2022/06/17
地中海内の家父長制について
Krista Papistaがトランスグレッシブ・アートアルバム『Fucklore』のリリースを発表。収録曲「Sonnenallee」のEvita Manjiによる再構築作品が公開。
『Fucklore』は、権力の鎖を断ち切り、実験音楽が国家主義や抑圧的な思考構造を再構成/再調整する方法を、特に地中海内の家父長制に焦点を当てて、隠喩的に示している。このアルバムでは、Chicks on Speedの創設者の一人であるKiki Moorseや、美術評論家で作家のJan Verwoertとのコラボレーションが行われ、無秩序と伝統、フォークロアを探求している。Krista Papistaは、植民地時代の接触と民族的分裂が顕著なキプロス共和国の首都ニコシアで生まれた。彼女はその経験と知識を生かし、政治誘導された物語を、ビジュアル、パフォーマンス、サウンドで探求し、ポップ、パンク、実験、万華鏡のようなクラブの要素を複雑に融合する。
彼女の故郷であるベルリンで制作された音楽は、中東、バルカン半島、アナトリア半島の民話を探求し、地中海の移民女性の悲惨な扱いと殺人に焦点を当て、民話を再創造する。Krista Papistaは、現代のナショナリズム・プロジェクトがフォークロアを盗み、家父長的アイデンティティ主義の観点から、それぞれの国のロマンチックで改竄され浄化された物語を作り上げることに反対している。彼女は「フォークロアの概念は、社会調査の道具として、その条件は受け入れられません。」と語る。
伝統的なスタイルとサウンド、存在的に摩耗したものと生きているものの境界で生存している。彼女はそれらをチャンネル化し、コラージュし、クィア化することで、彼女を通して語られる多くの声を、紛れもないKrista Papista自身の声として具現化する。
アルバムの収益の50%は、移民女性の搾取と闘う団体「Obreras Empowered」に寄付される。
Krista Papista – Fucklore
self-released – digital/vinyl LP – July 22, 2022/November, 2022 TBD
Bnadcamp : https://krista-papista.bandcamp.com/
Tracklist
A1 / 1. Sonnenallee ft. Kiki Moorse
A2 / 2. Balkan Dabke
A3 / 3. βρεμένες εφημερίδεs *Wet newspapers
A4 / 4. Livia, Elena, Maricar, Mary Rose, Sierra, Aryan, Asmita
A5 / 5. 5 hours of period cramps
A6 / 6. Ještěd Tower
A7 / 7. 💔
B1 / 8. μήπως καυλώνεις με τα δάκρυα μου *Do my tears turn you on?
B2 / 9. ΣΥΜΦΩΝΙΑ *Agreement
B3 / 10. Κρέμεται η ψυχή μου σαν δέρμα ζωου *My soul is hanging like a piece of flesh
B4 / 11. Bouzouki for Sale ft. Jan Verwoert, Nikos Chassirtis
B5 / 12. Κόκκινο λαϊκό προσκύνημα *Red vernacular prayer
B6 / 13. Astroeconomics ft. Jan Verwoert
category:NEWS
tags:Evita Manji / Krista Papista
2022/12/05
シングル「Body/Prison」リリース 進化生物学において、「スパンドレル」とは、生存のために開発されていない、一見すると何の目的も持っていない生物の特徴を指す。この言葉は、アーチの角にある三角形の空間を表す建築用語から取られたもので、対称性を与え、境界を画定する小さな美的要素である。Evita Manjiは、このデビューアルバムで不透明な問いを投げかけ、巨大な喪失に直面して、自分自身のどの要素が耐久力になるのか、どれが単なる装飾なのかを考える。現代のクラブミュージック、バロックポップ、そして実験的なサウンドデザインから生み出されたトラックは、Evita Manjiが世界全体と内面との関係を考察し、コントロールシステムを解体し、相互の繋がりを強調する手段となっている。 Evita Manjiはここ数年、シーンにおける幽玄な存在として、サウンドアーティストとクリエイティブディレクターの両方として、数多くのアーティストとコラボレーションしてきた。昨年は、自身のプラットフォーム〈MYXOXYM〉を立ち上げ、『Spandrel?』