2021/07/15
10月13日 – 10月17日開催
エレクトロニック、エクスペリメンタル、レフトフィールドなど、ジャンルの制約にとらわれない幅広い現代の音楽に焦点を当て、ポーランドの南部の都市クラクフで毎年開催されている「Unsound Festival」が2021年の開催と、第一弾ラインナップを発表。今年は「dəəp authentic」をテーマに、会場数と日数を縮小し、現地時間で10月13日から17日まで開催される。
「Unsound 2021」では、Nia DaCostaが監督し、Jordan Peeleがプロデュースしたホラー映画「CANDYMAN」のために、Robert Aiki Aubrey Loweが作曲したスコアが初公開される。「今作は何ヶ月にもわたるコラボレーションと、黒人のトラウマに起因する民間伝承の調査を経て完成したエレクトロ・アコースティック・スコアです。」とRobert Aiki Aubrey Loweは語っている。
また、他にもEartheater、Danny L. Harle、LSDXOXO、RP Boo、Shackletonらがスペシャルなプログラムで出演を予定しているとのこと。ヴィジュアルはSam Rolfesが手掛けている。
LINE UP:
K Allado-McDowell (USA)
Angel Bat Dawid (USA)
AceMoMa (USA)
Aaron Benanav (USA)
Eartheater & Phoenix Ensemble (USA/PL) – special presentation
Danny L. Harle presents The Harlecore Experience with live visuals by Sam Rolfes (UK/USA) – premiere
Interdependence, with Holly Herndon & Mat Dryhurst (USA/DE)
Zosia Hołubowska & Julia Giertz present: Community of Grieving (PL) – premiere
Annea Lockwood presents: Piano Burning (NZ)
Monster (PL)
Robert Aiki Aubrey Lowe presents Candyman (USA/PL) – premiere
LSDXOXO (USA/DE) – European live premiere
Julek Płoski (PL) – A/V show premiere
RP Boo b2b Sherelle (UK) – premiere
Shackleton & Zimpel present The Spirit Still Remains (UK/PL) – premiere
Kuba Szreder (PL)
Weavings, conceived with Nicolás Jaar – live premiere
Hubert Zemler & Miłosz Pękala & Grzegorz Tarwid (PL) – premiere
+ More to be announced
https://www.unsound.pl/en/dp-authentic/news/unsound-2021-first-announcement
category:NEWS
tags:Unsound
2021/09/10
10月13日 – 10月17日開催 エレクトロニック、エクスペリメンタル、レフトフィールドなど、ジャンルの制約にとらわれない幅広い現代の音楽に焦点を当て、ポーランドの南部の都市クラクフで毎年開催されている「Unsound Festival」が今年のメインプログラムを発表。 スペシャルプログラムとして注目なのは、10月17日の『WEAVINGS』。昨年のオンラインでも行われた、Nicolás Jaarがキュレーションを担当する90分の即興演奏である。Oren Ambarchi、Angel Bat Dawid、Pak Yan Lau、Valentina Magaletti、Antonina Nowacka、Tomoko Sauvage、Aho Ssan、Paweł Szamburski、Raphael Roginski、Resinaが参加。 死にまつわる中世音楽の現代解釈で知られるポーランドのトリオBastardaが、サーカシアンの儀式音楽を演奏するロシアのナリチク出身のJrpjejとのコラボレーション・パフォーマンス。ErrorsmithとFiedelのデュオMMMはニューアルバムに先駆けて、新しいセットを初披露。Off Licenseは、Juliana HuxtableとZiúr、そしてビジュアル・アーティストのTheresa Baumgartnerで構成されており、音のパイロテクニクスを使った崇高なオーディオ・ビジュアル・ポエムを表現する。昨年、2枚のコラボレーション・アルバムを発表したThe Bugの特別企画ではDis Fig、Flowdan、Manga Saint Hilareをフィーチャーしてライブパフォーマンスを行う。 