
2023/06/15
連続リリース企画第二弾

森、道、市場2023のオープニングアクトを飾ったことも一部から話題を集めたユニット・BBBBBBBが、連続リリース第二弾となるシングル「SHIN GOD」をリリース。アートワークはG.R.D.Vが担当。
「デコンストラクテッド・スカム」をイメージした本シングルは、BBBBBBBの持ち味であるVICTORY感を残しつつ、さらに未知の方向性へと突き進むかのような勢いを感じさせるエフェクティブなビートが特徴的。カップリング曲として32秒の「FIRE 〜Wish You Were Here(Short Ver.)」と46秒の「LOVE」も収録。今後さらにリリースされる新たな作品の予感を想起させる。
また、BBBBBBBは先日都内某所にて完全新作となるMVの収録も敢行。まだ全容は明かされていないが、想像や共感の斜め上を行くサイケデリック・スカム・ムービーとして水面下で制作が進んでいる。
BBBBBBB – SHIN GOD
Release date : June 15 2023
Stream : https://linkco.re/VaeaRZTv
BandCamp : https://bbbbbbb1.bandcamp.com/album/shin-god
Tracklist
1. SHIN GOD
2. FIRE 〜Wish You Were Here(Short Ver.)
3. LOVE
category:NEWS
tags:BBBBBBB
2024/05/29
河川敷にて夕陽を背に製作した青春アンセム 愛知県岡崎市を拠点に活動するVictory HardcoreトリオBBBBBBBが、SNS上で特異な存在感を放ち続ける孤高のラッパー徳利を客演に招いたシングル「夕陽 (feat. 徳利)」を5月30日にデジタルリリース。 SNSを通じて共鳴し合った二組が河川敷にて夕陽を背に製作した青春アンセムとなっている。プロデュースは西園寺流星群。アートワークは澤が手掛けている。 – BBBBBBB – 夕陽 (feat. 徳利) Release date : May 30 2024 Produced by 西園寺流星群 Artwork by 澤 Stream : https://linkco.re/cE2tzQ7z Bandcamp : https://bbbbbbb1.bandcamp.com/track/feat
2023/05/08
生後3ヶ月の甥っ子バイブス 愛知県岡崎市を拠点に活動するVictory Hardcoreユニット・BBBBBBBが最新シングル「OH SAWAGI」をリリース。アートワークはG.R.D.Vが担当。リリースにあわせてMVも公開。 本シングルは、コンポーザーとして独自の世界観を披露する西園寺流星群が「生後3ヶ月の甥っ子のバイブス」に触れた体験を経て生まれたハイエナジーな楽曲。某J-ROCKアンセムの馴染み深いリフに乗せ、乳児期の人間全てが持つ止め処無いエネルギーを表現した。カップリング曲としてイヤイヤ期の制御不能な癇癪をサウンドコラージュ的に表現した「IYA IYA KI」も収録。また、BBBBBBBは本シングルを機に2023年内の連続リリースを計画中。追加のシングルに加え、アルバムの制作も水面下にて進行しているようだ。コロナ禍を経て今もなお続く世界の混乱を平定すべく、岡崎から情熱と愛を届ける。 BBBBBBB – OH SAWAGI 2023.5.8 Digital Release Stream: https://linkco.re/tFtGeDuZ BandCamp: https://bbbbbbb1.bandcamp.com/album/oh-sawagi Tracklist 1. OH SAWAGI 2. IYA IYA KI
2024/03/21
