2022/12/23
「my room / my sound」「SEMI MEMORY」
ロフトワーク、Psychic VR Lab、パルコによる共同プロジェクト「NEWVIEW」は、XRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」の受賞作品を発表。
2018年に第1弾をスタート。誰もが3次元空間の表現を手にする近未来を見据え、XRの新たな表現と体験の世界を牽引し得る次世代クリエイターを発掘し、次なるステップへと進むきっかけをもたらすべく立ち上げた本アワード。5年目、第5弾となる今回は「Create a Melting Reality」(溶け合うリアリティを創造せよ。)を掲げ、2022年8月8日から10月31日までの期間、世界中から作品を公募を行なった。
世界14ヶ国155作品(AR:54作品、VR:92作品、XR(ARとVRを併用):9作品)の応募があり、審査員長の宇川直宏氏、Kizuna AI Inc.、Shinichi Osawa(MONDO GROSSO)氏、Lu Yang氏(中国)、yurinasia (ユリナジア)氏、北川一成氏、清水幹太氏 / バーチャルヒューマンのルカ氏、小林大介氏、Nick den Boer氏(カナダ)ら審査員による最終審査会を経て、グランプリをはじめとする各種受賞作が決定。
グランプリに相当するGRAND Prizeは、過去に住んでいた空間を分割し、各空間とそこにまつわる断片的な音から作者の「個人的で曖昧な記憶」を体験できる「my room / my sound」と、さまざまな場所の風景と記憶を合成し、どこにもないがどこかに存在しているかのようなテーマパークへ誘う「SEMI MEMORY」の2作品が受賞。グランプリに相当する作品が2つ選出されたのは初となる。
GRAND Prize受賞者には、新作の制作支援金として最大$10,000 USDを提供、NEWVIEWを象徴するXRアーティストとして、XRシーンでの飛躍をバックアップする。SUPER DOMMUNEでの番組化、2023年のNEWVIEW FESTでの作品披露ほか、NEWVIEWが2023年度にグローバルに展開するさまざまなプロジェクトやイベントで活動、露出の機会を提供予定とのこと。
作品名:「my room / my sound」
作者:IEEIR(アーティストコレクティブ |JAPAN)
以前住んでいた空間を分割し、各空間とそこにまつわる断片的な音から作者の「記憶」を体験できる作品。
URL:https://newview.design/works/my-room-my-sound/
作品名:「SEMI MEMORY」
作者:Adrian Steckeweh | Omega.C(建築家、CG/XR クリエーター |GERMANY, JAPAN)
自分の記憶・経験・知覚に基づいて、郷愁を味わう。さまざまな場所の風景と記憶の合成によるテーマパーク。
URL:https://newview.design/works/semi-memory/
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既存の表現やカルチャーを更新しうる作品が選出されたCOLLABORATION Prize
2023年に、プライズオーナーとのコラボレーションを展開予定
NEWVIEW AWARDSはGRAND Prizeのほか、8つのCOLLABORATION Prizeを用意しており、各プライズの審査員が受賞作品を選出。COLLABORATION Prizeでは、受賞特典として、プライズオーナーとのコラボレーションを通じて、XRによって既存のカルチャーの新たな可能性を切り開く挑戦の機会が与えられる。
■ ULTRA STAGE Prize 2作品
ULTRA STAGE Prizeはキズナアイの声を元に開発された歌唱特化型AIキャラクター「#kzn」(愛称 キズナちゃん)のPrize。受賞アーティストは、2023年2月に予定する「#kzn」のファーストライブのステージ空間演出に参加できる。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「AIAR Gallery 02」
作者:Rory Scott (rksxo) (クリエイティブ テクノロジスト/ アーティスト |US)
AIが生成したオーディオとビジュアルを展示する実験的なアートギャラリー。
URL:https://newview.design/works/aiar-gallery-02/
作品名:「Glyph’s Abyss」
作者:Ardak Mukanova(デザイナー |KAZAKHSTAN)
死にゆく生命の細胞を表現。体験者は細胞に歩いて近づき、彼らを動かす最後の光となる。
URL:https://newview.design/works/glyphs-abyss/
■ULTRA SO SESSION Prize 1作品