ノルウェーのBendik Giskeは、最新アルバム『Cracks』で循環呼吸法を用いてサックスの概念を解体している。同様に、イタリアのRicardo La Forrestaは、パーカッシブな楽器としてのドラムの役割を問いかける。ポーランドの作曲家・音楽家であるAleksandra Słyżは、人体、テクノロジー、音のつながりに魅了されていく。Flora Yin-Wongは、作曲とフィールド・レコーディングによって強調されたリーディング作品「Blinding Utterance」を発表する。また、ワルシャワのLutto Lentoはドラマーとチームを組み、「音の怪奇小説の作品」と評されるアルバム『Legendo』から楽曲を披露する。 さらにテネシー出身のラッパーbbymutha、Drain Gangの共同創設者であるスウェーデンのEcco2k、Nyege NyegeとのコラボレーションによりScotch Rolex、MC Yallah、Lord Spikeheart (Dum)や、ヨーロッパ初登場となる南アフリカのGqomプロデューサーMenzi、マリ出身のDiakiも登場。ポーランドのダークテクノスターVTSSとトロントを拠点とするChippy Nonstopの初のB2B、バーチャルクラブ「Harlecore」をオープンさせたDanny L. Harleは、Lady Gagaのリミックスアルバムのアートワークも話題のSam Rolfesによるコラボレーションパフォーマンスを行う。 昼間のプログラムでは、音楽家であり作家でもあるDAVID TOOPがASMRとシェアードリスニングについて、哲学者のBenjamin Brattonがシンセティックとアーティフィシャルについて、非営利団体でデジタルライツ・ディフェンダーである「Access Now」のEliška Pírková、Marwa Fatafta、Natalia Krapivaがパレスチナからアフガニスタン、ロシア、ベラルーシに至るまでのオンライン上の抑圧と暴力のトポグラフィーについて、それぞれディスカッションを行う。また、デザイナーであり研究者でもあるSimone Niquilleは家庭用ロボットの未来について語り、Jennifer Lucy Allanは著書『The Foghorn’s Lament』に関連して登壇する。 Timetable / Tickets :
2022/06/29
1stラインナップ発表 第1回目のUnsound以来、クラクフではフェスティバルのエネルギーに満ちた泡のような自治形態が育ちつつある。2012年、Unsoundは共産主義時代の廃墟だったホテル・フォーラムを占拠した。エクトプラズムはホテルに住みつき、空っぽの部屋を自由に歩き回りながら進化を遂げていく。しかし、年月が経つにつれ状況は変化し、建物は次第に賑やかになり、フェスティバル期間外には、エクトプラズムは高層階、老朽化したホテルの部屋、階段、空のプールなどに身を隠し、訪問者から逃れなければならなくなった。 ホテル・フォーラムは、今やカフェやバー、商業施設に取って代わった。フェスティバルと同様、エクトプラズムにもはやスペースはない。いつか変わるかもしれないが、第20回目を迎えたUnsoundでは、この泡のような形はホテル・フォーラムを完全に離れ、クラクフの街並みを移動するフェスティバルのマスコットになっている。遊び心にあふれたUnsound 2022 Bubblesのテーマ、エクトプラズムはUnsoundを祝うと同時に、20年の間に街がどのように変化したかを思い起こす。音楽は常に不定形であり、変化し、決して静止することはないことを思い起こす。 10月14日、Laznia NowaにてCaroline Polachekが、カタロニア出身のシンガーソングライターMarina Herlopとともに出演。このイベントのチケットは今週木曜日から発売。記念すべき20回目、他にはEmptysetのHildur Guðnadóttir、Sam Slater、James GinzburgによるバンドOsmium。SenyawaのボーカリストRully Shabaraによるプレミア公演。ポーランドの作曲家・音楽家ResinaとフランスのアーティストAho Ssanは、Weavingsで初めて出会い、今回はUnsoundのキュレーションによる新しいプロジェクトEgo Deathのプレミアに参加。ロンドン在住のポーランド人アーティストWojciech Rusinは、Spółdzielnia Contemporary Ensembleと共同で、この日のためにデザインした3Dプリント管楽器による『Vitriolum』を発表。Piotr Kurekは、ビジュアルアーティストのFrancesco Marrelloと、ワルシャワのジャズシーンや即興演奏のミュージシャンとともに、Smartwoodsを発表する。