2023/04/27
架空OVA、メロコア、百合漫画、etc
ゴキロウチのソロプロジェクトLily Furyが、今年2月にBandcampとSoundCloud上でリリースした1stアルバム『ANTHOLOGY』をサブスクでも配信を開始。アートワーク含め全てをDIYで制作した自主制作盤。
架空のOVAをイメージして制作した24分の組曲的な「International Lily White」や、メロコアの概念を拡張して制作した「High-Pass Filter Kills My Summer」など収録。サブスクでは、ボーナストラックとして「Dandelion Girl」が収録されている。
「本作『ANTHOLOGY』のテーマは、端的に言えば”とにかく好きなもの全部詰め込んだDJ mixみたいなアルバムを作りたい”といったようなものでした。シューゲイズもブレイクビーツもエレクトロニカもエモもメロコアも百合漫画もひまわり畑に佇む白ワンピースの少女も全部詰め込んでやる、そんな意識で制作をしました。もしかすると、中学/高校の頃の私自身が一番聴きたかったアルバムを具現化したものなのかもしれません。青春時代への感傷から抜け出せずにいる同士にぜひ聴いてほしいです。」 – Lily Fury
Lily Fury – ANTHOLOGY
Release date : Feb 5 2023
Stream : https://linkco.re/zzD7n2tP
Bandcamp : https://lilyfury.bandcamp.com/album/anthology
Tracklist
1. Choral “Weiße Lilien für meine Liebste”
2. International Lily White (Part A)
3. International Lily White (Part B)
4. Brocade
5. High-Pass Filter Kills My Summer
6. The Beyond (Parallel ver.)
7. Girls Take Polaroids
8. D-11 [VOICEVOX:冥鳴ひまり]
9. 霧の星で (Parallel ver.)
10. Starfinder
11. Farewell Dystopia
category:NEWS
tags:Lily Fury
2023/08/04
ポスト・ディストピア百合SF ゴキロウチことLily FuryによるEP『Hinemosphere』がリリース。 ミュージック・マガジンやレコード・コレクターズなどで執筆する音楽ライターで、『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』(DU BOOKS)の監修、編集も務める門脇綱生が提唱する新時代に向けた審美眼/コレクティヴである「遠泳音楽」(Angelic Post-Shoegaze)をテーマとしたレーベル〈Siren for Charlotte〉より。 『Hinemosphere』は ”宇宙で行方不明になった有人宇宙飛行線に取り残された、少女とアンドロイドの二者関係についてのSFであり、美しい愛と滅びの物語” というコンセプトを持った、ポスト・シューゲイズ、近未来都市遠景(レーベル共同主宰の門脇綱生が提唱する、近未来の都市性、審美性、 人間の生などの要素を持つ新しい音楽概念)、ポスト・メロディック・ハードコア、ポスト・ロック、 ポスト・インターネット・ミュージックなどの要素をひとつに縫い合わせる新しい音楽で、ポスト・ シューゲイズとThe Spellbound、The Novembers、toeが統合されたような音楽とも言える、とのこと。 ─Lily Furyとレーベルによるコメント─ ポスト・シューゲイズの俊英、ゴキロウチことLily Furyの最新作である『Hinemosphere』を公開いたしました。宇宙で行方不明になった有人宇宙船に取り残されたふたり、人間の少女とアンドロイドが、滅びまでの時間を”あなた”の横顔を愛しながら、静かに消えてゆくまでの物語を抱える、ポスト・シューゲイズとして、近未来都市遠景の音楽としての美しい結晶であり、現代の音楽シーンにおける、もしくは百合を主題として掲げる音楽における、現時点でも類を見ない達成です。ポスト・シューゲイズとThe Novembers、The Spellbound、toeがひとつの音楽の石として交錯し、強い叙情性を持って高密度に展開する音楽。周回軌道から離れた、虚空の果に向かうふたりの物語は、ひとしく彼の音楽の、シーンから見た特異性と比喩的に重なる。美しい、だが滅びの物語としての百合、つまりひとが営むなかでも最も崇高な関係性である二者関係の物語がポスト・ディストピアSFとして響き、ポスト・メロディック・ハードコアとしての熱情、ポスト・ロックへの更新、ポスト・インターネット・ミュージックの最新形、前述したポスト・シューゲイズの幻景を青年の叙情が縫い止め、ひとつの愛の物語として、新しく美しい音楽として響かせる瞬間を是非ご体験下さい。 ──Siren for Charlotte 文学ジャンルとしての「百合」という言葉を聞いた時、ほとんどの人は恐らくGL(ガールズ・ラブ)のことを考えるでしょう。しかし、GL は百合という概念の単なる一側面に過ぎません。