大事なことはアメカジから学んだ 2020年のパンデミック禍にVICTORY化し、以後未踏の地をひたすら突き進み続けるVictory Hardcoreユニット・BBBBBBB。 2022年には1stアルバム『Victory Hardcore』をリリースし、その後2ndアルバム『Positive Violence』を筆頭に複数の作品がフィラデルフィアの〈Deathbomb Arc〉より、Dos Monos以来2組目となる日本人リリースが決定。ほか大規模フェスなどへの出演も重ね。着実にレベルアップを続けてきた。 そんなBBBBBBBが今見据えているのは、プログレッシブ・ロックの圧倒的な技術に裏打ちされた過剰な実験性と、スカムのプリミティブな発散に由来する実験性のミクスチャー。最新作『SHINPI』は、まさにプログレの神秘性に真逆の方向から迫った怪作に仕上がった。 今週金曜に渋谷WWWにて開催されるリリースパーティーにはオシリペンペンズを筆頭に、日本国内でも類を見ないエッジーな表現を展開し続ける鋭いアクトが集った。そんなBBBBBBBは今、何を見聞きし、何を考え、何を(アメカジを)着ているのか。より深化した、誰も付いていけないエクストリームな美学に迫る。 TEXT: NordOst ──前回、約2年前には1stアルバム『Victory Hardcore』がリリースされたタイミングでインタビューさせてもらったと思うんですけど、それ以降飛躍していったような印象があって。あの頃から変わったことはありますか? 西園寺:そんなに環境は変わってないかな。でも、去年代官山UNITで開催された「DOME’23」に出たときは若者から同世代ぐらいまでお客さんがいっぱいいて、みんなスマホのライトをつけてて、何故かBBBBBBBがラッパーみたいな感じになってたんですよね。そのときには「俺らこうなの!?」と思いました。今まではお客さんも顔見知りみたいな感じだったんですけど、全然知らない人が観てくれる機会は増えたのかな? ──BBBBBBBのことを追いかけてる人でなくとも、初めての人をライブの各回で取り込めるようになってきているのかもしれないですよね。 西園寺:そうだと嬉しいっすね。そういう意味では大きいイベントは確かに増えたかも。最初はひかりのラウンジ(*2024年3月末で閉店)かフォレストリミット、AVYSSぐらいだったんで。 ──活動規模が拡大していきましたが、愛知ローカルでの動きはあまり変わらなかったですか? 名古屋にめっちゃ呼ばれるようになったりとか。 西園寺:ほぼまったく無いですね。ちょっと呼ばれそうだったりもしてたんですけど、仲間っしょ? みたいな感じであんま知らない人からたくさんブッキングをもらってよく分かんないから断ってたら…..一切来なくなりました♪ ──これだけ愛知をレペゼンしてるのに(笑)。東海圏の大きなイベントは「森、道、市場」ぐらいだったんですね。 西園寺:全員友達のつもりなんですけど誰とも仲良くないし。相変わらず地元だと澤君としか会ってないよね? 澤:相変わらず。 ──2年経った中でひかりのラウンジ閉店が確定するとか、大きなトピックもBの活動に限らずありましたけど。その影響は大きいですか? 西園寺:powwwerrr(*コロナ禍にひかりのラウンジで始動した主催イベント。現在は終了)も完結したし活動についての影響はないけど、単純に遊ぶ場所が1個減ったなっていう。まぁそこでしか遊んでなかったんで、遊ぶ場所がゼロになりました! ──ファンとしては少しpowwwerrr復活にも期待をしてしまったんですが、そうしようとは思わなかったんですよね。 西園寺:最初はさすがにやっといた方が良いかと思ったんですけど、なんか全然そういう気分じゃなくなっちゃったのでやらなかったですね。別に嫌とかじゃないんですけど。 ──powwwerrrって、だいたいコロナ禍が一番大変だった頃と重なってるじゃないですか。やっぱりその前後でBのモードもかなり変わっていったのかな、と思ってまして。リリースされる楽曲の質感も徐々にソリッドになってますし。心境や作風の変化はありましたか? 