2025/02/13
日韓合同レコ発ツアー開催
以下、インフォ
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グローバルなポップミュージックの地位を確立して久しいラップ・ミュージックだが、ラップは英語(アメリカ英語)でなければ米国でヒットすることは難しい。これはK-POPの戦略を見ても自明のことだと思う。アメリカ英語を練習して巧みに操り、ラップ・ミュージックの「アジア」の枠に花を咲かせている韓国のアーティストが多数いる一方で、ローカルの意味を音とリリックに落とし込み、ヒップホップを完全な地元の味に調理してしまう「アジア」のアーティストも存在する。タイのJUU4Eはまさしくその代表的な存在だ。
タイのヒップホップ・シーンにおいてOGとしてリスペクトを受け、独自の位置を確立しているラッパーJUU4E。ファースト・アルバム『ニュー・ルークトゥン』(2019年)では、stillichimiya/OMKのYoung-Gプロデュースの元、タイの雑食ゲットー歌謡ルークトゥンをヒップホップと折衷、最新のヒップホップであると同時に最新のルークトゥンでもあるという傑作を作り上げた。続く『馬鹿世界』(2021年)ではサイケデリックかつ、タイ南部の舞踊芸能ロン・ゲンや日本民謡など意識的に「アジア」の風味を取り入れたユニークな音楽を展開し、コロナ渦中の混沌とした世界を描いた。 これらの流れを継ぐ『イズ』は、コロナを乗り越えて再びパーティーが始まる、開放感に溢れたダンス・アルバムなっている。
アルバムの前半6曲は、2023年にデジタルEPとしてリリースされたもので、アップテンポのジャージークラブ、ドラムンベース、ドリルといった「グローバル」のトレンド・ビートにタイの伝統楽器であるケーンのループや「ワンカップ酒」といったローカル局所トピック、そして仏教の世界観に基づく歌詞が結び付けられ、踊りたい衝動と自分の立ち位置を問うてくるような感覚が交互に訪れる。文脈は全く違うが、デヴィッド・バーンとブライアン・イーノの『My Life in the Bush of Ghosts』と同種の感覚ではないか。後半の7曲は今回が初出となるが、前作『馬鹿世界』収録の「トンブリー丼」のドープな別バージョンや、めでたくタイで解禁されたガンジャをドリルのビートで讃える「タイは吸う」など、前半と同じく開放感に溢れるチューンと独自の詞世界に溢れた内容となっている。前半6曲、後半7曲、そう、合わせて13(ジュウさん)曲!
ジュウさん曰く、このアルバムはコロナを乗り越えてみんながまた集まる楽しさを取り戻せたという喜びの感情を内蔵しているとのこと。本当にその通り。爆音でプレイしてパーティーをまたスタートさせよう!
アーティスト:JUU4E
アルバム題名:イズ(IS)
フォーマット:CD
カタログ番号:EM1217CD
発売日:2025年3月7日
解説:Young-G(stillichimiya/OMK)
日本語・英語訳詞、タイ語歌詞
=作品仕様=
+ 通常ジュエルケース+帯
+ 24Pブックレット封入(解説・訳詞掲載)
+ 解説:Young-G(stillichimiya/OMK)
TRACKS:
01. イズ
02. スモーク
03. クランドン(森の中で)
04. ブッサバ(花)
05. 人生
06. ワンカップ酒
07. トンブリ丼(Remix)
08. タイは吸う
09. 旧友K
10. ソウル
11. バンブー・ガン
12. アウト・オブ・コントロール
13. 混乱
Produced by JUU4E & Young-G
Mastering: Takuto Kuratani
Cover art: Shinsuke Takagi (Soi48/OMK)
あのスティルイチミヤ総員をフィーチャーしての渾身の熱いマイク回しだが、よく考えると何も言っていないという偉大なポッセカット、それが「ソムタム侍」。今回、ただでさえ意味不明のこのパーティーチューンに、地元タイ勢よりも正統的なピンプラユ ック・バンドを目指す熱い日本人青年団 Monaural mini plug(モノラル・ミニプラグ)が参加し、ますます妙な方向に成長した極限デコトラ状態2568年ヴァージョンが完成(※2568は仏暦)。 そしてその後ろには、我々によって10年以上にわたり無理矢理 タイ音楽を聞かされ続けた信頼篤いエンジニアでミュージシャン、Ruv Bytesこと倉谷拓人による大改造ズブズブヘヴィーDUBヴァージョンを接続し、A面でもうお腹いっぱい、、、 しかし今回はそれでゆるめず、B面にはJUU4Eのニュー・アルバ ム『イズ』からの唯一のVINYLカットとなる「ブッサバ(花)」と「ワンカップ酒」を収録。さらに仕上げに『ニュー・ルークト ゥン』アルバム版オリジナル「ソムタム侍」の2025年最新リマスター、未発表だった同曲のインストとアカペラを足した全部盛り仕様!スティルイチミヤのMMMが参加者を見たまま実物通りリアルに描画したアートワークに包んでお届けします。
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アーティスト名:JUU4E & Friends(ジュウフォーイーと仲
間たち)
タイトル:ソムタム侍GOLD
●カタログ番号:EM1218MLP
●JAN コード:4560283212188
●フォーマット:12” LP + DL コード付
