
2025/03/22
Telematic Visions参加

2005年生、福井拠点のラッパー・igaが3曲入のシングル『our』を3月23日(金)にリリース。アートワークは中国のイラストレーター・百一丸丸が提供した。Track2「ghost」は同世代のトラックメーカー・Telematic Visionsとの共作。
『our』は前作『BLUESKYFISH』以降、徐々に変わりゆくigaの今のムードを反映した3曲入シングル。改めて自身の原点のひとつであるインディ/オルタナティブに回帰し、ギターの再解釈を試みた。空洞化しつつあるSWAGカルチャーを尻目に、福井での暮らしや時間の流れに意識を向け、自分らしくゆったりとたゆたうことに焦点を置いた、スローな作品。
iga – our (single)
Release Date : March 22, 2025
Stream : https://linkco.re/71Za3QMZ
Tracklist
1. our
2. ghost (w/ Telematic Visions)
3. toy
illust : 百一丸丸
all tracks vo,mix,writing,mastering : iga
track2 produce : iga,Telematic Visions
category:NEWS
tags:iga
2024/07/12
8月4日 新宿SPACE 〈KAOMOZI〉よりリリースされたigaの2nd EP 『BLUESKYFISH』のリリースパーティーが〈Texture〉のサポートにより8月4日に新宿SPACEにて開催。 今回のテーマであるsadにフューチャーしたLIVEアクト4組、DJアクト4組による計8組がラインナップ。LIVEアクトには今回リリースライブとなるigaを始め、関西からRY0N4、兼ねてよりigaと親交の深いyutaaoki、vqが出演。DJアクトには〈Texture〉からEtherion、〈第四の道〉主宰のNordOst、内省的なアンビエンスを体現するHue Rayに加え、igaの盟友でもあるTelematic Visionsが華を添える。 2024.08.04 sun. <BLUESKYFISH> Texture x iga release party 新宿SPACE TOKYO ENTRANCE DOOR 3000+1D ADV 2300+1D U23 1800+1D OPEN/CLOSE 18:30/22:30 -LIVE- iga(release live) RY0N4 vq yutaaoki -DJ- Etherion Hue Ray NordOst Telematic Visions -Flyer- fuma igarashi Presented by Texture iga – BLUESKYFISH Label : KAOMOZI Release date : July 7 2024 https://big-up.style/cwhWDF8Cqj https://kaomozi.bandcamp.com/album/blueskyfish 1. Nikes 2. pallet 3. shikinami 4. olddays 5. true tears 6. 果て
2024/07/07
生活と理想の板挟み トラックメイカー・ラッパーとして活動するigaの2nd EP『BLUESKYFISH』が〈KAOMOZI〉よりリリース。 ニコチン、カフェイン、翼、夢、電車。ありふれた日常の風景のなかでどうしようもない気持ちになる自分と、かといってすぐに追いつけるわけでもないやるせなさ。愛している人には会えないし、ぼんやりとした心苦しさの中で、少しずつ目の前のことをやっていくしかない。嫉妬はあるけど、アニメの中のボーイミーツガールを見ていれば少しだけ大丈夫なような気もする。 生活と理想の板挟みになる毎日を朴訥にリリックに落とし込むigaのソングライティングは、リスナーの生活に寄り添いながらも、ほんの少し前へと進むための推進力をもって立ち現れる。ジャケットは〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が描いたドローイングを使用してiga自身がコラージュを制作。既に発表となっている7/29開催のイベント「TACHISM vol.4」にて、igaのリリースライブが控えているほか、リリースを記念したZINEが発売される予定。 iga – BLUESKYFISH Label : KAOMOZI Release date : July 7 2024 https://big-up.style/cwhWDF8Cqj https://kaomozi.bandcamp.com/album/blueskyfish 1. Nikes 2. pallet 3. shikinami 4. olddays 5. true tears 6. 果て