からの2枚のシングルをデビューさせ、Rainy Miller、Palmistry、Cecile Believeなどが参加したコンピレーションを組み、ギリシャの野生動物基金ANIMAへの寄付を集めた。Unsound、Lunchmeat、Rhizomなどのフェスティバルで世界各地でパフォーマンスを行い、2022年のShape+プラットフォームの代表にも選ばれている。これらの経験が『Spandrel?』に反映されており、地球規模の気候変動による破滅、自己実現、愛、身体的自律性のテーマのバランスを図りながら、複雑な芸術タペストリーを織りなしている。 そのボーカルはサイバネティックなメランコリアで、世界のリズムとハーモニーのテーマをフィルターにかけ、高度なサウンドに支えられたクラブ的ポップに仕上げられた。教会、もしくはダンスフロアを思い起こさせながら、それぞれの要素のパワーを犠牲にすることなく、死についての瞑想を表現する。「Oil/Too Much」では、闇が内側から外側へと押し出され、動物界から見た石油産業についての解説であると同時に、現代の鬱屈をネオン色で表現している。「Body/Prison」では、トランスに影響を受けた焼け付くようなシンセとグロテスクなパーカッションの上で、人生の最も暗い瞬間について正直に話し、深い感情を告白している。 『Spandrel?』は紐解くのに時間がかかるアルバムで、Evita Manjiのテーマはポップミュージックよりも古い歴史の中で共鳴している。悲劇的でロマンチック、そして詩的で、この時代の最も緊急な問題から目をそらすことを断固として拒否する。 Evita Manji – Spandrel? Label : PAN Release date : 30 January 2023 Pre-order : https://evitamanji.bandcamp.com/album/spandrel Body/Prison : https://pan.lnk.to/Body_Prison Tracklist 1. Spandrel? 2. Pitch Black 3. Oil/Too Much 4. Closer to Midnight 5. Body/Prison 6. Lies? 7. Eyes/Not Enough 8. The Lungs of a Burning Body 9. XYZ/Labyrinth 10. Black Hole
2022/05/12
恋心を抱く初期のお腹の中の温かい気持ち LAを拠点に活動するKOは、”no limits”をテーマに1人のアーティストとして成長してきた。ヒップホップ、テクノ、メタルへの愛と、自分自身の芸術的ヴィジョンを重ねながら、彼女なりのポップスへと導いている。 アートワーク、映像編集など、すべて一人でベッドルームで制作しているKOの最新シングル「boing!」のミュージックビデオが公開。「boing!」では、インディーポップ、ドラムンベース、ヒップホップをブレンドし、いつものコミカルなリリックに忠実に、ジェンダーアイデンティティに捉われない表現を探求している。無邪気で幸福感のある楽曲のプロデュースはTaydexとConnor McElwainが担当。 「誰かに恋心を抱く最初の段階での、お腹の中にある温かい気持ちを歌ったキュートな曲です」 – KO ko aka koala – boing! Release date : 19 April 2022 Stream : https://vyd.co/Boing
2022/08/06
最新リミックスEPより COUCOU CHLOEが、昨年12月にリリースした4曲入りのEP『ONE』のリミックスバージョンのリリースを発表。EartheaterとTony Seltzerによる「BLINK」のリミックスに続き、COBRAHによる「WIZZ」のリミックスを公開。 COBRAHは、ストックホルムのフェティッシュ・クラブシーンからラテックスに包まれた解放のBDSMポップを発信している。リミックスEPには他にも、CLIPとKelvin Krashによる「ZERO FIVE STARS」のリミックス、8rukiとBrodinskiとModulawによる「FREEZE」のリミックス、DJ Qによる「WIZZ」のリミックス、合計5曲が収録される。 COUCOU CHLOE – WIZZ (COBRAH REMIX) Release date : 5 August 2022 Stream : https://createmusic.fm/wizzcobrahremix
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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