文化と創造の坩堝の美しさ|Héctor OaksとCoco-Palomaによるコラボ作品が発表

異なる背景、異なる人生の物語

 

 

独創的なヴァイナルオンリーのDJセットを行なってきたプロデューサーHéctor Oaksは、ベルリンの中古レコード店「The Record Loft」での勤務を経て、Bassiani、Herrensauna、Possessionなどのクラブやイベントでレジデントを務め、国際的なテクノシーンにおいてその存在感を示している。

 

Coco-Palomaはクラシック音楽の世界で活躍するミュージシャンを両親に持ち、ベルリンで育った18歳のシンガー。15歳のとき、彼女はクラブに忍び込んで自分の物語を描き始めた。様々なDJやプロデューサーとコラボレーションを経て、今作がデビュー作となる。

 

Héctor OaksとCoco-PalomaによるコラボレーションEP『No Hay Mañana』は、Héctor Oaksのレーベル〈KAOS〉と、ベルリンのバーチャルクラブ&レーベル〈Club Qu〉(FKA Club Quarantäne)との共同リリースとなる。発表に合わせてベルリンのフィルムディレクターJonas VahlによるMVが公開。

 

 

 

Coco-Palomaは、1歳のときにミュンヘンからベルリンに引っ越している。街が最もクールでヒッピー的な喧騒の中ではなく、建設中だった時代。世界を旅するクラシック音楽家の両親を持つCoco-PalomaがフェイクIDを持ってテクノパーティーに忍び込み、ベルリンのハウス&テクノクラブblankを自分の安全な場所と呼ぶようになったのは、15歳のときだった。Coco-Palomaの音楽への愛は、電子音楽の聖域の壁の中だけで生まれたものではないかもしれないが、Héctor Oaksのネオレイヴ/ハードテクノ愛と出会い、共存することでその世界が拡張した。

 

「もし明日がないなら、なぜあなたは同じような行動を取るのか」という問いかけから始まる今作。Coco-Palomaの歌はポップミュージックとしての側面も垣間見せ、マントラのような反復スタイルは、脈打つビートと共に奇妙な世界に身を置く感覚を強める。Coco-PalomaとHéctor Oaksは、自分たちの曖昧さを見せることを恐れず、EP全体を通して世界は常に変化する。これは文化と創造の坩堝の美しさであり、異なる背景、人生の物語、経験の美しさを反映している。

 

「私たちは繋がり始め、孤独を忘れ、明日がないように生きていく」

 

 

 

Héctor Oaks X Coco-Paloma – No Hay Mañana

Label : Club Qu / KAOS

Release date : 20 October 2021

Pre-order : https://hectoroaks.bandcamp.com/album/no-hay-ma-ana-2

 

Tracklist

1. A1 INTRO

2. A2 NO HAY MAÑANA

3. A3 DANGER FOR YOU

4. B1 CHASING HIGHS

5. B2 PLAYER THREE

 

Composed & Produced by Héctor Oaks

Lyrics & Vocals by Coco-Paloma

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