2023/07/17
Siren for Charlotteより
遠泳音楽(Angelic Post-Shoegaze)をコンセプトとして掲げるレーベル〈Siren for Charlotte〉の第一弾作品としてコンピレーションアルバム『Xtalline : 001』のリリースが発表。
同レーベルは、ミュージック・マガジンやレコード・コレクターズなどで執筆する音楽ライターで、『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』(DU BOOKS)の監修、編集も務める門脇綱生と、シューゲイザー特化型オウンドメディア/プラットフォーム、Sleep like a pillowなどを拠点として活動する音楽ライター/歌人の鴉鷺(Aro)との共同運営。
遠泳音楽とは、「テン年代以降のエクスペリメンタルやドローン、アンビエント、アニメ・ソング、近年大きく変容したブレイクコアなどを新たな視点から”包括する”試みであり、ニューエイジ・リバイバルへと敬意を評しつつ、今後のさらなるリバイバルの鍵となる審美眼及び聴取感覚として構想された”ポスト・シューゲイズ”の一区画である」とのこと。
同コンピレーションには、門田匡陽 + yna、Storm Drunk Whale、溶けない名前、衿、iga、Kazuma Sugawara、world’s end girlfriend、響現、アメリカ民謡研究会、that same street、Astrophysics、Parannoul、Lacrimaの13組が参加。
VA – Xtalline : 001
Label : Siren for Charlotte
Release date : July 21 2023
Bandcamp : https://eneiongaku.bandcamp.com/album/xtalline-001
Tracklist
1. 門田匡陽 + yna – Kireigoto
2. Storm Drunk Whale (달리는 감자 머리) – Running Potato Head
3. 溶けない名前 – まぼろし買います
4. 衿 – beatrice
5. iga – close
6. Kazuma Sugawara – still life
7. world’s end girlfriend – Plein Soleil (Blue Confession)
8. 響現 – にゅうどうぐも (feat.π)
9. アメリカ民謡研究会 – あの美しいハーモニカの色。
10. that same street – Vesuva
11. Astrophysics – face the future
12. Parannoul – Acryl
13. Lacrima – ) (
– レーベルステートメント –
彼岸への眼差し、過去の約束、走馬灯、幻視、祝福。「彼岸」や「天上」世界、遠く離れた「ここではないどこか」の心象風景と、ここではないどこかへの眼差しを強く感じる音楽。
「空間系のエフェクトやリヴァーヴを多用した耽美な轟音系のオルタナティヴ・ロック」だけがシューゲイザーとは限らない。
非在のものの美しさを叙景する幻視の音楽。新時代の聴取スタイルとして、シューゲイザーのサウンド・メイキングの美的要素を再収集し、ジャンルや様式から独立して普遍的に存在するシューゲイズ・サウンドや、逸脱したそれらを、ちょっとポエティックな感性で包括していく新時代のコレクティヴ、「遠泳音楽」と名付けました。
触れられないからこその遠くを見るような奥行きや開放感があり、だからこそ美しい。その色調はイノセンスと感傷を内包する「青」。
2010年代以後のリバイバルを牽引したオブスキュアやニューエイジへと敬意を評しつつ、新時代のリバイバルの鍵となる審美眼、そして、聴取感覚として、「シューゲイズを感じる音楽」へと着目します。
──門脇綱生(Meditationsバイヤー、DU傘下レーベル「Sad Disco」運営、『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』著者)
現実の体験として遠泳音楽に触れることは、日常性と現実に規定された生に対するオルタナティヴとして、規範的なリアルを否定し、夢想と陶酔、美に基づいた非日常による生の瞬間を体験する事であり、音楽的な幻想を体験し、少しづつ、だが確かに生を変貌させてゆくことである。同時に、そこには絶対に触れられない他者、憧憬と距離のミューズの光と、そのミューズとの逢瀬への淡い感傷があり、その隔てられていることは酷く美しく夢想を誘うものでありつつ、ひとつの音楽体験として結晶する。つまりリリカルな体験を持って生を鮮やかに、徐々に変容させることが遠泳音楽の一側面と言えるのだ。
シューゲイザーに内在する幻想と夢想の景と鮮やかな激情は、本質的、原理的な更新を迎え、今、定形性を廃した新たな姿で現象する。Siren for Charlotteはその為の発信地であり、媒介であり、シューゲイザーを更新する意志を持つ者の運動であり、シューゲイザーという大きな流れに返答を返す一つの鏡である。
──鴉鷺(音楽ライター、歌人)
category:NEWS
tags:Siren for Charlotte
2020/10/22
