不成功への賛歌|Bernardino Femminielliが前日談作品『L’Exil』をリリース

今年後半には2つのLPも

 

 

自分の顔のドアップのTシャツを着ている鬼才で変態Bernardino Femminielliが、2016年の『Plaisirs Américains』、『L’Enfer Et Ses Fils』、『Roi Des Pauvres』などのリリースラッシュ以来の帰還。

 

今作はJesse Osborne-Lanthier、Will Ballantyne (City)、Pierre Guerineau (Essaie Pas)、モントリオール/バンクーバーを拠点にする3名のアーティストが新たにスタートさせたニューレーベル〈Éditions Appærent〉の第2弾リリースとなる。長尺曲を含む4曲入りの今作はミニアルバム的な位置付けのようで、今年の後半リリースされる2つのアルバム『Johnny 4ever (Part I)』と『Nobody’s Boy: Johnny (Part II)』の前日談作品。以前のエレクトロニック要素は後退し、セッション重視による楽曲はフリージャズ、プログレを取り込み奇妙な倦怠感を生む。『L’Exil』は不成功の逆説的な賛歌、ショービジネスの風刺、社会のはぐれ者やヒーローへのオマージュ、亡命したアメリカ人ショーマンの経済的、芸術的、精神的な失敗を描いた物語。

 

 

 

Bernardino Femminielli – “L’Exil”

Label : Éditions Appærent

Release date : July 14 2020

Bandcamp : https://editionsappaerent.bandcamp.com/album/lexil

 

Tracklist

1. French Exit

2. L’Amour avec moi

3. L’Exil

4. La Ballade de Daddy & Johnny

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