西園寺:そのへんはpowwwerrrはあんまり関係ないっすね。2枚目のアルバム『Positive Violence』以降はトラックを結構しっかり作るようになったし、まあ普通にすごい頑張ってたって感じですかね? ──具体的にはどのような作り方になっていきましたか? 西園寺:コンセプトってほどじゃないですけど、『Positive Violence』には一応コンセプトがあって。とにかく1枚目よりうるさいものを作ろうと思ってました。その時期、個人的にすごいグラインドコア~ゴアグラインドとかにハマってて。まあその後プログレにハマったので、今は別にうるさくなくても全然大丈夫なんですけどね。プログレ最高! ──制作中はグラインド、制作終盤以降はプログレですか……。ふたつが融合した『Positive Violence』はX(Twitter)を介してDeathbomb Arcの元に届き、同レーベルからのリリースも決定したわけですよね。 西園寺:そうっすね。音速でリリースが決まってって。きっかけは「SHIN GOD」のMVを没 aka NGS君にお願いしたことで、公開した当初はそんな反響無かったんですけど没君がツイートしたことでDeathbombの人が聴いてくれたみたいで、気づいたらDeathbombファミリーになってました。2日ぐらいで全部の話が決まってったところにグラインドっぽい速さを感じましたね。 ──ツイッタードリームですね。西園寺さん自体、モードの移り変わりがかなり早そうだなと思うんですが、そういう意味では過去の話を今されてもキョトンとした気持ちにはなりそうですよね。 西園寺:まあ嬉しいは嬉しいんですけどね。 ──最近ハマってるものってありますか? 西園寺:引き続きプログレを聴いてますね。あと僕はアメカジにハマってます。なんだかよく分かんない音楽とかは相変わらず好きです。なんとも言えないやつとか結構あるじゃないですか。一応、今まではハイパーとか言われるものとかも聴いてたんですよ。もちろんそこに好きな人とかもたくさんいたんですけど、だんだん聴かなくなってって。 ──理由とかあるんでしょうか? それとも飽きちゃったとか。 西園寺:まぁ飽きちゃったのが大きいですけど、もともとスカムとかが好きだったけど一応作る人間としてなんとなくハイパー追ってた方がいいのかな、って感じで無理して聞かなくていいやと思って(笑)。ハイパー聴いてても別にああいう音像のは作れないし。 ──西園寺さんは一貫して初期衝動感があるものが好きなんだと思ってて。いわゆるハイパーポップの流れが発生したコロナ前夜ぐらいの時期は、とにかく音楽をやってみたくなった人たちが頑張って作っていった感じがあったと思うんですけど、いまは洗練されたというか全体の平均値が上がった感じがあって。衝動的な部分が薄れたのかもしれないですね。 西園寺:最初期の頃って思いついたアイデア全部突っ込むみたいな感じがあって、それが面白かったというか。「別にそんなことしなくてもいいのに……」みたいなことを1曲のなかでいっぱいしてて。でも成熟したのか、当初はアイデア合戦だったのが今は別にそうではないのかな? と感じて。そういう意味では、やっぱプログレってアイデアの宝庫なので最高ですよね。 ──やっぱりプログレなんですね……。あのジャンルって技術的な制限があったなかでどこまで突き抜けられるか、という感じの技術対決のような雰囲気もなんとなくあったような気がします。 西園寺:もう良いとか悪いとかじゃなくて、良くなくてもいいやって感じでアイデアを入れる感じとかがすごい面白いなと思って。本人たちは真剣に良いものを作ろうとしてるんだろうけど、とにかくアイデアを入れちゃうみたいなスタンス自体が面白いな~って感じます。あと単純に変拍子も良いアプローチなんですけど、変拍子って意味わかんないじゃないですか。一定のほうが気持ちいいはずなのに抗う、みたいなのはヤバいっすね。 ──しかも尋常じゃない量の練習が必要じゃないですか、ああいうプログレみたいな音楽って。 