2020/05/26
7月10日リリース
アメリカ南部のルイジアナ州で育ち、ニューヨーク経由で現在はロサンゼルスに拠点を置くボーカリスト、プロデューサーのJulianna Barwickが最新作『Healing Is A Miracle』を〈Ninja Tune〉から7月10日にリリースすることが発表され、同時に新曲「Inspirit」のMVを公開した。
独特な瞑想状態をもたらすサウンドと反響音と歌声が『Healing Is A Miracle』の特徴であり、土台となっているのは、即興演奏と、信頼を置く機材への造詣である。それをもとに、彼女は人を惹きつける開放的な作品世界を紡ぎ出す。さらにこの作品にとって、3人のコラボレーターの貢献は欠かせないものだ。長年に渡って深い信頼関係を育んできた3人、ヨンシー(シガー・ロス)、ノサッジ・シング、メアリー・ラティモアは、バーウィックによる有機的に展開するサウンドに対して、それぞれの存在感を発揮している。
アルバムのタイトルは、人間の体が自らを修復しようとする働きがいかなるものであるかということに考えを巡らせたさいに思いついたものだった。その奇跡のような作用について、我々が注意を向けることはほとんどない。「例えば手を切ってしまったとき、傷が痛々しくても、2週間後には見た目では何もなかったかのようになってしまう……これって何だかすごいことでしょう?」それは当時の彼女にとって何よりふさわしい感傷だった。そこからこの簡潔なメッセージをタイトルとして思いつき、複数の友人に意見を求めた。こうしてアルバムのタイトルが決定した。今回のアルバム自体が、そして彼女の作品全体がそうであるように、すべては自身の感性に従った結果、どこに行き着くのかということがテーマになっている。
自分の力で何かを作り、ただ愛を形にする……それは感動的な体験だった。私がレコーディングしていたのは、自分の心から出てきた音楽であって、決して「課題」や仕事のためではなかったのだから……少しだけ涙するようなこともあった
– Julianna Barwick
3人の友人たちとの夢のようなコラボレーションの機会に恵まれたことは彼女にとって大きな刺激になった。ヨンシーとの交流は、プロデューサーのアレックス・ソマーズの仲介によって始まった。バーウィックは、2013年のアルバム『Nepenthe』のレコーディングでヨンシーとセッションをするためにレイキャビクに渡り、以来長年に渡って、アイスランドと、現地で出会った人々に親近感を抱いてきた。「ヨンシーは、世界最高の歌声の持ち主だと思う」と彼女は言う。「ヨンシーの声と合わさった自分の声を聴くのは、人生の喜びのひとつなの」ノサッジ・シングは、バーウィックと知り合った際に、彼女の2011年のアルバム『The Magic Place』への愛着を伝えており、以来彼らは、何か一緒にできる機会をお互いに窺っていた。バーウィックとラティモアは、長年一緒にライブに出演しながら友情を育んでいて、ロサンゼルスに移ってきたのもほとんど同じ時期だった。自分が初めて友人3人と同じ街にいると気づいたとき、アルバムに彼らが参加するのはごく自然なことだと感じられた。彼女は、制作の過程で得られた新たな気持ちと力添えと友情をレコードに盛り込んだ。
アルバムのアートワークは、ジョエル・カズオ・クネンシルトによってアイスランドで撮影された。これは空中撮影の映像から抜き出した画像であり、息を呑むような海岸線の光景を上空からドローンで撮影したものだ。本日公開された「Inspirit」のビデオにも、この映像が使用されている。
『Healing Is A Miracle』は〈Ninja Tune〉から7月10日にリリース。国内盤CDにはボーナストラックが収録され歌詞対訳と解説が封入される。また限定のサイン入りLPも発売予定。
Julianna Barwick – “Healing Is A Miracle”
Label : Ninja Tune / Beat Records
Release date : 2020.07.10 Fri
Pre-Order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11124
TRACKLISTING
01. Inspirit
02. Oh, Memory ft. Mary Lattimore
03. Healing Is A Miracle
04. In Light ft. Jónsi
05. Safe
06. Flowers
07. Wishing Well
08. Nod ft. Nosaj Thing
+ Bonus Track for Japan
category:NEWS
tags:Julianna Barwick
2020/05/20
