たちが集いました。 また、今回のキュレーターのJACKSON kakiは昨年、渋谷のライブハウス「WWW」を 3DCGスキャンし、バーチャル化させたWWWを舞台に3 組のアーティストとともにイ ンスタレーションを 3DCG 空間上に制作し、映像出演によるアーティストのライブ配信イベントを開催しました(AVYSS GAZE)。 本展示では、過去の例を踏まえて、クラブ/ギャラリーの垣根を超えたオルタナティブな空間を創造するべく、さまざまな形式の作品を展示しています。 Imaginary Lineでは、個人のアーティストのみならず、インターネット上のプラットフォームも作家として展示に参加します。そこに共通するのは「コンピューター・デジタルテクノロジー以降の感覚」です。 私たちは、私たちが生きる現実に対し、コンピューター/デジタルテクノロジーによって構築された空間 / メディアを仮想空間と見立てるようになりました。仮想とは、仮に想定することを指します。現実には存在しないものをコンピューター/デジタルテクノロジーによって、レンダリングさせ、あたかも存在するかのように私たちはイメージを構築させています。同時に、そのイメージをインターネット上のプラットフォームを介し、流通させることが容易となっています。物理的非制約性、発信の拡張などの仮想空間ならではの利便性に対し、現実としての私たちが生きる社会は、さまざまな制約や不便性と共生しています。 しかし、その制約や不便性は、仮想空間上に再現することは容易ではありません。それこそが、現実が現実たる理由であるとも考えられます。 そんな現実で生まれた感覚に焦点を当て、キュレーションされた作品が集います。 – JACKSON kaki 展示タイトル:Imaginary Line 会期・時間:2022年1月31日(月) – 2月4日(金) 1月31日(月) 9:00 – 23:00 2月1日(火) 9:00 – 23:00 2月2日(水) 9:00 – 23:00 2月3日(木) 9:00 – 23:00 2月4日(金) 9:00 – 15:00 会場:Contact Tokyo 観覧料:FREE + 1Drink Order A-Z AVYSS × MUTANTS MIXTAPE alpha_rats 荒井優作 Hana Watanabe JACKSON kaki 小松千倫 Mizuha 罔象 ritsuko 浮舌大輔 羊喘兒 YUSUKE WASHIMI Instagram
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