西園寺:要するにノリにくい音をわざわざ練習して、人力ですげー時間かけてやってるっていうのがプログレの最高なところで。なんでそんなことしてるの? ってところにグッと来ますよね。あと、プログレって1回しか流行ってないんですよ。それもヤバくて。 ──それはプログレッシブ・ロックが誕生したリアルタイムの時期って意味ですかね? 西園寺:そう、今ってなんでも1回きりじゃなくて大体リバイバルとか起きるじゃないですか。すべてがリバイバルされてく中で、唯一リバイバルされてないのがプログレ。 ──それで言うと、脱線になっちゃうんですけど西園寺さんのソロワークとして、〈Nyege Nyege〉のDUMAのボーカルのLord Spike Heartにビートを提供されてたじゃないですか。アフリカのダンスミュージックって大陸の外の音楽とは全く違うもので、技術がもたらされたのも近年のことなので、アフリカ大陸全体で当時のプログレ的な過剰実験精神が爆発してるからヤバいのかな、と思うんですが。 西園寺:確かにそう言われると、最初のプログレって楽器を始めた人たちが楽器とかバンドヤバい! ってなって始まっていったような気がします。特にヨーロッパ圏のプログレって、もともとクラシックの素養みたいなのがある人がやってるから壮大な感じになっていったと思うんですけど、アフリカの場合だとクラシックの代わりに土着的なリズムがあるじゃないですか。で、DAWヤバいってなっていく中で元から持ってる素質のポリリズムみたいなのがくっついてどんどん変な音楽が出来てるのかもな、って思いますね。まあ全部想像ですが♪ ──Bはそういう意味ではクオリティは向上し続けてるんですけど、最初からやってることは一貫してるし同じように見えて少しずつ変化し続けているのかな、というのが近作を聴いて思ったことで。 西園寺:あえて言うと、ミックスは上手くなったと思うんですよね。きっかけはuamiさんと一緒に曲を作ってみたときなんですけど、お互い同じGaragebandなのでプロジェクトファイルを送ってもらったら全然違ってて。 ──どういうところが参考になりましたか? 西園寺:今まで一個一個のステムを全部真っ赤にしてて。それでもスネアの音とかが小さかったらもう一個トラック作って、同じ音をドンドン追加しまくるみたいな感じでやってたんですけど、uamiさんのプロジェクトに入ってるトラックは全部音がめちゃくちゃ小さくて。 ──じゃあ、今まではマスタリング前から既に爆音だったんですか……。 西園寺:そうっすね。音をデカくしたかったら最後に大きくすればいいじゃん、そのためのマスタリングなんだ~! ってことが初めて分かりましたね。それで『Positive Violence』のときは全部のトラックを絞って、個々の音量をなんとなく微調整してたんですけど。まあ最近は「後から上げるから何でもいいっしょ♪」みたいな感じで逆にミックスが適当になってきてます! ──じゃあ最新作の『SHINPI』は、さらに進化した姿というよりはまた全然違った音像になったわけですね。よりプログレッシブな方向に? 西園寺:むしろ退化してる可能性も全然ありますね。最近はもうイヤホンもしなくなっちゃって。 ──モニタリングとかも特にしないで作ってたんですね……。 西園寺:ほとんどiPhoneのスピーカーでやってます。ちゃんと作ってる曲も一応あるんですけどね。ヘッドホンつけた方がいいだろうとは思うんですけど、まいっか♪ って感じで。 ──今回のEPなんですけど、タイトルが『SHINPI』、つまり神秘じゃないですか。どういった意味が込められてるんでしょうか。 西園寺:プログレですね。 ──プログレなんですね。プログレの神秘に迫る、ということですか? 西園寺:いや、なんか『SHINPI』ってタイトルだとプログレっぽいかなって思って。 ──プログレマニアには絶対持てない視点ですよね。海外の人が日本の昔のV系を「Visual Kei」として楽しむみたいな感じでヤバいなと思います。