6月26日リリース デビューから18ヶ月の間でベルリンのBerghain / PANORAMA BAR、イビザのDC-10でのプレイ、そしてPrimavera Soundへの出演やJamie xxとのロンドンでの共演など、瞬く間にその存在が世界へ広がったDJ、ラッパー、シンガーソングライター박혜진 Park Hye Jin(パク・へジン)が〈Ninja Tune〉よりEP『How Can I』を6月26日にリリースすることを発表。同時に収録曲「Like this」のMVを公開した。 i-D、Hypebeast、Boiler Room、FADER、Dazedでのピックアップ、そしてOnesToWatchの「Best New Artists: 2020」の一人にも選ばれたPark Hye Jinの最新EP『How can I』に収録された6曲は、2019年の間に彼女が初めてヨーロッパ、北米、オーストラリアを旅した際のトランジットの時間を中心に制作されたもので、これまでの彼女のアウトプットの中で培われた多様なスタイルが表現されている。「Like this」では、ドリーミーなメロディと疾走感のあるリズムの上に彼女の中毒性のあるヴォーカルを乗せられている。また、ムーディーなテクノの「NO」やJuke / Footwork にインスパイアされた「How come」では、自分の境界線を押し広げ、カテゴライズされた概念を超えた才能をみせている。どのようなスタイルであっても、このEPに収録されたトラックは繊細でエモーショナルな空気を纏っており、「Can you」の中では “あなたのことを愛してるし、大嫌い、私のベイビーになってくれる?” と歌っている。そしてEPを締めくくる「Beautiful」ではインストを中心とした明るいメロディーを作り上げている。このEPが制作された2019年には、今の状況を想像することは不可能だっただろう。しかし彼女にとっては、一刻も早く音楽をリリースすることが重要だった。 明日死ぬかどうかは誰にもわからないけど、もしそうなってもこれをリリースできたし、幸せに死ねる。今まで待っていてくれてありがとう。 – 박혜진 Park Hye Jin Park Hye Jin – “How Can I” Label : Ninja Tune / Beat Records Release date : 2020.06.26 Pre-Order : https://ninjatune.net/release/park-hye-jin/how-can-i Pre-Order : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11119 TRACKLISTING 01. Like this 02. Can
2021/06/25
Travis Barker、Avril Lavigne参加 「何か新しいものを必要としていた」と、blink-182のドラマーTravis Barkerと共に制作した最新曲「t r a n s p a r e n t s o u l」が注目を集めているWillow Smithが、新作アルバム『Lately I Feel Everything』のリリースを発表し、先行シングル「Lipstick」を公開。 今作ではTravis Barkerの他にもAvril Lavigneも参加。WILLOWはアルバムについて次のようにコメントしている。「このアルバムでは、とにかく自由になりたかった。ただ楽しく、若々しく、心配するようなものにしたくなかった。」 学校では、ParamoreやMy Chemical Romanceを聴いているといじめられた経験もあるそうで、「私のアルバムを聴いてくれる黒人の女の子たちに、私たちみたいな人は沢山いるってことを知ってもらいたい。あなたは一人ではありません。黒いアイラインを引きたいと思っている黒人女性は、あなただけではありません。」と語っている。また、ポップパンクはとても好きだが、心の拠り所はメタルにあるとのこと。 WILLOW – Lately I Feel Everything Release date : 16 July 2021 CD / Vinyl / Cassette /Stream : https://willow.lnk.to/LIFEAlbum Tracklist 1. t r a n s p a r e n t s
2018/08/31
10月5日リリース。 Marie DavidsonがUKの名門Ninja Tuneとサイン。4枚目のアルバム『Working Class Woman』を10月5日にリリースすることが決定。 パートナーのPierre GuerineauとのユニットEssaie Pasで、DFAからリリースされたアルバム『New Path』やそれに伴うツアー、各フェスへの出演、さらにモントリオール周辺アーティストのコレクティブBunni Groupe(メンバーはMarie Davidson、Madison Dinelle、Bernardino Femminielli、Thea Govorchin、Pierre Guerineau、Jesse Osborne-Lanthier、Asael Robitaille、Giulio Scalisi)の活動もあり、かなり忙しくしていたようだが、その合間を縫って今回のアルバムは制作された。先行でアルバム収録曲から『So Right』がリリース。またJohn Talabotのリミックスも合わせて公開されている。 アルバム詳細はこちら。
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