2022/02/14
シンゲリの可能性を更新する19歳
タンザニア・ダルエスサラーム拠点に活動する19歳のシンゲリ・ニューウェーブの象徴DJ Travellが〈Nyege Nyege Tapes〉よりデビューアルバム『Mr Mixondo』を発表。
SissoやPamojaといった有名スタジオに所属していないHamadi Hassaniの音楽は、タアラブとテクノなどを融合させた新しいシンゲリの方向性を示す。15歳で楽曲プロデュースを始め、Dembow、Rave、R&B、Trapの要素を取り入れ、ハイブリッド・ダンスミュージックを独自に展開。リードトラックの「Crazy Beat Music Umeme 2」は、200bpmのリズムとストリングスが並列しており、Timbalandがタンザニアのストリートパーティーでサンダードームのサウンドトラックを演奏していると称されている。
他にも「Crazy Beat Music Umeme 4」は、ネオン色の強いレイブシンセと手打ちのパーカッションが特徴で、808 MafiaとDJ Diakiの影響が伺える。「London Bandcamp」では、ハイスピードなシンゲリバックビートとダウンテンポのデンボウキックが混ざり合う。「London Jomon Beat」では、耳に残るシンセのフックと首をかしげるような東アフリカのリズムを融合するなど、シンゲリの新しい可能性を表現した作品に仕上がっている。
DJ Travella – Mr Mixondo
Label : Nyege Nyege Tapes
Release date : 1st April 2022
Bandcamp : nyegenyegetapes.bandcamp.com/album/mr-mixondo
Tracklist
1. Crazy Beat Music Umeme 1
2. FL Beat
3. Crazy Beat Music Umeme 2
4. Tambasana
5. Chapa Bakola Music Bass
6. Dope2
7. London Bandcamp
8. 21212
9. Good Beat
10. London Uwoteeee
11. Beat Kikosi
12. London Jomon Beat
13. Kaz0
category:NEWS
tags:DJ Travella
2021/08/06
シンゲリ・ドキュメンタリー公開 〈Nyege Nyege Tapes〉は、世界中のフェスティバルを席巻したタンザニア発祥の300BPMに及ぶ/超えるダンスミュージックSingeli(シンゲリ)を紹介した2017年『Sounds of Sisso』に続く、シンゲリ・コンピレーション第2弾『Sounds of Pamoja』のリリースを発表。 数小節ごとにビートが切り替わり、ギザギザで、フレッシュで、予測不可能な今作の発表に合わせて、NTS Radioはシンゲリ・ドキュメンタリー『Singeli Sound: High Speed』を公開している。 『Sounds of Pamoja』は、タンザニアのかつての首都、ダルエスサラームから世界に向けて急速に広まったシンゲリの世界を覗き見る最新アルバム。Sisso Studiosを中心にしたコンピレーション『Sounds of Sisso』に続き、今回は2019年に〈Nyege Nyege Tapes〉からアルバム『Uingizaji Hewa』をリリースしているDJ/プロデューサーDukeによる〈Pamoja Records〉の音源を中心に構成している。前作ではプロデューサーに焦点を当てていたが、今作では〈Pamoja Records〉のMC達を紹介しており、トラックは主にDukeがプロデュースを担当している。 人口の約半分が15歳以下というタンザニアにおいて、シンゲリというカテゴリーも若い世代を中心に広がっている。Dukeは13歳のときに音楽制作を始め、18歳のときには〈Pamoja Records〉のスタジオを立ち上げている。そして、今作にはDukeのワールドツアーに同行したMCZOをはじめ、MC Pilato、Dogo Kibo、MC Kuke、Dogo Lizzy、MC Dinho、MC Kideneなど、19〜20歳の若いラッパー達がフィーチャーされている。 VA – Sounds of Pamoja Label : Nyege Nyege Tapes Release date : 17 September 2021 Buy : https://nyegenyegetapes.bandcamp.com/album/sounds-of-pamoja Tracklist 1. Dogo Kibo – Pigo La Moyo 2. Dogo Lizzy ft KIDENE – Nakupenda 3.
2020/10/02
プロデュースはJ Gryphin 名古屋を拠点にする2000年生まれの日系ペルー人ラッパーAndreがニューシングル「EVA」をリリース。 同郷のトラックメイカーJ Gryphinがプロデュースした今作は、アニメ『エヴァンゲリオン』にインスピレーションを受けて制作された。碇シンジのエヴァンゲリオンに乗る事への葛藤と、5年前Andreがラップを始めてから起きた出来事の中で生まれた葛藤を照らし合わせているとのこと。MVは尾方浩康が手掛け、アートワークやMVに使用されているロゴのデザインはSHUR1が担当している。尚、今作は”聖書”をコンセプトに現在制作している1stアルバムのリード曲となる。 Andre – EVA (prod.J Gryphin) Release date : October 1 2020 Stream / Download : https://linkco.re/2mD6DRuU
2020/09/25
10月22日リリース ポルトガル・ポルト発の呪術エクスペリメンタルブラスグループHHY & The MacumbasのディレクターJonathan Uliel Saldanhaが、Nyege Nyege滞在中に始めたHHY & The Kampala Unitは、Saldanhaがエレクトロニクスとプロダクションを担当し、トランペット奏者にFlorence Lugemwa、パーカッショニストにOmutaba、そしてThe Kampala Prison Brass Bandを含めた実験的ハイブリッドグループ。 ダブ、テクノ、トラディショナルなドラム、トランスの要素を融合したサウンドは、SF映画のようなシンセパッドレイヤーも重なり、私たちを共感覚的な宇宙観へと誘い込む。〈Nyege Nyege Tapes〉からデビューアルバム『Lithium Blast』が10月22日にリリース。Jonathan Uliel Saldanha自身がディレクションを務めたタイトル曲「Lithium Blast」のMVが公開。 HHY & The Kampala Unit – “Lithium Blast” label : Nyege Nyege Tapes Release date : October 22 2020 Bandcamp : https://nyegenyegetapes.bandcamp.com/album/lithium-blast Tracklist 1. Bursting Thru The Gates 2. Hunter 3. Mesh Intensifier 4. Queendom 5. Curse Go Back 6. Fission Core Fluid 7. Catastrophism 8.
第1弾収録アーティスト発表 more
レーベル第一弾作品は後日発表
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受け手の自由に寄り添う作品
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