2022/03/16
Alex Zhang HungtaiとPierre Guerineauが制作
Christopher Makoto Yogi監督の映画『I Was a Simple Man』のサウンドトラックが、Jesse Osborne-Lanthier、Will Ballantyne (City)、Pierre Guerineau (Essaie Pas)によるレーベル〈Éditions Appærent〉より発表。音楽は、Alex Zhang Hungtai (Dirty Beaches, Last Lizard) とPierre Guerineauが手掛けている。
『I Was a Simple Man』は、ハワイ・オアフ島北岸の田園地帯を舞台にしたゴーストストーリー。人生の終わりを迎えようとする男のもとに、過去の亡霊が訪れる。4つの章から構成されており、家族の歴史と神話や夢の論理と超現実主義を取り入れている。分裂した家族のタイムシフトと万華鏡、現代のホノルルの高層ビル、オアフ島の牧草地、最後にあの世へ連れて行ってくれる。
サウンドトラックは、映画に登場するハワイへの繊細でエレガントな賛歌であり、緑豊かで、月光に包まれている。島の音、Alex Zhang Hungtaiのサックス、レコードに散りばめられた雨粒のようなピアノ、孤独な幽霊のような独り言、このレコードは訝しげな静けさを保っている。無と無への問いかけ。
制作プロセスの重要な部分は、何度も何度も繰り返し聴いて、編集し、フラットにしていくことだった。この対話によって、記憶していないものへの永遠の回帰、あるいは呪文を感じさせるレコードが生まれた。台湾の仏教的儀式のフィールドレコーディングは、ノイズ、サックス、ピアノ、シンセサイザーと並ぶ。その中でメロディーは消えたり現れたりしながら、夢のようなタイムシフトを映し出している。
『I Was a Simple Man OST』は3月21日にCDとデジタルで発売され、映画は3月3日からCriterion Channelにてストリーミング配信されている。
Alex Zhang Hungtai & Pierre Guerineau – I Was a Simple Man (Original Motion Picture Soundtrack)
Label : Éditions Appærent
Release date : 21 March 2022
Bandcamp : https://editionsappaerent.bandcamp.com/album/i-was-a-simple-man-original-motion-picture-soundtrack
Tracklist
1. Let It In
2. Masao
3. The Hollow Tree
4. Eternal Return
5. On The Run
6. Salt
7. Grace
8. Spirit Calling
9. There Was Once a Time When You Could See
10. Eclipse
11. I Know You’re Not Really Here
12. Another Realm
13. Red Moon
Produced, recorded and composed by Alex Zhang Hungtai and Pierre Guerineau
Mastered by Jesse Osborne-Lanthier and Pierre Guerineau
Design and layout by Jesse Osborne-Lanthier
category:NEWS
2020/06/24
Pierre Guerineauの別名義 Jesse Osborne-Lanthier、Will Ballantyne (City)、Pierre Guerineau (Essaie Pas)、モントリオール/バンクーバーを拠点にする3名のアーティストが新たにニューレーベル〈Éditions Appærent〉をスタートさせた。 第一弾としてPierre GuerineauのプロジェクトFeu St-Antoineのデビューアルバム『L’eau par la soif』が発表。Pierre GuerineauはMarie DavidsonとのユニットEssaie Pasとして〈DFA〉から2枚のアルバムをリリース、Marie Davidsonのソロ作品にもプロダクション面で大きく関わり、エンジニア/プロデューサーとしてこれまでに30作品以上に携わってきた。そんなPierre Guerineauが、Feu St-AntoineとしてリリースするソロデビューアルバムはNick RonyとAlex Zhang Hungtaiをゲストに迎えて制作。本作はエレクトロニックミュージックの視野を拡大し、新鮮な驚きに満ちている。つんのめった無機質なリズムの渦に飲み込まれたかと思えば、ヴォコーダーが入る楽曲や人間の温かみを感じる楽曲もあり、それぞれの方向性は幅広く、常に発見がある。ヘビーなカセットコレクターでさえも思わず集中して聴き入ってしまうに違いない。傑作。 Feu St-Antoine – L’eau par la soif Label : Éditions Appærent Release date : TBA 2020 Tracklist 1. Lisières (04:11) 2. The Appærence (05:03) 3. Blues pour papa (feat. Alex Zhang Hungtai (03:44) 4. Spazio Libero ( 04:20) 5. Non Grata
2021/08/10
愛と喪失、内省 サウジアラビアのメッカを拠点にするアーティストMSYLMAが、2019年に〈Halcyon Veil〉よりリリースしたデビューアルバム『Dhil-un Taht Shajarat Al-Zaqum』に続く7曲入りの新作『The Tenets of Forgetting』を発表。 今作は、エジプト・カイロ拠点のプロデューサーISMAELとのコラボレーション作品。2015年から2020年にかけてカイロで制作された今作は、MSYLMAの前作同様に古典アラビア語で歌われており、ロマンスと脆弱性、または成長と変化や哀愁と情熱をテーマにしているとのこと。イスラム教以前の時代の詩や古典アラビア語を通して語られる愛と喪失、内省の物語。 アートワークはJesse Osborne-LanthierとOmar El-Sadek、翻訳はNariman Youssef、「The Tenets of Forgetting」にはJesse Osborne-Lanthier、Pierre Guerineau、Asaël Robitailleがプロダクションやギターで参加。 MSYLMA & ISMAEL – مذاهب النسيان / The Tenets of Forgetting Label : Éditions Appærent Release date : 27 September 2021 Buy : https://editionsappaerent.bandcamp.com/album/the-tenets-of-forgetting Tracklist 1. نھایة إلى الطین / Ending Unto Dust 2. مناهج العاشقين / The Lovers’ Creed 3. مناسك السالكين / The Followers’ Path 4.
2018/10/24
ヴァンクーバーのs.M.i.L.e.、11/17にDJ LagとMinimal Vilence迎えてイベントを開催。 カナダはヴァンクーバーの新興コレクティブ/イベントs.M.i.L.e.、レジデントはx/o、Baby Blue、Jade Statues、Sebastian Ruslan、City、JS Aureliusである。12回目のイベントは11/17に、DJ LagとMinimal Violenceをゲストに迎えて開催される。ポスターのデザインはJesse Osborne-Lanthierが担当。 Minimal ViolenceはLobster Theremin、Technicolour Recordingsなどからリリースを重ねており、s.M.i.L.e.のメンバーとは微妙に別コミュニティなイメージがある。ヴァンクーバーを拠点にしているという点で繋がっていそうではあるが。しかし、ゴムキングDJ Lagのブッキングしているのかなり新鮮で面白い。またここから新たな化学反応が生まれるのか。 イベント詳細はこちら。 今回ポスターを手がけたJesse Osborne-Lanthierが、新作EP『Absolute Garbage EP』を発表した。彼の久々の音楽作品ではないだろうか。続報を待とう。 https://www.instagram.com/p/BpR0onQnyDn/?taken-by=jesseosbornelanthier
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