2022/10/21
内臓を引きずり出して、全部褒めて
キュートでグロテスクでガーリー、そして痛みを伴う。かつて自分が憧れていたシスノーマルの女性像。現代のトランス・ウーマン・ライフの悲痛なタペストリーを表現するTAMAGOTCHI MASSACREが、デビューアルバム『I guess I’m a woman now…』から先行シングル第二弾「morbid obsession」をリリース。galen tipton、babebee、Bondを招いてリリースパーティーも開催される。
「女性の身体で存在することの恐ろしさを表現しています。」
「morbid obsession」は、20歳のCleo McKenzieが自身の身体に対する不健康な執着と固定観念から生まれた。サウンドはフェミニン・インストゥルメンタルとリリックを遺伝子合成している。その結果は?ノイズリスナーが虹を吐くような、煌びやかな醜態?Cleo McKenzieは外的評価を得ようとする絶望的欲望の表現、狂気に満ちたオートチューンのボーカルにより、リスナーに繰り返し訴えかけている。「内臓を引きずり出して、全部褒めて」。リリックは、バブリー・キネティック・ダンスビートと好対照。「元々はスローで不気味なギター・バラードになるはずだったけど、地獄のようにキュートなサウンドが必要だと思った。」
TAMAGOTCHI MASSACRE – morbid obsession
Label : LIPGLOSSPARTY
Artwork by Rain Cha
Release date : 20 October 2022
TICKETS : https://www.eventbrite.com/e/lipgloss-party-morbid-obsession-release-show-tickets-430707055397
category:NEWS
tags:TAMAGOTCHI MASSACRE
2022/12/21
女性性の意味を問いかける キュートでグロテスクでガーリー、そして痛みを伴う。かつて自分が憧れていたシスノーマルの女性像。現代のトランス・ウーマン・ライフの悲痛なタペストリーを表現するTAMAGOTCHI MASSACREが、デビューアルバム『I guess I’m a woman now…』を2023年1月6日にリリースする。トランスフェミニンの苦悩、シスノーマル女性像の解体、ポストバイナリーフェミニニティの感覚を探求。 『i guess I’m a woman now…』は、ほろ苦い啓示。女性としての社会的な厳しい期待に立ち向かうために、移行初期の希望に満ちたナイーブさを捨て去ったもの。タイトルの省略記号は、暗黙の問いを表す。私は今女性だと思う……それで、どうするの? アルバムは女性であることの痛みを認め、同時に受け入れている。最後の曲「mirrorsong*」で、Cleo McKenzieは女性であることの素晴らしさを学び、女性らしさの課題を理解する。このアルバムのテーゼは、穏やかな受容の一つ。女性性とは、苦痛から逃れるユートピアでもなければ、苦痛を非難するものでもない。むしろ、家父長的な疎外感の砂漠にある情熱の源泉。苦難に直面しても女性らしさを体現することを選択することこそが、女性らしさを意味あるものにするのである。 TAMAGOTCHI MASSACRE – i guess i’m a woman now… Label : LIPGLOSSPARTY Artwork by Rain Cha Release date : January 6th 2023 Tracklist 1. i’m two years on hormones and i’m still sad i want a refund 2. clean plate club (ft. Peach Rings) 3. cloud emoji (feat. Fluoriide) 4. morbid
2022/09/30
ゲームボーイの世界へ 2020年の春、LAに住むCleo McKenzieは古いラップトップとトランスフォビアに対する怒りを抱えてベッドルームに閉じこもった。その結果、煌びやかな夢のポップ、ときに歪み切ったパワーポップリフを兼ね備えたTAMAGOTCHI MASSACREが誕生したのである。 20歳のCleo McKenzieは、医学的に移行を始めてから2年が経つ。その間に、彼女の日常生活の負担は重くなるばかりだった。食生活の乱れ、世間/社会からの嫌がらせ。Cleo McKenzieは、自分の外見、セクシュアリティに悩むようになった。かつて自分があこがれたシスノーマルな女性像が、自分を徐々に殺していることに気づく。以前、解放感と興奮を与えてくれたお気に入りのドレスは、無骨な囚人服のように感じるようになった。自己表現のためにしていた化粧もトランスフォビックの暴力に対抗する盾となる。かつては明るくカラフルだった未来が、徐々に失われ、歪んでいった。 Cleo McKenzieは、TAMAGOTCHI MASSACREとしてこれらの経験を音楽に注ぎ込む。今を生きるトランスウーマンのその姿に胸が張り裂けるような物語を紡いでいく。 Anamanaguchiの8ビットワールドと8485のエモーショナルな歌声に触発された「fantasy」では、いつものノイジーなパワーポップリフはお預けとなった。もちろんこの曲には物語がある。この曲は彼女がホールフーズのトイレでトランスフォビック・ハラスメントに直面した数週間後に書かれた。自信喪失と不安、複雑な心境を描いている。私たちが長い間忘れていたゲームボーイのあのタイトル、自分の変遷(と存在)をゲームに落とし込む。努力さえすれば勝てるゲームとして描く。彼女の声はデジタル処理によって実体はなく、柔らかく揺らめくリフレインとして存在し、彼女は現実社会と幻想的なおとぎ話を並列をさせた。 TAMAGOTCHI MASSACRE – fantasy Label : LIPGLOSSPARTY Artwork by Rain Cha Release date : 29 September 2022 on Spotify
2024/01/31
出会いと別れ、過去との決別 joss lockwoodが4曲入りのEP『poor little me』をリリース。今作はjoss lockwoodにとってとてもパーソナルな作品であり、恋愛においての出会いと別れ、過去との決別、苦難や恐れを正直に語る。joss lockwoodにとっての恋愛観について描かれた作品。音楽性においては数年前のYung Leanに大きく影響を受けており、「missed calls」は「bender ++ girlfriend」に、miseryは「agony」にインスパイアされているとのこと。 「miss calls」は、自分自身を切り離すこと、他人にひどい扱いを受けても動揺せず、どんな時でも前に進むことを表現している。「try again」は、joss lockwoodの親友のRosesleevesをフィーチャー。コミットメントの問題について歌っている。何か深刻なことになると怖くなったり、レッテルを貼られたりすると、心を開くことができなかったり、愛を美しいものとして経験できなかったりする自分に苛立つことを語る。「serious」は、恋をすることを望んでいるが、過去の経験やパターンを考えると真剣に受け止めてもらえないことを、大丈夫だと思えるようになったことについて歌う。最後のラブソング「misery」は、恋に落ちたときの気持ちや、不完全な状況下の気持ちを歌っている。 joss lockwood – poor little me Release date : January 31 2024 Stream : https://distrokid.com/hyperfollow/josslockwood/poor-little-me Tracklist 1. missed calls 2. try again w rose 3. serious 4. misery
受け手の自由に寄り添う作品
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SoundCloud発、中国ラップスター more
東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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