2025/10/21
ラッパー・igaによるTyler, The Creator来日公演レポート 2025年9月9日・10日に東京・有明アリーナで開催された〈TYLER,THE CREATOR CHROMAKOPIA: THE WORLD TOUR〉。8年ぶりの来日となる本公演は無数の人で溢れかえり、昨年リリースのヘビーな大作『CHROMAKOPIA』を基調としつつ、それとは対照的なテンションの最新作『DON’T TAP THE GLASS』にまつわる演出も入り混じった内容となったようだ。 AVYSSでは本件のライブレポートを、福井出身・現在は東京を拠点とする2005年生まれのラッパー・igaに依頼。2020年代以降の日本を取り巻くオルタナティブなラップシーンにおいて、決してラッパー然としたラッパーではなく、しかしラップへの愛に溢れた弱冠20歳の彼がまっすぐ見つめた、オルタナティヴ・ラップの巨人の姿をここに記録する。 Report / Writing : iga Edit / Introduction : 松島広人 / NordOst 僕が中学2年のころ、『IGOR』というアルバムがリリースされた。 当時は自分でディグして音楽を聴き始めたばかりだったからリリースから多少のずれはあったけど、チェックして衝撃を受けた。『IGOR』収録の「A BOY IS A GUN」にかなりグッときて、何度もリピートして登下校時に聞いていた。当時は音楽すら作り始めていなかったけど、僕が頭の中でやりたいことの先をやられた感触が確かにあって、軽く嫉妬したのを覚えている。 それから6, 7年が経った今考えると、大きな影響を受けているような気もするし、ほとんどないような気もする。けれど、僕はこの日、田舎の地方都市で学生をやっていたころの匂いを少し思い出した。 9月10日水曜日に有明アリーナで開かれた、Tyler, The Creatorの来日公演のレポートをAVYSSに依頼され、西武新宿線から三回も四回も乗り換えて江東区の埋立地に向かった。僕はこういう書き仕事をしたことも無く、ただの若手ラッパーでしかない。だから、レポートというより飾らない素直な感想、って感じにはなると思う。その素直な感想を伝えられるよう頑張ります。 地下鉄丸ノ内線、赤坂見附。名前が渋すぎる。混み合う電車では前の人のルイヴィトンのバッグが足に当たる。銀座から有明アリーナに向かうバス停は長蛇の列だ。満員のバスを何台か見過ごして「無理!」ってなった海外の人たちとタクシーに相乗りして向かう。みんなTylerのファン。 車窓から見える景色が凄い。首都高で遮られる空、埋立地に浮かぶタワーマンション、僕が見覚えのあるものはひとつもなかった。お台場を通る。Normcore Boyzのフッドはこの辺か、羨ましいのか、何なのか。東京は、ここがいい場所なのかすらよくわからないほど、すべてがファストに進む。 ちなみに、スタジアムやアリーナでやってるような、ちゃんとチケットを取って観に行くようなライブはこれが初めてだった。アングラな感じのクラブとかじゃなく、ちゃんとした会場での音楽体験って意味でも初めてのこと。とてもそわそわしてきた、楽しみだ。 そんな東京へのざれごととか、いろいろ、頭の中でぼやいていたら有明アリーナに着いていた。お客さんの層は若い男女が多く、人もかなり入っている様子だった (15000人ほどらしい、凄い)。みんなかなりオシャレ。お酒を頼みに行ったら、DJのasterisk*くんとばったり。彼は1Fの後ろの方の席だったみたいで、Paris, TexasやTylerの姿が全然見えないと嘆いていた。ドリンクの長蛇の列に並んでいる間に、もうParis, Texasが始まってしまう。 急いで席に着く。僕はステージ右上2階の席だった。初めてのS席。会場は既に熱気で溢れかえっていて、Paris, Texasは会場のそういう雰囲気をすでに掴んでいる感じだった。完璧に3人で掛け合うスタイルが気持ちよく、彼らの提示するSWAGがフロアにちゃんと届いていた印象。日本のラップのライブではなかなか見られない、観客とのコール&レスポンスが自然に起きていたのも新鮮だった。会場のボルテージが一気に上がる。いいライブを作るために、Paris, Texasは色々な角度からアプローチしていた。 