
2025/12/06
utumiyqcomが辿る新章の足跡と、デジタルのノスタルジー

2022年にSoundCloudでの活動を皮切りに、ボーカロイドやdigicore、emo pluggといったインターネット発の音楽文化を背景に独自のスタイルを築いてきたシンガーソングライター/ラッパー・utumiyqcomが、2025年の集大成として3rdアルバム『rewind』をリリース。
当初は、異なるコンセプトに焦点を当てた2枚のEPを連続リリースするプロジェクトとして進行していたが、制作を重ねるにつれ、それぞれの楽曲が示す方向性や繋がりが次第に明確になったことから、最終的に一枚のアルバムへと再構築された。
2025年のutumiyqcomは、活動領域を大きく広げた一年だった。コンピレーションアルバム〈NOVA〉にて、原口沙輔プロデュースによるe5・嚩ᴴᴬᴷᵁと共作した「Anti Piracy Screen」をリリース。ZEROTOKYOで開催されるイベント〈GOLDDISC〉のZHALLへの出演。さらに、ときのそら「Chu-Chu-Lu」リミックス制作、Vshojo内のユニット、NOVAへのオリジナル楽曲「Starry Connection」制作、鷹嶺ルイのアルバム「Lapis Lazuli」への作詞提供など、プロデュース/提供の分野でも存在感を示した。『rewind』は、こうした多面的な展開を経た“現在のutumiyqcom”を最も純度高く定着させる作品となっている。
そんな活動のまとめとして集大成となる今作は、hyper(pop/flip)な新章の足跡と、digitalなノスタルジーの二面性をテーマに製作。多様なジャンルで構成されたビートを、絶対的な歌唱力という説得性で乗りこなした一枚となっている。プロデューサー陣にはdiscordsquad2kの一人として活動するDJ/ビートメイカーのikill、クラウドラップ・コレクティブtmjclubのコアメンバーであるlazydollや、国外からはmiraieとjichu、そして代表曲「fact react」のプロデューサーでもあり、Back DJも務めるHASEBE EBIが参加。さらに、最後の曲は初めて自らでプロデュースを行い製作した。
セルフサンプリングなどの表現で過去や現在、未来を振り返りながら描くこのアルバムが語るのは、自身の歩んできた足跡だけではなく、これから自身が歩んでいく新たな物語の幕開けでもある、とのこと。

utumiyqcom – rewind
Release date : December 6 2025
Stream : https://linkco.re/7VcptHQC
Tracklist
1. rewind fact
2. shutdown
3. school
4. how about you?
5. in my garden
6. one time reflection
7. unforgiven
8. mia
Credits:
Illust : myon
Mix : utumiyqcom
Mastering : HASEBE EBI
category:NEWS
tags:utumiyqcom
2023/10/14
アートワークはcosgasoが担当 2022年よりSoundCloud上で活動するシンガー・utumiyqcomがデビューアルバム『01』をリリース。 「歌ってみた」に出自を持つutumiyqcomは、デジタルな感性とラップミュージックを融合させたdigicoreシーンに登場して以降、アニソンディーヴァさながらの存在感ある歌唱で注目を集めてきた。客演ではラップクルー〈STARKIDS〉に所属するleviやマレーシア在住アーティスト・miraieとのコラボレーションを果たすほか、シーンで熱烈な支持を受けるライブイベント〈DEMONIA〉に出演するなど、短期間で数多くのファンを獲得してきた。 初の配信リリースとなる『01』は、既にSoundCloudで発表された楽曲を中心に、3曲の書き下ろしと2曲のリアレンジが含まれた8曲入りのアルバム。広漠なバーチャル空間を想起させるドリルビートの”nostalgic memory”や、シンガーソングライター・Uztamaが編曲を手掛けるポストロック/エレクトロニカ混交サウンド”harunohi”など、多様なトラックに憑依しながら歌い、自己の存在を確かめていく一作。 本作のタイトル『01』には、カウントアップしていく今後への期待を込めつつ、自身が崇拝する初音ミクの左腕に刻印された番号がオマージュされている。また、アートワークはイラストレーターのcosgasoが担当した。 utumiyqcom – 01 Release date : October 14 2023 Stream : https://linkco.re/Xvyr6DRR Tracklist 1. nostalgic memory 2. mind garden 3. harunohi 4. tell me rainey 5. summer one take 6. nightmare 7. 劇中歌 8. 01
2024/04/12
古傷のような二人称を蝶番に展開される連作 utumiyqcomが2曲入りシングル「lost wrist」をリリース。 今作はutumiyqcomが活動初期にSoundCloudに投稿した楽曲をリメイクした2曲入りシングル。ハイトーンボイスで鬱屈を溢れさせる表題曲「lost wrist」と、希薄な生存感覚をグリッチーに綴る「last trust」は、古傷のような二人称を蝶番に展開される連作。薄闇の中で人生の輪郭を得ようと手繰った、かつてのutumiyqcomの”失学園”の記憶が語られる。 – utumiyqcom – lost wrist Release date : April 12 2024 Artwork: mano mouth Movie: nao (edit), 宇有 海 (photo) Stream : https://linkco.re/R2UD8z2e
2025/08/15
レールを外れたその先で、歌は武器になる 2022年にSoundCloudでの活動を皮切りに、ボーカロイドやデジコア、emo pluggといったインターネット発の音楽文化を背景に独自のスタイルを築いてきたシンガーソングライター/ラッパー・utumiyqcomが、新曲「unforgiven」をリリース。 昨年発表された2ndアルバム『不可視化』に続き、utumiyqcomはこの秋、2つの異なるコンセプトにフォーカスを当てた2枚のEPを連続リリースすることを発表。6月に先行配信された「in my garden」が“儚く繊細なモード”を象徴する第一弾であったのに対し、本作「unforgiven」はその対をなす“鋭く強いモード”を示す第二弾シングルとなる。 「unforgiven」は、レールに沿った“正しい”生き方ができなかった者としての自意識、思春期に抱えたトラウマ、そしてそれらを乗り越えるのではなく抱えたまま、音楽という唯一の武器で生を切り拓いていくという決意を描いた楽曲。 サウンド面でも、これまでのエレクトロニカ的な繊細さを保ちながら、よりハードかつエモーショナルなビートとラップが融合。utumiyqcomの“かっこよさ”を全面に押し出した、新たなモードの到来を強く印象づける一曲。 EPの詳細は今後公開されていく予定だが、「in my garden」と「unforgiven」、この両極のシングルが語るのは、「赦し」ではなく「歩む」ことそのもの。 トラックはHASEBE EBIとikillが共作、アートワークはnayoyokiが制作し、ミックス・マスタリングはutumiyqcom自身が手がけている。 utumiyqcom – unforgiven Release date : August 15 2025 Stream : https://linkco.re/pH246Ced
No Busesなど4組が追加
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4thアルバム『Reflect』リリース
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1/23 DAY & NIGHT / 渋谷 5会場・7フロア使用
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