サガシリーズを継承したトランスと愛の宣言|Dark0が描く永遠の絆と運命

新曲「Shining Star」の映像作品を公開

 

 

ロンドンのプロデューサーDark0が、新曲「Shining Star」を〈YEAR0001〉よりリリース。楽曲の持つストーリーを、ビデオゲームの世界観と繋ぎ合わせた映像作品も公開した。

 

本映像は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が1989年にゲームボーイ用ソフトとして発売したロールプレイングゲーム『魔界塔士Sa・Ga』を始まりとする『ロマンシング サ・ガ』や『サガ フロンティア』などを含むサガシリーズの世界観にインスパイアされているそうだ。

 

 

Sybil Montetが、3DソフトウェアプラットフォームCinema 4Dを用いて制作した「Shining Star」の映像化作品はサガシリーズの新規タイトルかと思わせるような美しいファンタジーの世界と、Dark0によるエターナルなトランス・サウンド、ピッチシフトされたボーカルが絡み合い、これから始まる過酷で長い冒険を予感させる。

 

今作の映像についてDark0は次のように語っている「Sybilと2016年に初めて出会って以来、私たちは親密な関係を築き、一緒に仕事をする上でどのようなビジュアル・アイデンティティを築いていきたいか、相互理解を深めてきました。ヒーローや永遠の友情の絆から影響を受けていて、運命、宿命、それらをどのように表すのかというアイデアを探求しています。」

 

 

Dark0は、ここ数年、謎めいた存在感を放ちながらも、アンセミックなクラブミュージックやリミックス、ストーリー性のあるミックスを発表してきた。2014年に〈Lost Codes〉から、2015年に〈Rinse〉からそれぞれ作品をリリースし、ビデオゲームミュージック、グライム・クラブトラックや実験的なポップスを探求している。

 

Evian Christと一緒にイギリスで行った一連のライブパフォーマンスに続き、ニューヨークのランドマークであるMoMA PS1でもパフォーマンスを行い、その後の2016年にはイギリスのレーベル〈XL Recordings〉から4曲入り作品『Oceana』をリリース。トラップやグライムにDark0の象徴的なトランスを注入し、現在に続くそのスタイルを確立させた。

 

2017年に自主制作したEP『Xenotype』では、トレードマークであるハードなトランスサウンドを拡張させ、怒りに満ちたベースライン、蛍光色に輝くメロディー、陶酔するような多幸感を融合させた。昨年〈YEAR0001〉からリリースした映画のサウンドトラックような最新作『ZERO2』は未発表のトラック、レアなコラボレーションなどを集めたもので、収録曲にはVisionist、Malibu、Ocomeupsを召喚させている。

 

「Shining Star」はDark0が描くファンタジーの始まりに過ぎない。そして、このレコードは愛の宣言となるとのこと。

 

 

Dark0 – Shining Star

Label : YEAR0001

Release date : 21 April 2021

Stream : https://yr1.se/shiningstar

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