エゴが原動力の私の人生|EstratosferaがSix Sexを迎えた新曲「Racecar」を発表

Qiriとの共同プロデュース

 

 

20歳になったばかりのLaura Ferreiraの分身。オルタナティヴ・ロック・バンドNenagenixのギタリストであり、アルゼンチンとブラジルをルーツに持つプロデューサー、作曲家、パフォーマー、マルチ・インストゥルメンタリスト。プロジェクト自体が女性へのエンパワーメントの手段。EstratosferaがデビューEPリリース前のラストカットとして、Six Sexをフィーチャーし、Qiriとの共同プロデュース、女性3人によるコラボシングル「Racecar」を発表。MVも公開。

 

「Frio」での天使のようなヴォーカルと、「D.T.F.」で聴けるようなエゴで辛辣かつ官能的な話し言葉の間の空間。彼女の感覚的な自己とナフタリンに漂うスーパースターの分身が対話を始めており、私たちはその目撃者となる。

 

この曲は、Estratosferaの現在の言葉を具現化したものとして、レーシングカーに喩えている。彼女は自分の人生を、エゴが原動力となっていく、大きくて不安なレースとして表現している。そして、このレースで彼女が作り出したものを描写し、「この音を聴いたことがある?「嘘だとわかるわ、速いのが嫌いなのね、死が怖いなんて言わないで」、いつもパーティーに行っていることを話したり、この必然的な出来事の始まりから変わったことを総合的に語る。

 

Estratosferaは3曲のシングルの中に明確な道筋と個性を見出してきた。Björkの “Homogenic”(この曲のインスピレーションの源)で聴くことができるような、暴力的なシンセサイザーと苛酷なインダストリアル・サウンドによる実験性を中核に据えているが、より現代化された音楽的景観を生み出した。車のモーター・サンプル、歪んだ808、不規則なドラムがこの曲を形成する。今作には、彼女の親友であるQiriと共に、自宅でパジャマ・パーティーをしながら制作された。その後、Evarがミックスし、プロジェクト全体の共同制作とエグゼクティブ・プロダクションに参加した。

 

そして、今作はアルゼンチンのネオペレオ・イノベーターの一人、Six Sexとのコラボレーションとなった。彼女の詩は、Six Sexの音楽における現在のテーマであるパワー・ダイナミクス、”ガールボス”、セクシュアリティを想起させる。Estratosferaが研究している “エゴ・セルフ “のコンセプトとカーレースのテーマに再コンテクスト化され、ホットで官能的、そして無頓着な雰囲気をもたらす。彼女のパートは、Qiri、Tails(TAICHU、Kaktovなどのプロデューサー)、Estratosferaによって、Tailの自宅スタジオでレコーディングされた。

 

この曲は、Estratosferaのアートディレクションとファッションの現在の世界線を垣間見ることができるミュージックビデオと共にリリースされる。真っ白なスタジオで収録されたこの映像では、フェイクのピアスをつけ、ヒールを履き、泥まみれになる。彼女たちの動き、服、お互いのやりとりを注意深く見ることを強いられる。それはロボトミー・シックな美学とインターネット・コア・ニッチにインスパイアされている。

 

 

 

Estratosfera – Racecar feat. Six Sex & Qiri

Release date : November 2nd 2023

Stream : https://onerpm.link/269712792896

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