2023/04/17
想像上の日常
バロック的レマナンスと家庭的シュルレアリスムの間にある多声的なミザンセーヌを作り出し、汚染、イディオパシー、SFのテーマを扱う。パリを拠点に活動するErwan Seneがデビューアルバムであり書籍であり、そして展覧会である『JUnQ』をリリース。
JUnQ(Journal of Unsolved Questions)は、音楽のスケッチと彫刻の採点を並行する。展覧会、書籍、アルバムリリースを兼ねた『JUnQ』は、人工的なポップスターのアルゴリズム的ニーズと、アーティスト自身のパフォーマンスを結びつける共同言語を提案する。現実と人工世界の境界は、対立と昇華の連続的な連鎖の中で曖昧になり、アナログの進化とデジタルの実験の間のロマンが生まれる。
〈PAN〉からリリースされたこの没入型プロジェクトは、Erwan Seneのデビューアルバムであり、彼のアプローチの多面性を象徴している。幻想獣の合唱のように構成されたこのアルバムは、霧に包まれた森の中をアトモスフェリックに彷徨う。音は決してデフォルトの機能として使われるのではなく、彫刻され、歪められ、増幅され、それ自身のハイブリッドとなる。妖しいバンシー(スコットランドに伝わる妖精)、オークのうなり声、木々の間を漂うセイレーンの歌など、しなやかなバイオリン、かすれたチェンバロ、そしてデジタル楽器で再現され、鮮やかな「ジャングル」となる。
The JUnQ book
『JUnQ』の各ページは、Erwan Seneのクローネンバーグのような突然変異のネオン構造に飛び込む。「想像上の日常」のミクロな進化に呼応する。コロナパンデミックのメカニズムを応用し、Erwan Seneは感染によってもたらされる閉塞感を呼び起こそうとし、自身の彫刻作品をミクロに抽象化することで封じ込める。ビオトープを敵ではなく味方として捉え、断片的な作品に親近感とプライオリティを持たせる。『JUnQ』は、Marie Mam-Sai BellierとMarine Stephanとのコラボレーションによる活字を採用した。考古学や失われた文明が辿ったグリフを連想させるこの活字は、『JUnQ』の多面的な世界を読み解くための経典となる。
Erwan Sene – JUnQ
Label : PAN
Release date : April 14 2023
Buy / Stream : https://pan.lnk.to/JUnQ
Tracklist
01. Zones
02. Lowghost
03. Strangefruit
04. Echo When Talking
05. Smoke
06. Tilt
07. Mirama
08. Siren
09. Block That Kill
10. Black Out Bear
category:NEWS
tags:Erwan Sene
2021/07/07
新曲「Let’s Sing Let’s Dance」公開 韓国出身、メルボルンとロンドンでの暮らしを経て、現在はLAを拠点にラッパー/シンガー/DJ/プロデューサーとして活動する박혜진 Park Hye Jin(パク・へジン)。 2018年にデビューEP『If U Want It』をリリースした後にプリマベーラ・サウンドへの出演やJamie XXとの共演を実現するなど、瞬く間に活躍の場を世界へ広げていき、昨年〈NINJA TUNE〉よりリリースしたEP『How can I』は発売されるや否や完売となり、Billboard、The Guardian、NYLON他、様々なメディアの年間ベストに選出された。その後もBlood OrangeやNosaj Thingとのコラボレーションを行い、NMEの「Essential emerging artists for 2021」にも選ばれたPark Hye Jinが、デビュー・アルバム『Before I Die』を9月10日にリリースすることを発表、同時に新曲「Let’s Sing Let’s Dance」を解禁した。 박혜진 Park Hye Jin – Let’s Sing Let’s Dance Stream : https://phj.lnk.to/bid アルバムのオープニングを飾る本楽曲は「悲しい日に私は歌う」というフレーズからスタートする。エモーショナルなピアノのサウンドと同時に鳴り響くベースに加えPark Hye Jinの歌声が乗った、感情的なダンストラックとなっている。アルバム全体としてはエレクトロニック、ヒップホップ、ドリル・ミュージック、ダウンテンポ…様々な音楽的要素が取り入れられ、今まで以上にクロスオーバーな作品が完成している。 デビューアルバム『Before I Die』は〈Ninja Tune〉より9月10日にCD、LP、カセット、デジタルと各種フォーマットでリリース。国内盤CDにはボーナストラックが2曲収録され、歌詞対訳と解説が封入。また、LPは通常のブルー・ヴァイナルに加え、マーブル・ピンク・ヴァイナルの限定盤と、7インチが付属したホット・ピンク・ヴァイナルの限定デラックス盤も発売される。カセット・テープはディスクユニオン限定で発売され、ファン垂唾のアイテムとなる限定デラックス盤に付属する7インチは単体ではBEATINK.COMのみで発売予定となっている。 また、振替となったPark Hye Jin来日公演の前売チケット再販売が決定。数量限定につき売り切れ必至。 박혜진 Park Hye Jin – Before I
2021/07/31
暗黒時代を乗り越えて、強く賢くなる リバプール拠点に活動するシンガーソングライターZuzuが、デビューアルバム『Queensway Tunnel』のリリースを発表し、合わせてニューシングル「My Old Life」をMVと共に公開。 変化、中毒、SF、逃避、人格、コミュニティ、メンタルヘルスの保護をテーマに扱うアルバムから先行シングルとなる今作についてZuzuは次のように語っている。「この1年半は、私の人生の中で大きな変化をもたらしまし、境界線を引く方法を学ばなければなりませんでした。それは人との距離の取り方や、人が私から離れるのを許すということ。この曲は当時、この世の終わりのように感じられた状況から抜け出すために、自分の価値を見出すために、深く掘り下げなければならなかった時期のことを歌っています。そのような暗黒時代を乗り越えて、より強く、より賢くなること。今回を書いたことで、抱えていた有害なエネルギーを手放すことができました。」 Zuzu – My Old Life Label : Planet Z Records Release date : 30 July 2021 Stream : https://slinky.to/myoldlife
2018/10/09
『Mo Bamba』がヒットしたSheck Wesがデビューアルバム『MUDBOY』をリリース。 NYのハーレム出身の20歳のSheck Wesがデビュースタジオアルバム『MUDBOY』をリリースした。Travis ScottのレーベルCactus Jack Recordsと、Kanye WestのレーベルGOOD Musicとすでにサインしている最も注目されている若手ラッパーの1人である。 Travis Scottの大ヒットアルバム『Astroworld』に収録曲『No Bystanders』でも客演で参加、さらになんと言っても自身のシングル『Mo Bamba』のヒットである。この重く気怠い曲を、アメリカではみんなシンガロングしているのだ。
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