理想郷か、世界の終わりか|『クレストーン』+『ヴィクトリア』全国公開決定

MA1LLが⼿がけたポスタービジュアル公開

 

 

⼤阪で5⽉に限定上映され⼤盛況となった『クレストーン』と 『ヴィクトリア』が東京のシアター・イメージフォーラム他全国劇場で公式の劇場公開が決定。東京の後は、大阪、京都、神戸、横浜、名古屋、沖縄、仙台でも公開されるとのこと。「ユートピア/ディストピア2選」と題された2作品のコンピ企画は、OKAMOTOʼs、SODA!(浅野忠信)、PUNPEEなど様々なアーティストのアートワークやグッズを⼿がけるデザイナー/イラストレーターで、SIMI LAB所属のMA1LLが⼿がけている。

 

ユートピア/ディストピア 2選『クレストーン』+『ヴィクトリア』

始まりの地 終わりの地、砂漠。⼈⽣をやり直すために与えられた最果ての地。かたや底なしの⾃由を求め辿り着いた地。⾏き詰まるアメリカの若者たちの⽬線の先に映るものは理想郷かそれとも世界の終わりか。

 

 

 

『クレストーン』

アメリカ中⻄部コロラド州の聖地クレストーン。SoundCloud ラッパーたちはこの地に移住しコミューンを作り⼤⿇を栽培しながらインターネット⽤の⾳楽を発信している。持続可能なユートピア作りを⽬指す彼らは物質社会を批判するが現実を⾒ようとしない。ある⽇彼らのコミューンに⼭⽕事が近づくとユートピアは次第に綻び始める。彼らの⾼校時代の同級⽣で、⽶Filmmaker誌が選ぶUSインディ映画界新星25名に選ばれたマーニー・エレン・ハーツラー監督は“世界の終わり”をテーマに彼らと映画作りを持ちかける。⽶オルタナティブ・バンドのアニマル・コレクティブが初めて映画⾳楽をスコアした作品。

 

2020 年|アメリカ|英語|カラー|ドキュメンタリー|73 分

監督:マーニー・エレン・ハーツラー ⾳楽:アニマル・コレクティブ

⽇本語字幕 スティーブン有⽥ SXSW2020 トゥルーフォールス2020 公式出品

This is Just a Test / Memory Production

 

 

『ヴィクトリア』

ロスから約2時間⾞で内陸に移動したところにあるカリフォルニア・シティ。ここは60年代にある富豪がロスに次ぐ街として開発しようとした地だ。その富豪は砂漠に⼤量の道を作りゴルフコースを作るとそのまま消えた。波乱に満ちたコンプトンでの暮らしを捨て⼈⽣をやり直すためにこの地に移り住んだ⻘年ラシェイ T. ウォーレン。ラシェイにとって荒野は希望の光を灯すユートピアであった。ベルギー出⾝の監督3⼈組によるクリエイティブ・ドキュメンタリーは先鋭的な作品をセレクトするベルリン国際映画祭2020年度フォーラム部⾨で最⾼賞であるカリガリ賞を獲得する。

 

監督:イザベル・トレネール、ソフィー・ベノート、リザベス・デ・ケウラール

2020 年|ベルギー|英語|カラー|ドキュメンタリー|71 分

⽇本語字幕 スティーブン有⽥ 第70 回ベルリン国際映画祭フォーラム部⾨カリガリ賞

CAVIAR

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