2021/03/11
混沌とした世界へ響く癒しのアンビエント
仙台拠点のサウンドアーティストNami Satoが、ニューアルバム『World Sketch Monologue』をUKのレーベル〈THE AMBIENT ZONE〉よりリリースする。発表に合わせて先行シングル「Blue Drizzling」がMVと共にリリース。
2019年に20年に及ぶ歴史に幕を閉じた、若く才能溢れるアーティストたちを支援する世界的な音楽学校「Red Bull Music Academy (以下RBMA)」。Nami Satoは、2018年にベルリンで開かれたRBMAへ参加した日本代表。そこでの経験は彼女にとってその後長く続くこととなるクリエイティブジャーニーに影響を与えた。その後も、MMOTHSことJack Colleranや、モスクワのアーティストKate NVとのコラボレーションは記憶に新しい。
2019年、東日本大震災で被害のあった集落でフィールドレコーディングした音源から制作したアルバム『Our Map Here』に続く今作は、自身が「もっともピュアな楽曲を作ることができた」と振り返る、「世界」「音楽」「モノローグ」に対する彼女のピュアな気持ちが表現された原点回帰のアルバムであるとのこと。全体を包むのは、壮大で流麗なアンビエント空間に流れる、美しく幻想的でシネマティックな世界観。友人でもあるイスラエルの写真家 Parnian Ghorbaniによるアルバムジャケットがそれらを捉えており、Nami Satoの極私的で感情に満ちた、新しい世界の旅を感じることができる。
Nami Sato – World Sketch Monologue
Label : THE AMBIENT ZONE
Release date : 31 March 2021
Stream / Order : https://snd.click/worldsketchmonologue
Tracklist
1.SWIM
2.YOURS
3.HER
4.Lily Yeats
5.THEY
6.SEADBED
7.EDGE
8.Blue Drizzling
9.EAST
10.TEN
category:NEWS
tags:Nami Sato
2020/11/02
MVも公開 仙台を拠点に活動するサウンドアーティストNami Satoのニューシングル「TEN」が、ロンドンを拠点とするレーベル〈THE AMBIENT ZONE〉より配信リリース。 モスクワのアーティストKate NVの最新作『Room for the Moon』に収録の「Lu Na」ではスポークン・ワードを披露し、ソニー・ミュージックレーベルズ「Tokyo LosT Tracks -サクラチル-」への参加を経て、約1年半ぶりとなる今作は、2021年3月にリリース予定のフルアルバムからの先行公開となる。 深いリバーブを伴ったアナログシンセサイザー、サンプリング音を基調としたアンビエントに、Nami Sato自身の柔らかな声がデジタルクワイアと共に融合し広がりのある世界観をつくりあげている。東北の自然観や遠野物語、黒澤明監督作品「夢」など、土着への畏怖と調和、そしてロマンチシズムに着想を得てつくられた。公開されたMVも、自身のルーツである岩手県紫波町と遠野市に新進気鋭の写真家、佐々木里菜と赴き撮影。前作「Our Map Here」が英BBC RadioやClash Magazineで取り上げられ、今年から活動拠点をヨーロッパに移す予定だったというNami Satoだが、新型コロナウイルスの影響で渡航は延期に。東北に留まることによって完成された今作は、夏の定禅寺通りのフィールドレコーディング音から制作されたカップリングトラックの「6th August」と共に、東北の今を切り取った作品となっているとのこと。 Nami Sato – “TEN” Label : THE AMBIENT ZONE Release date : 30 October 2020 Stream : https://snd.click/ten Tracklist 1. TEN 2. 6th August
2020/10/08
最新作『Room for the Moon』から ロシアはモスクワをベースに活動する折衷的エクスペリメンタル・ポップ・アーティスト、Kate Shilonosovaによるソロ・プロジェクト、Kate NVの最新作『Room for the Moon』からRed Bull Music Academyで親交の深い仙台拠点のサウンド・アーティスト、Nami Satoの日本語のスポークン・ワードをフィーチャーした 「Lu Na」のMVが公開。 テレビのショーのような演出がされているMVを手かげたのはGina Onegina。サミュエル・ベケットのパフォーマンス「Quad」からインスピレーションを得て、ケイトの遊び心あふれるイマジネーションが発揮された。この反復のダンサーたちは、無邪気な猫たちのようにファジーな色調で、ノスタルジアとサイケデリアの境界線を曖昧にしている。 「ルナは元々、猫が1つずつ正方形を歩く単純なパターンである1つの繰り返しループで構成されるダンスクリップとして計画されていました。このパターンは非常にインスピレーションを得ており、私が大好きなベケットの作品「クワッド」に基づいています。もともと私は、猫が歩いている間、ゆっくりと太陽が後ろに現れるようにしたかったのです。すべてのダンサーは素晴らしかったです、彼らはそれらの猫のキャラクターにとても多くの生命をもたらしました!」 – Kate NV Kate NV – “Room for the Moon” Label : RVNG Intl. / PLANCHA Format: Digital / CD ※解説・歌詞・対訳付き予定 ※ボーナス・トラック1曲収録 Release Date : 2020.06.12 Price(CD) : 2,000 yen + 税(予定) Bandcamp : https://katenv.bandcamp.com/album/room-for-the-moon Tracklist 01. Not Not Not 02. Du Na 03. Sayonara (Full Moon Version) 04. Ça Commence Par 05. Marafon
2020/10/08
今秋リリース HEADZが関西を拠点とした新たなレーベル〈Leftbrain〉をスタートする。〈Leftbrain〉はこれまでにHEADZにて、goatや空間現代などのリリースを担当してきたスタッフによる新たなレーベルライン。 さらにレーベル第一弾として、SjQの11年振りとなる新作アルバムを今秋にリリースすることも発表された。SjQは、2003年に杉本佳一のcubic musicよりデビューし、虹釜太郎の360°Recordsのコンピに参加、2009年にHEADZより『Animacy』を発表して以降は、映像作家のKezzardrixとのプロジェクト「SjQ++」で、オーストリア・リンツの芸術祭Ars ElectronicaにてAward of distinctionを受賞、あいちトリエンナーレに出演するなど、多方面で活動してきた。今回発表されたアルバムは音楽作品としてはなんと11年振り。 また、他にはgoatの日野浩志郎による新プロジェクトや、荒木優光と、DJのDISTEST、neco眠るの栗原ペダルによる3人組「NEW MANUKE」の初のアルバム・リリース等を予定している。SjQの新作アルバムの予告編ともいえるティザー音源を公開。 Leftbrain Bandcamp : https://leftbrain.bandcamp.com/ Twitter : https://twitter.com/leftbrain_kyoto Instagram : https://www.instagram.com/leftbrain_kyoto/
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