Moor MotherとDJ Haramによる700 Bliss、マンチェスターのBlackhaine、Nyege Nyege所属のPhelimuncasi、ウクライナのスターAlyona Alyona。Oren Ambarchi、Johan Berthling、Andreas WerliinはバンドGhostedとして参加し、サイケジャズサウンドを披露。日本からはPhewのソロパフォーマンス、メキシコ系アメリカ人の音楽家Debitは、マヤ管楽器とAIの実験を展開。ドリームポップ、ノイズ、テクノ、グラインドコアを融合したThe Ephemeron Loopは、アルバム『Psychonautic Escapism』を発表、またウクライナのNikolaienkoはミステリアスなテープループ作品を披露する。 Unsoundのクラブプログラムでは、フェスティバルに参加するアーティストが新作を発表するほか、Two Shell、Loraine James、Yung Singhがイギリスの強力で多様なシーンを代表し、Eris Drewが珍しいライブを披露するほか、ニューヨークのJuke Bounce Werk所属のDJ Swisha、PrincipeのDJ Narcisoなどが登場。ワルシャワのDJ、活動家、Regimeの仲間でもあるMadikoptah、ウクライナのPoly Chain、ウルグアイのプロデューサーLila Tirando A Violeta、韓国のbela、エジプトのアーティストABADIRのライブパーカッションによるプレミアショー、マレーシア出身でバンコクを拠点とするWanton Witchによるライブセット、ワルシャワのKRENZによるベースミュージックへの解体的アプローチなど。さらに様々なアーティストが今後発表されていく予定。 デイタイム・ディスカション・プログラムは、今回もフェスティバルの重要な部分を占めている。実験音楽家Paul Purgasは、1960年代にインド西部の国立デザイン研究所にあった電子音楽スタジオについてトークとリスニングセッションを行う。Wojciech Rusinは、スペキュラティブデザインの実践、東ヨーロッパからの移民の経験について議論を展開。また、2010年に初めて開催されたUnsound Midnight Movie Marathonは、第20回を迎え、地獄のキュレーションにより特別復活する。 Unsound Kraków October 9th – 16th https://www.unsound.pl/en/bubbles/ Announced Lineup: 700 Bliss (Moor Mother, DJ
2021/02/12
ロックダウン、エコロジー、メンタルヘルス、陰謀論、人種差別 エレクトロニック、エクスペリメンタル、レフトフィールドなど、ジャンルの制約にとらわれない幅広い現代の音楽に焦点を当て、ポーランドの南部の都市クラクフで毎年開催されている「Unsound Festival」が、2LPのコンピレーションアルバムと、ジャーナリストや小説家や詩人などが参加した本を同時リリースすることを発表。同フェスの2020年オンライン・エディションに紐づけられた今作はプログラム名『Intermission』をタイトルに引き継いでいる。 異なる意見、物語、芸術形態を融合させたユニークな本には回顧録、レビュー、詩など、多様な声を持つ25作品が収録され、パンデミック、ロックダウン、エコロジー、メンタルヘルス、陰謀論、人種差別、LGBTQ+の権利、観光、音楽業界の不安定な状況など、様々なテーマに基づいて書かれている。初版は英語版のみだが、ポーランド語翻訳も今年後半に発行する予定。 ダブル・ヴァイナルとデジタルでリリースされるコンピレーションにはJlinとSOPHIEのコラボレーション、Varg2™とVTSSのコラボレーション、Nicolas Jaarがキュレーションとミックスを担当した11分間のセッションなど、ここでしか聴けない特別な楽曲が多数収録。他にもBen Frost、Lutto Lento、33EMYBW、Moor Mother、Slikback、Tim Heckerなど参加した全15曲。 また、このアルバムは、先日惜しくも亡くなったSOPHIEに捧げられているとのこと。 V/A – Intermission Label : Unsound Festival Release date : 5 March 2021 Pre-order : https://unsoundfestival.bandcamp.com/ The Intermission Book: Agata Pyzik / Andrew Brooks / Andy Battaglia / Armen Avanessian & ≋h≋o≋m≋a≋r≋ / Ayesha Hameed / Dave Tompkins / Ewa Majewska / Gamall Awad / Harmony Holliday / J.T. Roane / Jace Clayton /
受け手の自由に寄り添う作品
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