2022/04/28
STANDOとPOCLANOSとの業務提携第一弾
韓国拠点のシンガーソングライター、verycoybunnyが新しいアルバムの始まりを告げるニューシングル「More」をリリース。愛する人に捧げる率直な気持ちを込めた楽曲。
内向的なウサギはどこへ飛んでいくか分からない、無邪気で無制限で多彩なサウンドを世界に描く。verycoybunnyは、2022年下期にニューアルバムのリリースを予定している。beabadoobeeやAvril Lavigneなどと並べて語られる彼女は、アートワークも手掛けるなどマルチな才能を発揮している。
また、今作はインディペンデントなアーティストやクリエイターの活動をサポートするサービスを提供する〈STANDO〉と、韓国のインディー・レーベル〈POCLANOS〉との業務提携後の第1弾作品となっている。
verycoybunny – More
Release date : 24 April 2022
Stream : https://lnk.to/verycoybunny_More
category:NEWS
tags:verycoybunny
2022/01/17
GORGEを脱構築する 福岡県出身の電子音楽家Kazuki Kogaが新作アルバム『The Summit Of The Gods』のリリースを発表。 Kazuki Kogaは2015年から2018年までモントリオールを拠点に活動し、現在は北九州市を拠点に活動している。ロッククライミング/登山の電子音楽的解釈として知られているGORGE。インド/ネパールの山岳地帯で生まれ日本で発展したと伝えられているが、その実体は独自の暗号と伝説によって曖昧に定義されている。その目的はロッククライミングの美的・精神的・身体的昇華を伝え、神々の山嶺へと続くルートを開拓することである。 『The Summit Of The Gods』はKazuki Kogaが2015年から実践している”GORGEを脱構築する”という個人的なプロジェクトの集大成であり、その精神とアイデアは従来のGORGEに対して明らかにポスト構造主義的である。“タムを用いた呪術的なグルーヴ”というGORGEの伝統を脱構築し、前衛音楽の技法を積極的に取り入れることで岩や山の険しさ・極限行の厳しさ、クライマー(とりわけソロ・クライマー) の精神・生き様を”体験”に近いかたちで音楽に昇華する。絶え間なく起こり続ける過剰な変化と無調和はまさに彼独自の極限登攀である。 — 作者ステイトメント: 神々の山嶺に想いを馳せる “The Summit Of The Gods”によせて なぜ人は山を登るのか、なぜ依存症に陥った者の如くより多くの危険を、 より恐怖を感じるこ とを求め続けているのか。 ただ高いところによじ登って、そんなことに何の意味があるのだろうか。 命を賭してまで臨むその山嶺(いただき)には一体何があるのだろうか。 世界に冠たる有名な登山家ラインホルト・メスナーはインタビューでこう述べている。 「わたしは、また登る。登り続けずにはいられないのだ。̶̶̶死と隣り合わせにいるとき、奇妙な音、現象、そして幻覚を感じ始める。すると新たな側面がそっとわたしの前に姿を現 し、死の予感がまったく新しい生のヴィジョンへと化していくのである。」 彼らは何よりも生を愛している。彼らは生の欠如に過ぎない見かけの安らかさを愛することはできない。存在するだけでは満足できない。彼らは生きたいのだ。だから、登る。登り続けずにはいられない。 彼らの心理や生き様を音楽に昇華するべく2015年に”Alleingehen2.0”と”The Salathé Wall” という2枚のアルバムを作った。今作“The Summit Of The Gods”はその2枚のアルバムと地続きにあり、約6年間ひたすら取り組んできたこのテーマの集大成とも言えるかもしれない。 タイトルは夢枕獏の小説「神々の山嶺」の英題をそのまま拝借した。メスナーのことばと並ん でクライマーの精神を読み解く上でとても大きな影響を受けた作品だからだ。 絶え間なく起こり続ける過剰な変化と無調和の向こうに神々の山嶺を、人生を山に捧げる人間 の生き様を感じてほしい。 — Kazuki Koga – The Summit Of The Gods Label : Virgin Babylon Records Release date : 29 January 2022 Artwork : Ryohei Sasaki Tracklist 01 S.L.A.B. 02 Absolute Strength Of Will
2020/09/02