親密な関係がそこに見出せるのであれば、その繋がりが友情であれ、血縁であれ、因縁であれ、一様に「百合である」と定義することが可能なのです。つまり百合という言葉/概念は女性同士の多様な関係性の中から、共通に見られる強い感情を発見する営みであると考えることができます。もしこれと同じことが音楽にも言えるとしたらどうでしょう。例えばオルタナティヴメタルやメロディックハードコアやなどの動的な音楽と、ポストロックやアンビエントなどの静的な音楽が完全に平行線であるということは無く、それらを共通の価値観でもって再定義することは可能です。遠泳音楽や近未来都市遠景の概念は、それらから「手が届かないもの」や「存在しない景色/記憶」への憧憬といったイメージを抽出し、見事体系化するに至ったのだと認識しています。本作はそうした音楽と百合の共通部分を意識して制作しました。アンドロイドの少女によるモノローグと、それに追随するかたちで展開される楽曲を通して、彼女たちの歩みを追体験し、自身にとって「存在しない記憶」としての感情の揺らぎなどを想起していただければ幸いです。最後に、本作を形にする上で私自身がイメージとして最も参考にした偉大な詩の冒頭を引用して終えたいと思います。 “愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません。 愛するものが死んだ時には、それより他に、方法がない。 けれどもそれでも、業(?)が深くて、なほもながらふことともなつたら、 奉仕の気持に、なることなんです。 奉仕の気持に、なることなんです。” ──中原中也『春日狂想』より ──Lily Fury Lily Fury – Hinemosphere Label : Siren for Charlotte Release date : August 4th 2023 Bandcamp : https://eneiongaku.bandcamp.com/album/hinemosphere Stream : https://linkco.re/NgruP0HZ Tracklist 1. Introduction for Hinemosphere 2. Hinemosphere 3. Stealth-Raider 4. Lilium Aquarium 5. Down by the Salley Gardens
2025/03/21
ベッドルームドリーム/シューゲイズ兄弟 Christian BaelloとLouie Baelloの兄弟デュオDream, Ivoryがシングル「At Zero」をリリース。様々なジャンルの変遷とYouTubeへのカバー曲のアップロードなどを経て、現在はベッドルームドリームなシューゲイズ/ポップを奏でる。 悲しみに安らぎを見出すことは不健康だが陥りやすいサイクルであり、そのサイクルを表現した曲とのこと。 「自分の感情の赴くままに行動することは、周囲に迷惑をかけながらも気分がいいものです。世の中のことを悪く言うのは楽しい。クリスと一緒に “At Zero” を書いたとき、自分はそういう心境でした。歌詞は典型的で悲しいが、同時にメロドラマ的であることを自覚しているように感じます。ゼロの状態というのは、常に経験するものではない」 Dream, Ivory – At Zero Release date : March 19 2025 Stream : https://dream.ffm.to/atzero
2023/03/23
Omar Sサンプリングの「Times Square」公開 UKのエレクトロニックミュージック・プロデューサー、Jam Cityがニューアルバム『Jam City Presents EFM』のリリースを発表。Clara La San、Aidan、Empress Of、Wetが参加。デトロイトテクノのパイオニアであるOmar Sのサンプルで構成されたリードシングル「Times Square ft. Aidan」のMVが公開。 「このレコードを書き始めたとき、頭の中では18歳で、土曜日の夜、故郷のレッドヒルにあるLiquid & Envyに帰っていました。ロンドンなんて、修学旅行とかで何度か行ったことがあるだけだった。そのときがこの場所だった。Photekの’Mine to Give’のドアをくぐると、まるでStudio 54か何かに入り込んだような気分になる。マンハッタンのスカイラインの壁画がバーにかかっていて、いたるところにネオンがあり、床は安いシャンパンでべとべとになっている。雨に濡れた駐車場で震えながら、私の学校の女の子たちが、ハーレー、ホンダ、ヤマハ…といったレザーに身を包んだ地元のバイカーたちとライターをシェアしていた。」 Jam City – Jam City Presents EFM Label : Earthly / Mad Decent Release date : June 1st 2023 Stream : https://earthly.ffm.to/jamcityefm Tracklist 01 Touch Me [ft. Clara La San and Aidan] 02 Times Square [ft. Aidan] 03 Do It [ft. Aidan] 04 Wild
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