ちなみに澤くんもプログレモードではあるんでしょうか? 澤:まあ、一応。俺もなんか作った方がいいのかって思ってちょっと素材を提供したりしたっすね。 西園寺:それで一曲作ったり。まぁ今回はいろいろ考えて収録しなかったんですけどね。 ──えっ、収録されてないんですか? 西園寺:してないです! 内容的にはシンセのシーケンスとプログレのギターをサンプリングしたものでした。 澤:まあ好きなとこだけ集めてみて、Bで使えるかなーぐらいの感じで。使われなかったけど。 ──聴きたかったですね……。そんな澤くんも以前からプログレが好きだったと。 澤:もともとお互いプログレは好きだったみたいで、でも共通言語でも何でもなくて。何がきっかけだっけ? 西園寺:MAGMA(*フランス出身のプログレッシブ・ロックバンド)じゃない? 澤:あ、MAGMAっすね。一緒に車に乗ってるとき急に流れはじめて「は? MAGMAじゃん」ってなって。 西園寺:お互いプログレの話なんか一切したことなかったんですけど、その日初めてMAGMAで通じ合いました。澤くんはプログレが全般的に好きなんですけど、僕はいわゆるユーロプログレみたいなやつだけ聞いてて、しかもお互い勝手に独りでdigってたんですよね。ちなみに、その後ひかりのラウンジでも流してたらfri珍さんから「MAGMAじゃん!」って言われました♪ ──ひかりのラウンジってプログレッシブ・クラブだったんですね。 西園寺:建物自体プログレのジャケットっぽいし。 ──『Victory Hardcore』~『Positive Violence』まではおそらくグラインド感重視の感じで、音のラウドさを突き詰めてたところから『SHINPI』に移ったわけじゃないですか。もはやハードとかラウドじゃなくてもいいかなって気持ちではあるんでしょうか。 西園寺:自分的に『Positive Violence』の制作はすごい頑張って、この路線でこれ以上続けてもっとカッコいいものができるか分かんなかったんで、頑張ったしもういっか♪ みたいな感じでした。まあ一応『SHINPI』にもうるさい曲は入れとくか~って思ってたんですけど、それも外しました。ちなみに、その外した曲が澤くんのやつです♪ ──じゃあBとしては『SHINPI』が新しい今のムードではあるという感じなんですかね。 西園寺:なんていうかな、誤解を恐れずに言うと今回は「プログレスカム」みたいなものがテーマだと思ってて。作ってみた結果そんなプログレじゃなかったんですけど、気持ちはプログレっすね。 ──今回は昨年行われた連続シングルリリース時に収録されてたB面の曲みたいな雰囲気のものが多くて、聴いてて不思議な気持ちになりました。たしかに神秘性を感じましたね。 西園寺:まぁ統一感じゃないですけど、コンセプト的には聴いたらなんとも言えない感じになる作品を目指したかも。(聴いた人には)モヤモヤしてほしいっすね。僕、あんまよく分かんない曲がもっと世の中にはあってもいいんじゃないかな? って思ってて。 ──プログレッシブ精神でよく分からない曲を作って出して、リリパを開催するという(笑)。ちなみに、手応え的にはどうでしたか? 西園寺:一曲だけすげー良いのが出来たんですよね。遡ると、『Victory Hardcore』のときに「これヤバい、神の領域に手が届いちゃった!」みたいな曲ができて、それが「GOD」ってやつだったんですけど、『Positive Violence』のときにそれを超えちゃって。それが「SHIN GOD」って曲だったんですが、今回はさらにそれも超えちゃいました♪ ──その曲名って、もしかして? 西園寺:「SHIN GOD 2」です♪ ──タイトルに”2”って付くのもなんかプログレみたいで良いですね。EPは6曲入りでしたが、アルバムにはしなかったんですね。 西園寺:もともと、去年アルバム出したあとに「全然良くないEP作りたいな~」って思いついて。