10月23日リリース 昨年、再びレッチリのギタリストに復活したJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)が本名名義のニューアルバム『Maya』を発表。 今作はジョン自身が飼っていた亡き愛猫Mayaに捧げられており、91年から96年頃のUKブレイクビート・ハードコア/ジャングルにインスパイアされた作品となっている。以前から電子音楽プロジェクトTrickfingerとして作品を発表していたが、今作はあまりにもパーソナルなテーマとなる為に本名名義でのリリースとなった。「以前のように歌ったり、歌詞を書いたりすることに興味がないんだ」と語るように、本名名義としては初のボーカル一切無しのインストアルバム、さらに今作はUKの〈Planet Mu〉傘下にあるVenetian Snares主宰レーベル〈Timesig〉からのリリース。 そういえば、今年4月にバーチャルアバターチャットゲームIMVUで開催されたフェス「nu:cenosis」にもVenetian Snaresとのユニットで出演し、Kamixlo、SWAN MEAT、QUALIATIK、Himera、Ize、Dasyikii (Dasychira + Yikii)、99jakes、Fire-Toolz、bod [包家巷]などと共演していたことを思い出した。 John Frusciante – “Maya” Label : Planet Mu / Timesig Release date : October 23 2020 Pre-order : https://planetmu.bleepstores.com/release/200467-john-frusciante-maya Tracklist 01 Brand E 02 Usbrup Pensul 03 Flying 04 Pleasure Explanation 05 Blind Aim 06 Reach Out 07 Amethblowl 08 Zillion 09 Anja Motherless
2021/03/12
悲劇的な死と再生の物語 Saphy Vongはタイの難民キャンプで生まれた。アルバムジャケットに写っているのはクメール・ルージュから逃れてきたSaphyの両親と姉である。 今作『2562 Neon flames』は、Saphy Vongの新たな名義Neo Geodesiaの1stアルバムであり、2019年に亡くなった彼の母親Chun Lengに捧げられている。カンボジアのもとになった、かつて存在したクメールという王国。そのクメールの新年を祝う神聖なお祭りと母親の突然の死と喪失感を共存させた、死と再生の物語。 2019年4月11日、プノンペンの病院に入院している母親に会うためにSaphyはロンドンからカンボジアに向かっていた。数ヶ月前から計画されていた家族旅行の一週間前に母親が突然体調を崩して入院、生存率が低い手術を受けることに。しかし、中国での乗り継ぎで便が遅れてしまい、プノンペンに降り立った時にはすでに母親は亡くなっていたという。 このアルバムはいくつかのセクションに分かれており、絶望のような悲しみと恐ろしいほどの美しさが共存し、あらゆる感情が分裂した物語を形成している。彼はカンボジアの路上で祝祭を見つめながら、生と死、家族について想う。 Saphy Vongは、グラインドコアやポストハードコアバンドでのプレイを経て、Lafidki名義で〈Orange Milk〉から作品をリリースし、現在はレーベル〈Chinabot〉のファウンダーでもある。NEO GEODESIA名義の今作はカンボジアの伝統的な祝祭サウンドを軸に、EDM、クメール・カラオケ・ラブソング、メタル、トランス、アンビエントを融合させたユニークで感動的な作品に仕上がった。4月11日に〈Chinabot〉よりレコードやカセットでもリリースされるとのこと。 NEO GEODESIA – 2562 Neon Flames Label : Chinabot Format : Digital / Tape / LP Release Date : 11th April 2021 Stream / Order : https://chinabot.fanlink.to/Neogeodesia Tracklist 1. Avant-goût de Kralan 2. Fanta Rouge 3. Sceptic Shock Airlines 4. Wat Ang Ta Minh វត្តអង្គតាមិញ 5. Decarcassed By 2562 Neon Flames 6. Peritonitis Miasma Roses 7. 37
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