●定価:3300 円(税抜/税込3630 円)
●発売予定日:2025 年3 月7 日(金)
A1. ソムタム侍2568 (feat. Monaural mini plug)
A2. ソムタム侍DUB [Mixed by Ruv Bytes (Takuto Kuratani)]
B1. ブッサバ(花) [Taken from the album IS]
B2. ワンカップ酒 [Taken from the album IS]
B3. ソムタム侍 [Album version 2025 remaster]
B4. ソムタム侍 [Album version instrumental]
B5. ソムタム侍 [Album version a cappella]
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2019年10月に福岡・大阪・東京・ソウルで開催した「JUU & OMK<ニュー・ルークトゥン>ツアー」からはや5年、、、タイ日交流の深い縁が発展し、アジアンHIP HOP/ADMの物心両面のクロスオーヴァーを成し遂げたエポックな傑作『ニュー・ルークトゥン』(2019年)で幸せな時を過ごしていたのも束の間、コロナ・パンデミックが襲いかかり、歌舞伎町BE-WAVEはその強大なインパクトの中で消失した。そんな悲しい話の数々、我々だけに限ったことじゃないだろう?その渦中、おかしげになった世界を映し出すような『馬鹿世界』(2021年)を発表したJUU4E、握手すら憚られる世界で、我々はリモート配信イベントで画面越しに交歓し、苦しさから楽しみを生みだすべくもがいた。
そして、遂に東アジアを連結する復活ののろしが再びJUU4Eの「人間力」によって打ち上げられた。JUU4EのNEWアルバム『イズ』は、コロナ禍を越えた我々にとっての福音書であり、そこには死から再生そして復活からその先へのヴィジョンが綴られている。アルバム最後の13(ジュウさん!)曲目Dm7とEmを繰り返すワンドロップ・チューン「混乱」の歌詞を見た日には目頭に水が溜まって溢れてしまうぜ!ジュウさん曰く「『イズ』にはコロナを乗り越えてみんながまた集まる楽しさを取り戻せた喜びの感情を内蔵している」という。本当にその通り。爆音でプレイしてパーティーをまたスタートさせよう!
ジュウさんと仲間達による『イズ』リリース・パーティーは「JUU & OMK<ニュー・ルークトゥン>ツアー」と同じく日韓合同開催。BE-WAVEはもうないけど、ジュウさんは「心の中にある」と言い放った。このツアーで皆さんに再会の喜びと新しい素敵な出会いが訪れますように。
3/23 (Sun)
JUU4E & Friends『イズ』Release Party 福岡編 at キースフラック
https://kiethflack.net/schedule/juu4e-is-tour-fuk323/
3/26 (Wed)
JUU4E & Friends『イズ』Release Party 大阪編 at ソーコアファクトリー(心斎橋)
※Touch The Skyサウンドシステム 2 Days
https://emrecords.net/juu4e-is-tour-osaka326
3/30 (Sun)
JUU4E & Friends『イズ』Release Party 東京編 at 新宿SPACE
※Soi48パーティー #59
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4/2 (Wed) JUU4E & Friends『イズ』Release Party ソウル編
TBA 詳細後日公開
category:NEWS
tags:JUU4E
2021/02/02
トリップ確実のダブトラップ宇宙旅行 バンコクの旧市街ウォンウェンヤイ出身、インディペンデントでDIYな活動を行うミュージシャンであり、音楽プロデューサーであり、B-BOYであり、スケーターであり、元暴走族であり、タイの伝説的レゲエ・バンド4E Rastafariのメンバーでもあるタイのミュータント・ラッパー、JUU4E(ジュウフォーイー)がニューアルバム『馬鹿世界 โลกบ้า (Crazy World)』のリリースを発表。 JUU4E自身によるセルフ・プロデュースの今作は、タイ日英語を織り交ぜたリリックにゴムのように伸び縮みするフロウ、トリップ確実のダビーで沼のようなトラップがずらりと収録。アルバム中に挟まれるピッチダウンされたスキットも含め、宇宙旅行のような物語は、圧倒的な解放とイマジネーションを与えてくれる。 前作『ニュー・ルークトゥン(New Luk Thung)』(2019)では、stillichimiya/OMKのYoung-Gプロデュースの元、タイの雑食ゲットー歌謡である「ルークトゥン」をヒップホップと折衷し、タイ国内でも権威あるRIN (Rap is Now)の年間ベストにノミネートされるなど、高い評価を得た。約2年ぶりとなる今作では、マレーシア音楽の影響を受けたタイ南部の舞踊芸能ロン・ゲン、日本民謡、そしてJUU4Eが幼い頃から慣れ親しんできたテレサ・テンの曲を引用しているという。「グッチの鞄もコンビニの袋も一緒」「ランボルギーニより自転車がクール」等々、キラー・フレーズを口するJUU4Eは、謙虚で非常に腰が低い一面もあるようだ。その笑顔と狂気溢れる楽曲のバランスも興味深い。