2021年1月1日、The KLFが突如ストリーミング解禁

復活シリーズ第1弾

 

 

アンビエント・ハウスやチルアウトミュージックを広く浸透させながらも、UKレイヴカルチャーに多大な影響を与えたグループ The KLF が、2021年1月1日に突如としてバックカタログから8曲を収録したコンピレーションアルバム『Solid State Logik 1』を配信リリース。さらに全曲のMVが新たに開設されたThe KLFのYouTubeチャンネルにアップロードされた。

 

The KLFとしては、1992年に全てのディスコグラフィーを廃盤にして以来、29年ぶりの公式な音源の解放となる。「3AM Eternal」「What Time Is Love」などの代表曲が収録。

 

 

Bill DrummondとJimmy CautyによるThe KLFは、1992年にブリット・アワードにて最優秀ブリティッシュ・グループ賞を受賞、他にも数々の部門にノミネートされた。授賞式のライブパフォーマンスではUKクラストコアの代名詞的バンドExtreme Noise Terrorを引き連れて、「3AM Eternal」のハードコアパンクバージョンを披露。パフォーマンス後半にはビルが客席に向かってマシンガンで空砲を撃ち、メンバーがステージを去ったあと「KLFは今、音楽業界を去った」とアナウンスされた。受賞式後のパーティーが催されたホテルの外に、「私はあなたのために死にました、どうぞ召し上がれ」というメッセージと共に死んだ羊を放置。その後、実際に全て作品を廃盤にして、音楽業界から引退している。

 

1997年に2K名義での作品リリースもあったが、今回はThe KLFとして今後の展開も予告されている。今作『Solid State Logik 1』は複数のチャプターからなるリリースシリーズの第一弾となり、この後も残りの作品の発表が控えているようだ。

 

BBC Newsによると、イーストロンドンのショーディッチの高架下に2枚のポスターが貼られ、今回のサプライズ復活は予告されていたとのこと。

 

 

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