12月4日リリース 数多くの名作を世に送り出してきた老舗レーベルでありつつも、常に最新のモードを更新し、近年も新しいアーティストの作品を次々と発表し続けるロンドンのレーベル〈Planet Mu〉が設立25周年を記念したコンピレーション『PlanetMµ25』のリリースを発表。 1998年に独立する前にVirgin傘下のレーベルとしてスタートし、フットワークやその他の革新的なクラブ・ジャンルのための重要なプラットフォームとして、エレクトロニック・ミュージックに貢献してきた。 元々かなり盛大な周年企画を計画していたようだが、COVID-19の影響により、計画を変更せざるを得ない状況になり、現在所属しているアーティストを紹介するシンプルなコンピレーションCDのリリースに至ったとのこと。しかしながら、15曲中には7曲のエクスクルーシブ音源が収録であり、そのうち6曲は2021年にリリース予定のアルバムに収録される予定。RUI HO、RP Boo、Rian Treanorなどの楽曲やリミックスも収録されている。 VA – “PlanetMµ25” Label : Planet Mu Release date : 4 December 2020 Format : CD / Digital Bandcamp : https://planetmu.bandcamp.com/album/planetm-25 Tracklist: 01 East Man & Streema – Know Like Dat 02 RP Boo – Finally Here (ft. Afiya) 03 Konx-om-Pax – Rez (Skee Mask Remix) 04 Ital Tek – Deadhead 05 Gábor Lázár – Source 06 DJ Nate – Get Off Me
2018/09/19
アートパブリッシャーSlow Editionsから「何もしたくないときに聴く音楽」をテーマにしたコンピがリリース。 Slow Editionsは、カナダ出身のアーティストEunice Lukが設立した、トロント/東京をベースにするパブリッシャー。 今回、Slow Editionsからリリースされたカセットコンピレーションは「何もしたくないときに聴く音楽」をテーマに、夕方の犬(u ・ェ・)、H. TAKAHASHI、Hegira Moya、Endurance、Takao、Lieven Martens(Dolphins Into The Future)が新曲で参加している。 そもそもがアンビエントに合いそうなテーマではあるが、それぞれの個性がしっかり出た作品になっており、「何もしない」をするときに流してみるのはどうだろう。また環境音採集家ことイルカおじさんこと、Dolphins Into The FutureのLieven Martensが参加していることも目玉の一つである。 9/21から始まるNew York Art book fairにてリリース予定とのこと。またSlow EditionsのBanddcampでも購入可能。こちらをチェック。 V.A. 『Sound Journal: Do-Nothing』 カセット (w/DL) Edition of 260 参加ミュージシャン: 夕方の犬(u ・ェ・) H. TAKAHASHI Hegira Moya Endurance Takao Lieven Martens 企画:Masahiro Takahashi デザイン:Eunice Luk マスタリング:Kazuya Shiraishi (mmnr) レーベル:Slow Editions Slow Editionsは、カナダ出身のアーティストEunice Lukが設立した、トロント/東京をベースにするパブリッシャー。各国のアーティストと、アートブック、シルクスクリーン作品、ピンバッジ、Tシャツ、トートバッグなどを制作。NY、LA、東京、台湾などのアートブックフェアに参加している。
2020/11/06
12月4日リリース 上海ALLを軸にして、個性豊かなエレクトロニック・ミュージックを世界へ発信するレーベル/コミュニティ〈SVBKVLT〉から昨年リリースされたレーベル集大成的コンピレーションアルバムの第2弾『Cache 02』が12月4日にリリースされることが発表。 レーベルのレギュラメンバーであるYen Tech、Osheyack、Zaliva‐D、Gooooose、33EMYBW、Seven Orbits、Gabber Modus Operandi、Swimful、Nahash、そして日本のPrettybwoyはもちろんのこと、Hyph11Eは『Slip B』以来となる〈Hakuna Kulala〉のSlikbackとコラボレーション、前作『Cache 01』に続きTzusingも再びHodgeとコラボ、韓国・ソウルのエレクトロニックシーンを牽引する1人であるNET GALA、Giant Swanの片割れMun Singが参加。アートワークは、MechatokとのプロジェクトTAR Loopの活動や、今年PCゲーム『Defective Holiday』をリリースしたヴィジュアルアーティストKim Laughtonが担当。 前作よりも多様な音楽性を含んだユニークな楽曲が多く収録され、SVBKVLTの次のフェーズを予感させる作品となっている。 VA – “Cache 02” Label : SVBKVLT Release date 4 December 2020 Artwork : Kim Laughton Mastering : Raphael Valensi Tracklist 1. Yen Tech – II (Intro) 2. Osheyack – Drowning By Numbers 3. Zaliva‐D – Whisper 4. Tzusing & Hodge – LCD 5. Gooooose – Cows 6. 33EMYBW – Coupling 7. Seven
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