クリエイティブチーム「AC部」が初の大規模個展「九越 -Transmorph-」を開催

12/23〜1/4

 

 

クリエイティブチーム「AC部」の初の大規模個展「九越 -Transmorph-」が、日本橋三越本店「MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY」で12月23日よりスタートしている。

 

AC部は1999年に結成されたクリエイティブチーム。多摩美術大学在学中にNHK「デジタルスタジアム」年間グランプリを受賞し、キャリアをスタートした。以後、TVCM・プロモーションビデオ・ウェブサイトと表現の場を広げ、近年においては、TVアニメ「ボブネミミッミ」や、スケッチブックを矢継ぎ早にめくる手動アニメーションである高速紙芝居が知られている。サブカルチャーの領域では高く評価されてきたAC部だが、本展ではコンテンポラリーアートとして本格的に作品を発表する初めての機会となるとのこと。

 

『九越』-Transmorph- のメインとなるテーマは、AC部がミュージックビデオを手掛けたBATTLESの作品『Sugar Foot』。今作は、AC部にとって初めての海外アーティストとのコラボレーションとなった。

 

 

Sugar Foot』は約1年のビデオ制作期間を経て、11月に公開された。新型コロナウイルス感染拡大の影響でさまざまな活動が制限された2020年。中止になってしまったイベントの無念を晴らすべく開催された「大宇宙ロボット祭」が舞台となっている。お祭りには神輿やねぶたなど、日本的なモチーフが多数登場。お祭りから場面は転換し、未知の脅威がロボットを襲う。ラストシーンでは地球がロボットに変形し、ウイルスを思わせる脅威に打ち勝つ内容となっている。

 

本作について、この時代を生きる鑑賞者に勇気を与えるべく制作されたミュージックビデオであるとAC部は語っているとのこと。また、これまでのAC部の作品では見られなかった新しい映像表現が導入されている点も本作の特徴。展覧会では、ビデオ内で描き切れなかった『Sugar Foot』の世界観をアート作品が補完するように構成されている。オブジェや大作ペインティング、複数のメディアを組み合わせた作品、株式会社リコーの最新技術を用いた2.5Dプリントなどを展示販売するようだ。

 

AC部「九越 -Transmorph-」特設サイト : http://ac-bu.info/transmorph/

 

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