インダストリアル・ミュージックの始祖、Genesis P-Orridgeが慢性骨髄単球性白血病により逝去

享年70歳

 

 

Throbbing GristleやPsychic-TVの中心人物、そしてインダストリアル・ミュージックの始祖と称されるGenesis P-Orridgeが3月14日に逝去。Genesis P-Orridgeの娘であるGenesseとCaresse、マネージャーRyan Martin(Dais Recordsのファウンダー)によって発表された。

 

2017年に慢性骨髄単球性白血病を患っていることを公表し、闘病生活を送っていたGenesis P-Orridge。享年70歳だった。

 

Genesis P-OrridgeことNeil Andrew Megsonはマンチェスター出身、前進グループCOUM Transmissionsを経て、1975年にThrobbing Gristleを結成。1977年にセルフレーベル〈Industrial Records〉からデビューアルバム『The Second Annual Report』をリリース。”工業化社会”というコンセプト、ノイズ、コラージュ、呪詛的なボーカル、リズムボックスを使用した音楽性は、後のインダストリアル / ノイズミュージックのシーンに多大な影響を与えた。1981年に最初の解散、2004年に再結成、2010年にメンバーのPeter Christophersonが亡くなったことにより、再度解散した。

 

 

1990年代、ニューヨークでレディ・ジェイ(2007年10月逝去)と出会い、結婚。2人とも子供を持つ気はなく、子供の代わりに性別をもたない新人類パンドロジェニーへ進化することにした。2人はお互いに似せるように整形手術(性転換)をし、ジェネシスは豊胸手術を受けた。これが「パンドロジェニー・プロジェクト」である。

 

category:NEWS

tags:

RELATED

FEATURE