2018/10/09
Bandcampでの自主リリースが話題になっていた『Stealth』がEM Recordsからフィジカルリリース決定。
今年6月にリリースされたTakaoの『Stealth』は、Bandcampでの自主リリースながら、周辺アーティストを巻き込みながら話題になった。そんな『Stealth』が大阪のEM Recordsからフィジカルリリースが決定。
AVYSSでもインタビューを行ったのが、つい先日の出来事のようだが、奇跡にも近い偶然と縁が重なりEM RecordsとTakaoを結ぶお手伝いをさせていただきました。リリースが決まり本当に嬉しいですし、このアルバムがいろんな層のリスナーに届くことを願ってます。
<以下、info>
「このアルバムには黄金色の海が広がる。僕にとって、その新しい音楽の海には、吉村弘、芦川聡を初めて聴いた時の感覚だったり、あの時のNuno Canavarroの質感、晩年のRobert Ashleyの構造にもたどり着く。音楽の深海へ、時空を超える面白さ。Takaoの秘めた好奇心にリスペクト。」(蓮沼執太)
「行ったことのない街や、登ったことのない山の景色を、会ったことのない友達から届く写真で知るような美しい傑作!」(古谷野慶輔/空間現代)
「Takaoはニューエイジの包摂からステルスする。繰り返し聴いてほしい。隠れた新エリアが出現するまで…」(小松千倫 Kazumichi Komatsu)
「“Stealth” is certainly an apt title for this disarming collection of crypto-New Age. From its opening, one might be forgiven for assuming that what follows is a tableau of digital disruption, and noise in one of its less offensive iterations.
However, Takao instead presents a rich and detailed tapestry of compositions that take New Age affectations, fashioning them into something far grander. There’s a penchant for the naïve, the more garish of digital instruments in the vein of James Ferraro – but importantly, Takao steers away from submitting to gestures themselves naïve or garish, opting instead to focus attention to a more nuanced, delicate style.
Indeed, a more intrinsic tradition to posit “Stealth” as an inheritor of would be the Impressionism of Debussy, or even Satie, with Takao’s approach drawing light and composure from his instruments at their most bare and unadorned. Ever so pleasing and atmospheric, “Stealth” is remarkably affecting in its subtlety.」(Nico Niquo)
何よりも鮮烈なエレクトロ・アコースティック・コンポジション。ネット空間に生成された音楽土壌に育まれた新世代の才能、Takaoが発表する脅威のデビュー・アルバム。
濱瀬元彦、武満徹、新津章夫、ヤン富田、Sean McCann等々に影響を受けたと率直に語るタカオだが、これら先達に新旧有名無名の区別はなく、ただアクセスした特定の作品が作家の創作意欲を突き動かしたのみで、そこから得たインスピレーションを衒いなく定着させたのがこの『Stealth』だ。ゆえに『ステルス』は作曲の楽しさと想像性に溢れ、心地よい美しさと、聴き込めば現れる意想外の深さが同居している点で近年まれに見る(感じる)存在感をもつ。1年半かけて仕上げたという『Stealth』は13曲で33分(!)この流儀の作風にしては異端的な短さで、かつ、ひとつとして同じ体裁の曲がないにもかかわらず、シームレスな環境音楽的体験ができる。それは装丁にあるような晴れた日の海の表情を映し出しているかのようだ(※写真はTakao自身が湘南で撮影したもの)。控えめだがこだわり抜いたタカオの音感覚にも注目。この末恐ろしい才能には今後も目が離せない。
Takao『Stealth』
フォーマット:CD/LP/Digital
制作発売元:エム・レコード (EM Records)
発売日:
デジタル版 10月26日(先行販売)<デジタル版こちら>
CD版 11月28日 <CD版こちら>
LP版 2019年1月下旬予定 <LP版こちら>
Bamdcamp:https://emrecords.bandcamp.com/album/stealth
マスタリング:倉谷拓人(Ruv Bytes)
装丁:木村銀次
All tracks composed and poduced by Takao
Special thanks: Nobuyuki Sakuma (CVN/AVYSS)
リリースの発表と同時にTakaoのnew mixがGrey Matter Archivesで公開。好きな日本人作家中心のミックスとのこと。
category:NEWS
2018/07/02
今年2月に配信でリリースされ話題になったアルバム。 配信限定だったDemon Setoの2ndアルバム『Savage Demon Frustration』が2枚組CDでのリリースが決まった。リリース日は7/7、コチラで予約受付中だ。 CDには配信に収録されていないボーナストラックが2曲追加、全曲解説付きの歌詞カードも封入されており、さらにスクリューバージョンも8曲収録されるとのこと。スクリューが合いそうな曲が揃っているだけに、期待が高まる。 また、Demon Setoは先日Cold Roseを客演に迎えた『Jackass huntaz』のMVを公開している。プロデュースはMMCCXVIII。 『Savage Demon Frustration』の配信バージョンは以下になる。
2019/12/02
12月15日開催 VOTZCOのメンバーが新たに始めたバンド BISING。9月にデジタルリリースしていた1st EP『Behind The Blank』を改めてカセットでフィジカルリリースした。 目に見えるほど荒い粒子と雪崩れるフィードバックの中にもどこか親しみやすいメロディーが特徴のオルタナティブ / ハードコアな本作。12月15日に小岩BUSHBASHで開催されるレコ発には、VINCE;NT、SETE STAR SEPT、Ultrafog、NEHANN、BLACK HOLEなど出演。EPのアートワークはレコ発にもDJ出演するohianaが手がけている。 bandcampではデジタルとTシャツが購入可能。 https://bising-jp.bandcamp.com/album/behind-the-blank ROUNDABOUT#1 2019/12/15 (sun) VENUE 小岩BUSHBASH ADV/DOOR 2,000/2,300 OPEN/START 17:30/18:00 LIVE BISING、VINCE;NT、SETE STAR SEPT、Ultrafog、NEHANN DJ ohiana、BLACK HOLE flyer by ohiana
2019/01/21
傑作『Stealth』のリリパが京都の外で開催決定。共演は7FO、CVN、EM Recordsの江村幸紀。 年末に公開したAvyss Encountersでもこの作品を挙げる方がいたが、アーティストや音楽に携わる人間からも評価が高い。そのTakaoのデビューアルバム『Stealth』の発売を記念したイベントが京都の外で開催決定。 共演は『Stealth』をリリースしたEM Recordsのファウンダー江村幸紀、同じくEM Recordsからアルバム『竜のぬけがら』をリリースした7FO、そしてCVNというラインナップになっている。 《Takao『Stealth』CD&LP発売記念ライブ》 Takao 7FO CVN DJ 江村幸紀(エム・レコード) 2019年2月16日(土) 開場/開演 18:00 予約 2,500円 当日 3,000円 *学生証提示で予約・当日ともに2,000円 イベント詳細と予約はこちらから。 また、Grey Matter Archivesで公開されたTakaoのMixはこちら。
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