しょうもない、なんとも言えない感じの曲ばっか集めたら面白いかな? って。でも、結果的に8曲ぐらい出来ちゃって、それはもう普通のプログレだなって感じたんで2曲を1曲に無理やりしたりしました。そういう感じで進めてたら、なんかWWWでやることになっちゃって。もっと軽い気持ちで作ろうと思ってたんですけどそういうわけにもいかな くなって、ちょっとだけ頑張っちゃいました。 ──ちなみに、『SHINPI』はプログレ以外だと何に影響されたEPなんでしょうか。 西園寺:そうっすね、今回は没 vs nulの『Revolver』にすごい影響受けてて。エコポップって言うんですかね、ハイパー以降の柔らかいトランスみたいな感じってあるじゃないですか? エコポップをヒップホップの感覚で作るっていう所に可能性を感じて。じゃあスカムの感覚でエコポップを作って、更にプログレ要素も足したら面白いんじゃね? と思ってやってみた感じです。 ──みんなでドンドン聴き込んで、ドンドン微妙な気持ちになっていきたいですね。そんな『SHINPI』のリリパですが、結構独特なブッキングで面白そうだなと思って。人選のポイントとか当日の見どころって何かありますか? 西園寺:一応プログレって感じだしバンドかな、みたいな。微妙に揃うことも無さそうなメンバーだし。ただ、このブッキングを組んだのが去年の秋冬ぐらいだったんですけど、その後いろんなイベントでめっちゃ共演するようになってました♪ ──(笑)。とはいえ、どの出演者も今まさに旬な感じですし、全員かなり独特の表現にチャレンジしてますよね。そういう意味では一貫性があるというか。さらに言うと、オシリペンペンズなんかはこうやって誰かが混ぜないと決してユース層とは交わらない存在じゃないですか。 西園寺:ヘッドライナーって言うとアレですけど、そこを決めるのにすごい時間かかっちゃって。けどさすがに誰も考えてないかなって思って。とにかく、大御所に若者たちをビビらせてほしいんですよね。 ──話を伺ってると、結構納得できるタイプのヤバさというか。イベントの組み方自体にプログレッシブな感覚がありますね。 西園寺:そうかも。ペンペンズって本当にフォロワーが誰もいないというか、誰も別にやろうとしてないことをずっとやってるのが本当に凄くて。モタコさん以外誰もできないようなことを普通にずっとやり続けてるのはヤバいし、それってプログレですよね。 ──ちなみに、これはもし話せたらで大丈夫なんですけど、今回のBは去年のDOME’23のようにロングセットでやるとか、客演をキャスティングするような計画はあるんでしょうか。 西園寺:いや、特には。プリミティブに自分たちの力だけで頑張ってみようかなって感じです。 ──逆に普通にやるプログレッシブ精神。なんというか、関西ゼロ世代以降の感覚が全体に引き継がれてる雰囲気もあって、そういう意味でも面白そうだなと。 西園寺:認識が合ってるか分かんないんですけど、自分たち的には新しいポストパンクの感じっていうか。オシリペンペンズってちょっとポストパンクっぽいじゃないですか? そんなことないか……♪ ──いや、広い意味でのポストパンクとしては考えられそうですよね。よりアウトサイダー的な変さに向かって突き抜けてく感じ含め、やっぱり根底にはカウンター性とか実験精神があるんだなっていうのが。 西園寺:プログレですよね。 ──ハイパー期の反動的な動きでもあるのかな、とか勝手に思ってて。サウンドデザインとかをひたすら追求し続けることが普通になった今だからこそ、人力で実験を突き詰めるアーティストが集ってるような気がします。 西園寺:僕、昔はバンドばっか聴いてたんですけど、次第に全然聴けなくなっちゃって。で、ハイパーポップが始まってからはバンドがミームになっちゃったと思ったんですよね。普通に新しい音楽を聴いてるインターネット世代の子たちがバンドを始めだしたりとか。 ──情報量の多さのなかで全部が並列になってって、そこで再びバンドっていうのが新鮮に聴こえるというか。 