都市と感情の記憶で綴るハウスミュージック|理科 棚がEP『忘却』をリリース

大切なはずなのに消えていく記憶

 

 

窓から見えるいつもと同じ風景、建物、街並み、高速道路。画面を見る。仕事をする。買い物をする。食べる。疲れた。インターネット。午前4時。寝る。起きる。仕事。同じような日々が続いていく。空隙が広がっていく。休日は何をしよう? 最近あった楽しい事は?答えるのに頭を悩ませた。だけど心地いい。

 

12月27日に〈KAOMOZI〉よりリリースされるトラックメイカー・理科 棚の新作ミニアルバムは、大切なはずなのに劣化し、保存されずに消えていく記憶の寂しさと心地よさをテーマとした6曲入りの作品集。テクノ、Glitchを主軸にリズムを分解し、ジャズとポップスの要素を盛り込んだサウンドは都市と感情の記憶を呼び起こす。

 

ゆったりとした夜の空気に合わせて唸るアルペジエイター、理科 棚が得意とする4つ打ちのテクノから高揚感を演出していくM2「ハイウェイ」、アルバム髄一の歌モノハウスであるM6「モータル」など、リズムの中で自在にグリッチする音が冷たい今の季節に心地よくマッチする。

 

アートワーク・トレイラー動画は、イラストレーター・𝙈 ᴬᴴᴼによる楽曲をイメージしたドローイングをベースに、〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零がコラージュを制作している。

 

 

理科 棚 – 忘却

Label : KAOMOZI

Release date : December 27 2024

https://big-up.style/i6016HF9z6

https://kaomozi.bandcamp.com/album/–88

 

1. 時は流れて

2. ハイウェイ

3. 均質な街

4. 忘却

5. 抑制

6. モータル

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