2022/07/04
過去とは違う陶酔と一体感
UKの新しい世代が再定義する90s/00sガラージ、〈planet rave〉を経由するプロデューサーGlimjiとjamesjamesjamesによるフロアナンバー「Rush」がリリース。
「I, like, cry, when I listen to it, it’s so good」、jamesjamesjamesはパリス・ヒルトンの言葉を借りて、コメントをしている。
「90年代のレイヴカルチャーを懐かしむようなサウンドにしたいんだけど、僕らの世代は過去とは違う陶酔と一体感の瞬間があったと思う。それは、反競争的で、お互いを打ちのめすのではなく、支え合うという新しい文化で、反個人的で、集団的一体感によって動かされている。それは特定の愛。それはMutual Euphoria(相互幸福)です。」 – Glimji
Glimji & jamesjamesjames – Rush
Release date : 1st July 2022
Stream : https://fanlink.to/gjjjRush
category:NEWS
tags:Glimji / jamesjamesjames
2020/10/29
2月5日リリース 全員がケンブリッジ周辺の出身で、現在はロンドンを拠点に活動、アイザック・ウッド(ヴォーカル/ギター)、ルイス・エヴァンス(サックス)、メイ・カーショウ(キーボード)、チャーリー・ウェイン(ドラム)、ルーク・マーク(ギター)、タイラー・ハイド(ベース)、ジョージア・エラリー(ヴァイオリン)の7人から成るバンド、Black Country, New Road(以下BC,NR)。 これまでにイギリスで行ったライブはすべて完売、リリースした2曲のシングルはプレミア化、〈プリマヴェーラ〉や〈グラストンベリー〉といった海外の大型フェスからのオファーも受け、更にはソニック・ユースのキム・ゴードン、レディオヘッドのエド・オブライエンという大物2人とフランスのテレビ番組で共演、デビュー前から多くのレーベルより注目を集めた彼らが、争奪戦の末〈Ninja Tune〉との契約を発表。デビュー作『For the first time』を2月5日にリリースすることが決定。同時に新曲「Science Fair」を日本語字幕付のMVと共に公開した。映像の監督はフリー素材を使用した作品を作ることで知られるバート・プライスが務めた。 アルバムには、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどを手がけるアンディ・サヴァースがプロデューサーとして参加、今年の3月にライヴ・レコーディングの形式で制作が行われた。初期衝動の爆発的なエネルギーを捉えたものであると同時に、クリエイティブ面では過去の焼き増しとは一線を画す仕上がりとなっている。ロック、ジャズ、オルタナティブ・ロック、ポスト・ロック、ポスト・パンク、ポスト・ハードコア…様々な影響を受けながらも特定の枠に当てはまることなく、彼ら自身のリアリティを体現するデビューアルバム『For the first time』には、再構築された初期のプレミア・シングル「Sunglasses」「Athens, France」の2曲を含む計6曲41分を収録している (国内盤にはボーナストラックを追加収録) 。 バンドがいったいどういうものなのか、その姿を本当に忠実に、誠実に切り取ってみることに僕自身が強い興味を持ってるんだ。人々にアーティストとしてのレベルや、手の届きかかっているフェイズといった部分まで感じ取ってもらえれば、それはすごく素敵だよね。メンバーはみんな、人としてもミュージシャンとしても、天賦の才を与えられていると思うし、真面目にそれと向き合ってしっかり前に進んでいる – Isaac Wood (Vocals/Guitar) サックスのエヴァンスが「ライヴでこう聴こえていれば気持ちいいなと思う音とまったく同じにしたかった」と語るように、曲の並びが自分たちのステージを忠実に再現することに何よりも重きを置いたという本作。またフロントマンのウッズは本作について「活動をスタートさせてから最初の18ヶ月間そのもの」と表現しており、誠実さへと接近しようとする彼らの真摯な姿勢こそが、アルバムを貫いている一番の縦糸とだということが一聴して伝わってくる。この作品を、自らが今感じているものの一つの証として創りあげるためにも、バンドには自分たちが急ぎすぎて現実からかけ離れたところまでいってしまわないうちに一度足を止めてみる必要があったのだ。 また今作に関連するアートワークはインターネット上で自由に使用できる画像が集められたウェブサイト、unsplash.comからの素材が使用されており、特定の文脈から解放されたバンドの美学を体現している。アルバム・ジャケットにはUnsplashとその写真家の名前がクレジットされている。 BC,NR待望のデビュー・アルバム『For the first time』は2月5日リリース。CD、LP、カセット、デジタルと各種フォーマットで発売され、数量限定でサイン入りヴァイナル、ホワイト・ヴァイナル、更にBIG LOVE限定のクリア・ピンク・ヴァイナルが発売される。 Black Country, New Road – “For the first time” Label: BEAT RECORDS / Ninja Tune Release date: 2021/02/05 Pre-order / Stream: https://bcnr.lnk.to/ftft Japan editon : https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11526 Tracklist 01. Instrumental 02. Athens, France 03. Science Fair 04. Sunglasses 05. Track X 06. Opus 07. Black Country,
2022/01/17
Warner Recordsとサイン インド人の両親を持ち、幽玄なサイケデリアとドリーミーなグルーヴが特徴的なNY拠点のスロウソウル・シンガーRaveenaが、〈Warner Records〉とサイン。契約後初となるニューシングル「Rush」をMVと共にリリース。 「Rushは数年前に書いた曲で、私がボリウッド・サウンドとアメリカンポップス/R&Bのマリアージュを探求する発端となった曲です。この曲とビデオは、私が作ったAshaというキャラクターが中心になっています。Ashaはパンジャブ人の宇宙姫で、遠い惑星に運ばれて、そこに住む生物から高度な霊的知性を学びます。Munachi Osegbuと共同で監督したビデオでは、私が夢中になっているカラフルな80年代のボリウッド映画や70年代の西洋SF映画への頌歌を、Ashaのエイリアンの友人たちと一緒に振り付けされたダンスシーンとともに作りたかったのです。」 – Raveena Raveena – Rush Label : Warner Records Release date : 14 January 2022 Stream : https://raveena.lnk.to/rush
2021/07/12
意識的であり、無意識の抗議 ガンビアで育ったロンドン拠点のアーティストHasaniがデビューEP『BOOMBYEBYE』を先月末にリリースしている。レゲエ、ダンスホール、R&B、インダストリアル、アンビエントなどを通して、有色人種でクィアの人々の愛と人生を紡ぐ。 今作はレゲエアーティストBuju Bantonのヒット曲で、長らくホモフォビア的な歌詞が問題視され、カタログ/ストリーミングサービスから抹消された楽曲「Boom Bye Bye」にあえてフォーカスしているという。パーソナルな恋愛、恐怖、恥、欲望、喪失、ロンドンのナイトライフへの頌歌など表現し、ギターにTYDK、プロダクションにSega Bodegaが参加した全5曲。 「(Buju Banton)の曲は暴力とホモフォビアに大きく根ざしていますが、今でも私のお気に入りの曲であることに変わりはありません。カリブのクィアな人々の多くは、若い世代も年上の世代もホモフォビア的なダンスホールやレゲエの曲を実際に楽しんでいます。これは、意識的でありながら無意識の抗議みたいなもので、私たちを傷つけるために使われていた言葉やリディムを、傷つけなくなるまで再生するのです。」 Hasani – BOOMBYEBYE Release date : 30 June 2021 Stream : https://li.sten.to/WG1Cs7Z Tracklist 1. MANTRA 2. Waiting/InVain 3. BoomByeBye 4. devil in da dance 5. Blue Companion
受け手の自由に寄り添う作品
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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