パンクをスマイルに刷新しただけ|Sextileがアルバム『Push』をリリース

パンクとレイヴの社交場と快楽

 

 

コールド・ウェイブ/ポストパンクグループとしてスタートしたSextile。メンバーのEddie Wuebbenが29歳の若さで死去、活動休止、新メンバーCameron Michel加入を経て、今作『Push』では、90年代レイヴサウンドとスマイルを取り入れカムバック。

 

2015年の登場以来、SextileはLAのアンダーグラウンドパーティーを盛り上げる存在で、シンセの生々しいスコールやギターの鋭い肘のようなジャークで暴動を起こすことができる。

 

Sextileは今、セロトニンを増加させるグループ・ダイナミックス、速いBPM、さらにワイルドな新しい方向性で猛威を振るう準備ができた。ユッカ・バレーでレコーディングされた『Push』は、ハードコア・ダンス・ミュージックの端っこでバウンス&バップしており、ドラムンベース、ガバ、トランスの特徴が、90年代のファンタジアのレイヴで光る棒のようにレコードを照らしている。

 

00年代風のダーティ・エレクトロ・ベースで幕開けを飾り、アルバムは11曲にわたって展開されるダンス・パンクのレイヴ・アップのトーンとなっている。鮮やかな物語や不運な出来事には、ティーンエイジャーの苦悩や痛烈な社会批判がふんだんに盛り込まれている。そしてパンク・スピリットがこのアルバムを支えている。

 

『Push』は、パンクのショーとレイヴの両方が社交場となっているような、快楽を求める音楽ファンたちからインスピレーションを得た。Josh Wink、Iggy Pop、Goldie、そして初期のXL Recordingsは、『Push』に影響を与えたアーティストとして名前が挙がっている。

 

Sextileはパンクの資格を放棄したわけではなく、それをスマイル・フェイスに刷新しただけ。

 

 

 

Sextile – Push

Label : Sacred Bones

Release date : Sep 15 2023

Vinyl / CD / Stream : https://lnk.to/SextilePush

 

Tracklist

1. Contortion

2. No Fun

3. Crassy Mel

4. Lost Myself Again

5. Crash

6. New York

7. Basically Crazy

8. Modern Weekend

9. LA DJ

10. Plastic

11. Imposter

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