ULTRA SO SESSION Prizeは次世代の楽曲制作のアプローチを探求する音楽家、作曲家、DJ、プロデューサーShinichi Osawa(MONDO GROSSO)が、新たなセッションパートナーとしてXRアーティストを選出するPrize。2023年に共に新たな作品制作を行いリリースを予定。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「Draw & drag future instruments」
作者:キンミライガッキ現代支部(アーティスト |JAPAN)
空間に描いたシンボルを認識して、対応した「キンミライガッキ」を召喚でき、演奏できるAR楽器。
URL:https://newview.design/works/draw-drag-future-instruments/
■ ULTRA TOUR Prize 1作品
ULTRA TOUR Prizeは、「RPGレストラン」などで話題になった、複数人で同時に参加できるXRを用いた超初体験なツアープログラム「ULTRA TOUR by STYLY」のコンテンツ制作クリエイターを選出するPrize。世界主要な美術機関や国際アート公募展に作品選出される、著名な学者、実験的なクリエイター、マルチメディアアーティストのLu Yangが審査を行うほか、受賞アーティストとのコンテンツ制作にメンターとして協力。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「Species」
作者:Tomoro Kinoshita(ビジュアルアーティスト |JAPAN)
この施設では多種多様の生物を飼育、研究している。鮮やかな色彩と生物が創り出す美しいVR空間。
URL:https://newview.design/works/species/
■ULTRA MEDIA Prize 1作品
ULTRA MEDIA Prizeは、カルチャーマガジンEYESCREAMが提供するPrize。審査員は世界から注目を浴びるダンサー、コレオグラファーのyurinasia (ユリナジア)が務め、選出アーティストは、WEB記事にてフィーチャー。yurinasiaとのコラボレーション作品制作を予定。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「SEMI MEMORY」
作者:Adrian Steckeweh | Omega.C(建築家、CG/XR クリエーター |GERMANY, JAPAN)
自分の記憶・経験・知覚に基づいて、郷愁を味わう。さまざまな場所の風景と記憶の合成によるテーマパーク。
URL:https://newview.design/works/semi-memory/
■ ULTRA GRAPHIC Prize 1作品
ULTRA GRAPHIC Prizeは、パルコが提案するあたらしいアートマーケット「PARCO PRINT CENTER」が、リアルとデジタルが掛け合わされた新たなアートプロダクト創造を共にするクリエイターを選出するPRIZE。 受賞クリエイターと最適なアウトプット方法を協議の上、PARCO PRINT CENTERで販売するプロダクトを制作。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「face」
作者:大西晃生(アーティスト|JAPAN)
画像、写真、立体造形、絵画…イメージがマテリアルをシームレスに移動した果てを表現した作品。
URL:https://newview.design/works/face/
■ ULTRA INNOVATION Prize 1作品
ULTRA INNOVATION PRIZEでは、技術分野の司令塔としてあらゆるアイデアを形にする「BASSDRUM」が、アートとテクノロジーを融合した新たな体験を共に創るクリエイターを選出。受賞クリエイターには、BASSDRUMがテクニカルディレクションを手がける展示会のアート制作権を進呈。また、支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「In My Brain」
作者:めーぷる(テクニカルアーティスト|JAPAN)
同じ世界でも感情によって見え方が変わる。そんな脳内のキャンバスを視覚化したAR作品。
URL:https://newview.design/works/in-my-brain/
■ ULTRA CULTURE Prize 1作品
ULTRA CULTURE Prizeは、創業から先端のカルチャー発信を通じたインキュベートを続けるパルコが、XRの新しい体験創造実験を共に行うアーティストを選出するPRIZE。受賞クリエイターが”やってみたい”アイデアをベースにパルコとコラボワークを制作し、作品をパルコのイベントとしてお披露目する機会を提供。また、制作支援金として最大$5,000 USDを提供。
作品名:「SEMI MEMORY」
作者:Adrian Steckeweh | Omega.C(建築家、CG/XR クリエーター |GERMANY, JAPAN)
自分の記憶・経験・知覚に基づいて、郷愁を味わう。さまざまな場所の風景と記憶の合成によるテーマパーク。
URL:https://newview.design/works/semi-memory/
■ ULTRA IDEA Prize 1作品