3月19日にCD、LP、デジタルでエム・レコードよりリリース。 数十年前、新世界のジャンジャン横丁で生きたニワトリを頭に乗せて酒を呑む老婆を目撃した。心の底からヤヴァイと思った。そんなヤヴァイと音楽のヤヴァイは違う。……と言うと思ったかもしれないけど、私はそんなに違わないと考える。JUUの音楽には、謎に満ちた、宇宙人のような、もちろん笑えてしようがないヤヴァイ神秘に溢れている。JUUはニワトリというよりカラスが似合う。『ニュー・ルークトゥン』ではカラスを頭に乗せていたが、『馬鹿世界』では怒りが彼をカラスに変えた。狂った世界の中、シラフでいるためにJUUは今日も明日もキメるのだ。 (安田謙一/ロック漫筆) JUU4E – 馬鹿世界 โลกบ้า (Crazy World) 3月19日(ミュージックの日)全バージョン一斉発売 フォーマット:CD / Vinyl 12″ LP / Digital カタログ番号:EM1194CD/LP/DL 定価:CD, LP版共に2300円(税別) 制作発売元:エム・レコード (EM Records) ミキシング:Young-G(stillichimiya / OMK) マスタリング:Takuto Kuratani VINYL用追加マスタリング&カッティング:Anne Taegart at D&B, Berlin 解説:佐藤雄彦(俚謡山脈) 英訳:Matthew Lane 装丁:高木紳介(Soi48 / OMK) CD版 https://emrecords.shop-pro.jp/?pid=157153277 LP版 https://emrecords.shop-pro.jp/?pid=157153526 1. 「どこかへ行きたい」U Wanna Go Somewhere? =skit= 2. 「おはようござい麻す」อรุณสweed Aroon sa weed (Dawn Weed) 3. 「ネチズン星」ชาวเน็ต Netizens 4. 「保存と開発」อนุรักษ์และพัฒนา Anurak and Pattana (Preservation
2024/12/03
ロンドンの26 Leake Streetにて 2022年にロンドンで設立された〈Genesys〉は、クリエイティブ産業に特化したチームであり、レイヴの主催、服の制作、デジタルコンテンツのデザインを行っている。Oli XL、Malibu、Golin、DJMegan23を迎えて「Abyssal Core Part 2」をロンドンの26 Leake Streetにて開催。 Varg2TM、Mechatok、Thrilliam Angelsらがステージに立った9月のイベントから発展し、地殻学的深淵の忘れられた深みで、人類の残党がNyambeの生きた構造と接点を持ち、未知への制御された探検としてコアへの降下が始まる。12月14日土曜日、考古学の部族はロンドンの26 Leake Streetに向かって前進する。その共鳴は、影のある部屋を通って伝播する。残るは、コアに向かう容赦ない引力だけ。 Abyssal Core Part 2 14th of December at 26 Leake Street, London, SE1 7RY Ticket: https://www.genesys1.net/event-details/genesys-abyssal-core-pt-2 Secret Headliner TBA Oli XL Malibu DJMegan23 (UK debut) Golin Rain DJ Nomad 020baby chao_five and more…
2019/02/25
3月31日開催。 先日Daymare RecordingsからリリースされたGranuleの1stアルバム『Pain, Ritual & Life』のリリースパーティーが小岩BUSHBASHで3/31に開催決定。 この日はGranuleが盟友KLONNSと行うイベント「Discipline」の7回目として行われる。出演はGranuleの他に、KLONNS、MOONSCAPE、LSTNGT、Hegira Moyaなどアルバムに参加している面々も総出演。またRomy Mats率いるイベント「解体新書」でもDJを行うInqapoolと、GranuleのアートワークやDisciplineのフライヤーも手がけるKeigo Kurematsuとのプロジェクトgah the reも出演。DJには、BUSHBASHのMinoru Kakinuma、BLACK HOLE、そしてまさかのカトー(!?) 興味があるけど行くかどうか悩んでる人は、ひとまずこちらのインタビューを読んでほしい。 https://soundcloud.com/daymarerecordings/granule-lucifer-rising-remix-by-lstngt https://soundcloud.com/daymarerecordings/granule-invisible-war-remix-by-hegira-moya
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2/23 渋谷STUDIO FREEDOM
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