大きいステージというのもあってメリハリがない少しのっぺりとした音響だったけど、彼らのバイブスの高さを見ているとすぐにそんな懸念は消えていった。30分ほどのパフォーマンスを終え、アカペラしながらParis, Texasの3人は退場していく。素晴らしいオープニングアクトで、この時点でかなり満足感があった。 長い沈黙を経て、いよいよライブがスタート。「スマホいじるな」「座るな」「悪口はNG」の文字がバックグラウンドのモニターに浮かびあがる。ニューアルバムにちなんだ、今日を楽しむためのルール。楽しみ方はこっちが勝手に決めるわ、とか思いつつ、スマホをポッケにしまった。 1曲目は『DON’T TAP THE GLASS』から「Big Poe」。今回、ほとんどの曲がライブセット用に繋がっており、飽きさせないように完璧に組まれていた。この大舞台でも全く緊張など見られないほどラフに、同時にスピットしている。照明も、展開も、観客も、全てを利用してタイラーは空間を作って行く。静と動のコントラストをジャックして、時にはシャウトに近い歌で。既に僕は完璧に掴まれていた。 3曲目、今回のツアーテーマである『CHROMAKOPIA』から「St. Chroma」では冒頭のドラムに合わせて観客が手を叩いて参加する。視認できないほど大きいフロアは真っ赤な照明に包まれた。言葉にならないシャウトからのこの曲のフックを迎える。展開もかなりカオスなものになっているが、今は誰もそんなこと気にしていない。今この場を楽しむことに全員が必死になっているような、体験として持ち帰らないと損や、刮目しとこう、そんな空気。そう思わせるパフォーマンス。 ファッションもかなりヤバい、全身真っ赤。キャリア初期から感じていたスタイリングへのこだわりは今なお健在。Tylerはつんざくようなラップをしながらキャップの角度を何回も変える。オルタナティヴだし同時にユニークさも一目で分かる。個人的に『Flower Boy』『IGOR』以降かなり独自性に磨きがかかっているように見える彼の現在を、存分に感じている。そういえば今回、Tylerのブランド〈Golf Wang〉やマーチなどの物販もやっていたようで、彼のTシャツを着ている人をかなり見かけた。着飾ることへの影響力も半端ない。 少しMCが挟まり、展開的には第二章みたいな流れ。正直ここからは僕はほとんどメモを残せなかった。凄い体験だった。激しいストロボと爆音の最中にいた。彼は王道のヒップホップから少しはみ出したアーティストだと思うが、この日のショーには本質的な意味でのラップの良さ・面白さが詰まっていたように思う。スピットは続く。Tylerは手前に伸びている形のステージを歩いてきて、少し広くなったあたりに座り込んだ。 僕はこのパフォーマンスにかなり感動した。個人的に今回で1番だったかもしれない。優しい旋律の上で、声を駆使して展開を作っている。純粋なラップのみでテンポを刻む。どんどん声量が上がっていき、最後は圧倒的なシャウトで〆 (「Take Your Mask Off」)。テクノっぽいネタと早いビートの上でラップが繰り広げられる(「Stop Playing With Me」)。 手札がありすぎて感動した。もはや手札とか、そういうことではないのかもしれないけど。 この曲が終わると、照明が全部焚かれてかなり明るくなった。「thank you ありがとう」彼の片言の日本語が、妙にまっすぐ響く。古い曲をやるとのことで、過去曲の短いメドレー的な流れが始まった。もはやアンセムな「EARFQUAKE」がかかり、ここ1番の熱気に溢れた。live verとして完成度がかなり高かった。Tylerの独特なパフォーマンスも個人的に好感触で、今回も本人がダンスを披露していた。全体的にリズムキープや、彼が歌う所と、逆にお客さんに歌わせる所の使い分けが完璧だった。センスもあると思うけど、それ以上にキャリアの長さ、積み上げてきたからこそ、の美しさだった。Frank Oceanとの「she」など、昔の曲も披露してくれた。嬉しい。 ステージに寝転がるTylerを、カメラが映画のワンシーンみたいに美しく捉えている。通路に降りてラップしながら会場を駆け回る。みんなとても嬉しそう。お客さんに求める姿勢が良く見られる、マイクを客に向けたり、掛け声で鼓舞したり。「Like Him」がかかると、もうクライマックス。みんなで歌えて良かったな。 個人的に、というか、反応を見てる限り、みんな大好きな「NEW
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