新作の作品制作支援金として$ 2,000 USDが与えられるほか、より深くXRの表現と技術を学ぶ「NEWVIEW SCHOOL」2023年度の受講権利が与えられる。
作品名:「DrosTravel」
作者:Akira Tanaka(インタラクティブエンジニア|JAPAN)
街頭テレビをモチーフに、ドロステ(フレームの中で同じイメージが再帰的に繰り返されていく様)の渦に巻き込まれていくAR。
category:NEWS
tags:NEWVIEW
2022/11/30
世界14カ国155作品より選出 Psychic VR Lab、パルコ、ロフトワークによる共同プロジェクト「NEWVIEW」は、ファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」のファイナリスト21作品を発表。 5年目、第5弾となる今回は「Create a Melting Reality」溶け合うリアリティを創造せよ。というテーマのもと作品を募集。2022年8月8日から10月31日までの募集期間中に、14ヶ国155作品(AR:54作品、VR:92作品、XR(ARとVRを併用):9作品)の応募があり、事務局による審査を経て21作品(AR:7作品、VR:12作品、XR:2作品)がファイナリストとして選出。 今年のエントリー作品群は、AIを使ったビジュアル表現や、身体性を強く意識した体験設計を特徴に、フィジカルとバーチャルが溶け合う、新たな知覚体験を指し示すアプローチが数多く見られたという。今後、国内外9名の審査員による審査会を経て9つのPrize受賞作品を選出し、XRによって既存のカルチャーの新たな可能性を切り開く挑戦をしていく。 受賞作品は2022年12月23日(金)から12月25日(日)の期間で開催する、NEWVIEWの複合型イベント「NEWVIEW FEST 2022」にて実施される「NEWVIEW AWARDS 2022 CEREMONY」にて発表される。全ファイナリストの作品は、以下のリンクからも確認できる。 https://newview.design/awards
2022/08/08
テーマは「Create a Melting Reality」 株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワークによる共同プロジェクト「NEWVIEW」が、ファッション/カルチャー/アート分野のXR(VR/AR/MR)コンテンツを募るグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」を開催し、2022年8月8日から作品の募集を開始。 本アワードは、すべてのアーティスト・クリエイターが3次元の空間表現を手にする近未来に先駆け、新たな表現やカルチャー/ライフスタイルを追求し、「超体験のデザイン」を牽引する次世代アーティスト・クリエイターを発掘・発信することを目的としている。過去4年間で世界17ヶ国から計774作品のエントリーがあり、現在XRシーンで活躍する才能の輩出に寄与してきた。 5周年となる今年のテーマは「Create a Melting Reality」。リアルとバーチャルが物理的 / 感覚的に溶け合うような表現や体験、さらには既存の文化をアップデートし得る作品を募集するとのこと。 古今東西、多種多様なカルチャーが世界中から集積するTOKYO / SHIBUYAをフィールドに、受賞アーティストが次世代のXR表現に向けた実践をできる支援を実施。近未来、世界主要都市をアーティストの手でリアルメタバース化していく実験を仕掛けていく。 ■Shinichi Osawaや#kzn(キズナちゃん)他とMV・ステージ etc.を制作できるチャンスが 審査員長は昨年に続き宇川直宏氏が担当。各プライズの審査は、音楽家、作曲家、DJ、プロデューサーとして活躍するShinichi Osawa氏や、GRAPH代表取締役の北川一成氏、キズナアイの声を元に開発された歌唱特化型AIキャラクター「#kzn」(愛称 キズナちゃん)のクリエイティブチーム・Kizuna AI Inc.などが担当する。 プライズ受賞者には、2023年2月に開催する「#kzn」のファーストライブのステージ演出に参加したり、Shinichi Osawaの新たなプロジェクトに携わったりと、先進的な表現を試みるアーティストやブランドとコラボレーションし新たな作品制作に挑戦できる機会が提供される。 ■プログラミングの勉強は0時間でOK。アイデア勝負のプライズが新設 技術力を問わず、ユニークなアイデアと表現のみを重視するプライズ「ULTRA IDEA Prize」が登場。条件は、およそ15秒の体験で心を動かすこと。STYLYに搭載されているギミックを使った、シンプルかつ巧みなXR表現のアイデアが評価される。また、審査はdeadmau5やFlying Lotusなど著名アーティストのMVやツアービジュアルを手掛ける、Nick den Boerが担当する。受賞者には、今後の作品制作支援金として$ 2,000 USDが与えられるほか、より深くXRの表現と技術を学ぶ「NEWVIEW SCHOOL」2023年度講座を受けることができる。 ■審査員長からのメッセージ Create a Melting Reality(MR) / 溶け合うリアリティを創造せよ 遂にポストパンデミック時代の到来である。2020年、COVID-19の世界的な感染拡大により、フィジカリティーは規制され、アート&エンターティンメントはバーチャル世界への一斉避難行なった。そしてこの年、メタバースがバズワードになった。リアリティーは新たな意味を持ち、個々の主体によって体験される出来事の基底は揺らぎ、進化し、現実という概念はリ・デザインされた。並行に、ウィルスは弱毒化を伴いアダプテーションし、ようやく世界は with コロナ時代に差し掛かったと言えよう。そう2022年は、ポストパンデミック元年なのである。故に、再び物理世界での身体的な知覚体験や、よりエモーショナルなコミュニケーションへの渇望が始まっているようにも感じる。また一方で、仮想レイヤーによってリ・デザインされたリアリティも、物理世界では味わうことの出来ない更なる体験を誘発し続けている!!!!! そこで今年のNEWVIEW AWARDSでは、リアルとバーチャルが溶け合う新たな表現の可能性を問いたい。それは物理世界に新たなニューレイヤーを重ね、五感を溶かし、琴線を揺さぶるような表現のことだ。NEWVIEW AWARDS 2022 第5回目の今回は、リアルとバーチャルが溶け合う新たな知覚体験を指し示す作品を求める。Create a Melting Reality!!!!! NEWVIEW AWARDS 2022 https://newview.design/awards/ NEWVIEW AWARDS 2022概要 ■募集対象 アーティストに空間表現の場を提供するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVR/ARコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。 STYLY Official Site:https://styly.cc/ STYLY GALLERY:https://gallery.styly.cc/ STYLY Mobile: Google
2022/11/24
XRアート&エンターテイメント複合イベント 株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワークによる共同プロジェクト「NEWVIEW」は、2022年シーズンの集大成となる複合型イベント「NEWVIEW FEST 2022」を2022年12月23日〜12月25日まで開催する。 フィジカルとバーチャルの物理的 / 感覚的な融合「Create a Melting Reality(溶け合うリアリティを創造せよ)をテーマにXRアート&エンターテイメントを展開する今回、「NEWVIEW ULTRA XR LIVE」のパフォーマンスアーティストとして、バーチャルYouTuberのオリジネイターであるキズナアイの「歌唱特化型AI」として生まれた#kzn(キズナ)とコラボレーションし、渋谷の街(屋外・渋谷スクランブル交差点)でのXRライブを開催、XRを使った実験店舗「NEWVIEW MARKET」(@渋谷PARCO)の第1弾をアーティストの松田将英が手掛けるほか、NEWVIEW AWARDS授賞式、NEWVIEW SCHOOLのエキシビジョンなど多彩なイベントを展開する。古今東西のカルチャーを受信・創造・交配を繰り返す渋谷の街を、最前線のXRカルチャーの実験フィールドとする試みとなる。 LINEUP 1.NEWVIEW ULTRA XR LIVE 歌唱特化型AI、#kzn(キズナ)が渋谷に巨大出現! XRライブを展開 2.NEWVIEW MARKET 実店舗でのフィジカルとデジタル双方の作品販売を行うXR実験店舗 / ギャラリー 3.NEWVIEW AWARDS 2022 FINALIST EXHIBITION XRコンテンツ・アワード「NEWVIEW AWARDS2022」で選出されたファイナリストの作品を体験できるエキシビジョン 4.NEWVIEW SCHOOL POP UP OPEN CAMPUS 「総合芸術としてのXR」を学ぶ、あたらしい表現の学校、NEWVIEW SCHOOL。多彩な講師が講義で出した名物課題と受講生の作品を公開 5.EVENTS NEWVIEW AWARDS 2022 授賞式、XR演出のDJイベントやトークをお楽しみいただける、NEWVIEW FEST 2022のオープニングパーティの模様を配信 – NEWVIEW FEST 2022 会期:2022/12/23(金) 〜 12/25(日) 会場:渋谷PARCO(東京都渋谷区宇田川町15-1)および渋谷スクランブル交差点 時間: ・渋谷PARCO会場は、渋谷PARCOの営業時間に準ずる ・ULTRA XR LIVE:12/23(金)、12/24(土)、12/25(日)各日24時間視聴可能 参加費:無料 NEWVIEW FEST 2022 https://newview.design/fest2022/ – NEWVIEW ULTRA XR LIVE ULTRA XR LIVE 1:Steve Aoki
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