西園寺:あと、今ってみんなめちゃくちゃ上手いですよね。昔の音楽を別に悪く言うつもりはないんですけど、それまでは技術的に限られてるなかで突出して上手い人たちがマスロックとかプログレみたいなことをやってたじゃないですか。今の子たちって、なんというか雑多に聴いてるのをまとめ上げるための技術みたいなものが格段に上がってるなって思ってて。全部突っ込んじゃったみたいな感じなのにバランスが取れてて。それはもちろん素晴らしいことなんですけど、やっぱ「何やってんだ?」っていうのが一番面白いんで。 ──そういう他人に理解できない過剰さみたいなものを突き詰めたリリースパーティーになりそうですね。最後、ほかに話したいトピックなどがあればそちらもぜひ伺いたいです。 西園寺:じゃあ、アメカジで! 今、本当にイケてるやつはアメカジ着てるんで。 ──どのタイミングでアメカジの良さに気づきましたか? 西園寺:ずっと憧れ自体はあって。でも今って、東京のイベント行ってもアメカジを着てる若者が一人もいなくて。ってことは今こそアメカジが一番カウンターカルチャーなんじゃないかな? って感じたんですよね。たとえばGジャンとGパンのセットアップでDJとかしたらめっちゃカッコ良いのに、なんでそういうやつがいないんだろう? と思って。あと、結構日本のブランドがアメカジの伝統的なモデルのレプリカとか再現モデルを作ってるんですけど、そういうのを「和メカジ」って言うらしくて。そのワードセンスもかなりヤバいなって思いました。 ──岡山の桃太郎ジーンズ的なやつですかね。 西園寺:そうです。桃太郎ジーンズって名前もヤバいし。でも、ああいうのって信じられないくらい縫製とか素材にこだわって作ってるんですよ。たぶん、たまたまその人たちはデニムの道を選んだんですけど、おそらく楽器を渡してたらプログレをやってたんじゃないかな? って思いますね。 ──もはやオシャレとかじゃない別の美学で成り立ってるというか、その需要とかトレンドと無関係な突き抜け感はたしかにプログレかもしれないですね……。 西園寺:アメカジ好きの人達ってデニムを「根性履き」とか言って半年ぐらい洗わずに着用して、シワの入り方とか色落ち具合を追及したりしていて、最早カッコいいとかオシャレとか関係無くて美学だと思っていて。音楽で置き換えると、やっぱりみんないい曲を求めるし作ろうとすると思うんですけど、僕はみんなの失敗作が聞きたくて。失敗を恐れないとかそういうレベルじゃなくて、もっとガンガン失敗を楽しめばいいのにって思ってるんですよね。どうなってもいいからヤバいと思ったことをひたすら追求する、みたいな。そういう大事なことをアメカジから学びました。 ──アメカジもプログレも過剰な美意識の発露ということですね。ちなみに、今回のリリパでは学ランの第2ボタンが配布されるみたいですが、それは何故なんでしょうか? 西園寺:あれは最初のリリパのときに「第2ボタンかハチマキ配るっしょ!」って話になってたんですけど、当時さすがに第2ボタンはちょっと意味が分からなさすぎるってなって、あとオリジナルの第2ボタンを作ろうとしたらすごい高くなりそうだったんで一回頓挫して。今回は来てくれた人たちによく分かんない気持ちになってもらいたくて、どっかの学校で使われてる「中」って書いてあるやつをチョイスしました。 ──ボタンには桜もあしらわれてますね。なんか、2年前をさらに乗り越える感じが熱いなって思いました。 西園寺:そう。そういうことなんですよ。 ──? 西園寺:とにかく、たぶん神秘的な一日になると思うんで、神秘体験しに来てください! マジで本当に一人でも多く来てほしいです。 ──ということで、察してください。今回はありがとうございました! 西園寺:ヨンキュー♪ タイトル:『SHINPI』 release party 日程:2024年3月22日(金) 会場:WWW 出演:BBBBBBB /
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