2022/08/05
カンパラ在住の音響催眠術師
セレクター、プロデューサー、ビジュアルアーティスト、パフォーマー、オーガナイザーとして、Authentically Plasticは、ウガンダの首都カンパラのアンダーグラウンドダンスミュージックシーンにおいて、急速に重要な存在となった。
NsasiとTurkanaと共に主催するクィアコレクティブ〈Anti-Mess〉は、自由と表現のための不可欠なスペースとなり、サウンドとコミュニティの両方で多様性の哲学を体現し、性的指向、背景が異なる多様な人々を集め、一緒に体を動かし汗をかく。
「”RAW SPACE” はカオスとチャンス、官能と激しさに根ざしたアルバムで、自由であると同時にタイトにコントロールされたサウンドを奏でる。ジャンルを破壊するDJとしての地位を確立し、2019年9月のNyege Nyegeフェスでの豪快なパフォーマンスを経て、ウガンダの政治家から「ナイルの悪魔」とまで呼ばれるカンパラ在住の音響催眠術師Authentically Plasticは、デビューアルバムにディガーのリテラシー、活動家の意思、そして遊び心をもたらした。
Authentically Plasticは、クリエイティブなツールとしての偶然性に惹かれている。全知全能の天才という考えを押し殺し、代わりに芸術性を促進剤としてアプローチし、並列するミスマッチなリズムの事象を解きほぐす。その音楽的プロセスは、混沌のムードから始まり、肉付けされた構造をポリリズムの突然変異に成形しようとする。東アフリカの革新的な音楽風景から影響を受け、シュールリアリズムの探求心でそれを補強していく。
オープニングトラック「Aesthetic Terrorism」では、荒削りなインダストリアルリズムが、不協和音のシンセブラストとアシッドなアルペジオに対して機械的にぶつかり合う。作品にはテーマの一貫性があるが、無数の影響は灰になり、逆の印象とゴーストリズムを残す。Authentically Plasticは、『RAW SPACE』を描くにあたって、音の平面性に魅了された。西洋の芸術には被写界深度へのこだわりがあり、それが音楽にも伝わり、強度を奪っていることに気づいた。このアルバムは、深さを捨て、音を肉欲的に擦り合わせ、新鮮で予期せぬものを生み出す実験。
Authentically Plastic – Raw Space
Label : Hakuna Kulala
Digital – September 16th, 2022 / Vinyl – October 7th, 2022
Pre-order : https://hakunakulala.bandcamp.com/album/raw-space
Tracklist
A1 / 1. Aesthetic Terrorism
A2 / 2. Anti-Fun
A3 / 3. Paranoid Intuition
A4 / 4. Spine Jolt
B5 / 5. Buul a’Nyich
B6 / 6. Sakata
B7 / 7. Instigator Barbie
B8 / 8. Buul Okyelo
B9 / 9. Chaosmos
category:NEWS
2021/08/05
破壊の歌、微かな希望とレクイエム ベルリンを拠点にするToni Quirogaによるソロ・プロジェクトDonna Haringweyがデビューアルバム『Thanks for telling me who I really am』のリリースを発表。 支配的で独善的な態度、デジタル時代の権力の悪用に噛み付くブルータル・ブレイク・パンク・アルバム。EBM、ブラックメタル、ハードコア、インダストリアル、エレクトロニックをシームレスに捉えながら、冷徹なパワーにより社会から弾かれそうになる瞬間の嘆きを怒り変える破壊の歌。微かな希望とレクイエム。アルバムから「Cybersadism」のMVが公開。 Donna Haringwey – Thanks for telling me who I really am Release date : 10 September 2021 Buy : https://donnaharingwey.bandcamp.com/album/thanks-for-telling-me-who-i-really-am Tracklist 1. Forgiveness 2. Future 3. Cybersadism 4. Assertiveness 5. Falling 6. Dinner 7. Thanks for telling me who I really am 8. Creatinine hair treatment 9. Creatinine toothpaste 10. OCD All tracks written, produced and performed by Donna Haringwey Feedbacks
2022/02/14
シンゲリの可能性を更新する19歳 タンザニア・ダルエスサラーム拠点に活動する19歳のシンゲリ・ニューウェーブの象徴DJ Travellが〈Nyege Nyege Tapes〉よりデビューアルバム『Mr Mixondo』を発表。 SissoやPamojaといった有名スタジオに所属していないHamadi Hassaniの音楽は、タアラブとテクノなどを融合させた新しいシンゲリの方向性を示す。15歳で楽曲プロデュースを始め、Dembow、Rave、R&B、Trapの要素を取り入れ、ハイブリッド・ダンスミュージックを独自に展開。リードトラックの「Crazy Beat Music Umeme 2」は、200bpmのリズムとストリングスが並列しており、Timbalandがタンザニアのストリートパーティーでサンダードームのサウンドトラックを演奏していると称されている。 他にも「Crazy Beat Music Umeme 4」は、ネオン色の強いレイブシンセと手打ちのパーカッションが特徴で、808 MafiaとDJ Diakiの影響が伺える。「London Bandcamp」では、ハイスピードなシンゲリバックビートとダウンテンポのデンボウキックが混ざり合う。「London Jomon Beat」では、耳に残るシンセのフックと首をかしげるような東アフリカのリズムを融合するなど、シンゲリの新しい可能性を表現した作品に仕上がっている。 DJ Travella – Mr Mixondo Label : Nyege Nyege Tapes Release date : 1st April 2022 Bandcamp : nyegenyegetapes.bandcamp.com/album/mr-mixondo Tracklist 1. Crazy Beat Music Umeme 1 2. FL Beat 3. Crazy Beat Music Umeme 2 4. Tambasana 5. Chapa Bakola Music Bass 6. Dope2 7. London Bandcamp 8. 21212 9.
2020/11/10
11月27日リリース 日本のゲーム/アニメのメディアミックス作品『serial experiments lain』に登場するクラブCyberiaにインスパイアされたMoa Pillar & Ушкоのシングル「Zmeya」をリリースしたばかりのモスクワのレーベル〈ПИР〉が、新たな作品を発表。 今回、西シベリアのプロデューサーUNCIAによる脱構築的ヴォーグスタイルのデビュー作『Rebel』が11月27日にカセットとデジタルでリリース。今作はギリシャ神話、ジェイムズ・ボールドウィン、男性美にインスパイアされている。プロメテウスと人類への贈り物を中心に展開されるという内容は、実験的かつハイパーモダンであり、90sポスト・ブレイクビートな瞬間も持ち合わせているとのこと。 UNCIA – “Rebel” Label : ПИР Format : Cassette + Digital Release Date : 27 November 2020 Bandcamp : https://peer.moscow/ Tracklist 1 Protosoul 2 Blessing 3 Foolish 4 Trickster 5 Muse 6 Obscure
1/4「AVYSS Egg」にて全曲初披露 more
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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