2022/02/08
21世紀初頭のポップミュージックの風景を変えた
2021年1月にアテネで亡くなったスコットランド出身の音楽プロデューサーSophie XeonことSOPHIEの名前が正式に小惑星に命名された。
SOPHIE唯一のフルアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』のカバーアートに似ている惑星にSOPHIEの名前を命名させる為、ファンのChristian Arroyoが昨年2月に署名をスタート。Charli XCXもソーシャルメディアでシェアをし、最終的には署名は9万を超えていた。
そして今回、チェコのAntonín Mrkosによって発見された小惑星「1980 RE1」が「Sophiexeon」と命名されていたことが明らかになった。国際天文学連合は「SOPHIEは、21世紀初頭にその未来的なスタイルによってポップミュージックの風景を変えたエレクトロニックミュージックのパイオニアとして知られていた。」と記している。
「私は今日までこの命名を知りませんでしたが、私たちはそれを成し遂げたんです。SOPHIEは私達に多くの影響を与え、そして今、彼女は永遠に宇宙の一部となるのです。この請願書に署名し、共有してくれた一人一人に感謝します。」
– Christian Arroyo
https://www.wgsbn-iau.org/files/Bulletins/V001/WGSBNBull_V001_003.pdf#page=7
category:NEWS
tags:SOPHIE
2021/02/04
新惑星「TOI 1338 b」 1月30日、早朝のアテネで、満月を見ようとして足を滑らして亡くなったアーティスト/プロデューサーのSOPHIEの名前を、2019年に発見された新しい惑星「TOI-1338 b」に付けようとする署名がスタートした。すでにCharli XCXなどがSNSでシェアをしており、署名は3万人を超えている。 SOPHIEのファンであるChristian Arroyoが立ち上げたこの署名には正式にNASAに提出される予定だ。署名を立ち上げた理由として、LGBTQIA+コミュニティに与えてきた影響に敬意を表して、SOPHIEの名前を永久に残していきたい、それにより彼女の影響力が今後も残っていくことを願っているようだ。さらに、2018年にリリースされたSOPHIEの唯一のフルアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』のカバーアートと、NASAが公開している「TOI 1338 b」の表面が酷似していることも理由の一つにあるとのこと。 署名ページには「SOPHIEは、LGBTQIA+のコミュニティに大きなインスピレーションを与えてくれた影響力のあるシンガー、ソングライター、プロデューサーでした。彼女のメッセージ、行動、音楽は、多くのLGBTQIA+の人々に永続的な印象を残しました。彼女は常に本当の自分を表現していて、彼女がすることすべてに共感していました。」と記されている。 署名:https://www.change.org/p/nasa-nasa-name-toi-1338-in-honor-of-sophie 惑星「TOI 1338 b」は、2019年夏にメリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターにて、当時高校生のインターンだったWolf Cukierによって発見された。インターンシップを始めてから3日目で発見するという快挙だった。NASAの系外惑星探査衛星「TESS」によって探知されたこの惑星は、地球から1300光年離れた星系に存在している。2つの星を周回しており、大きさは土星と海王星の中間くらいで、地球のおよそ7倍のサイズであるとのこと。
2021/01/30
1/30、早朝のアテネで亡くなったことが明らかに スコットランド出身の音楽プロデューサーでアーティストのSophie XeonことSOPHIEが、土曜日の早朝にアテネで亡くなったことが明らかになった。レーベルの〈Transgressive〉によると満月を見るために高いところに登っていたときに誤って足を滑らしたそうで、それは突然の事故だったとのこと。享年34歳だった。 SOPHIEはスコットランドのグラスゴーで生まれ育った。父親の影響で幼い頃からエレクトロニック・ミュージックを車の中で聴いていたそうで、誕生日にキーボードをプレゼントされるのをきっかけに音楽制作を開始。10歳ぐらいになると両親に「エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーになるから学校を辞めたい」と言っていたという。バンド活動から音楽キャリアをスタートしたSOPHIEは、2011年にオランダの短編映画のスコアを手掛け、その後、A. G. Cook、Danny L Harleらと出会うことをきっかけに〈PC Music〉のメンバーと活動を共に行うようになっていく。 2013年、SOPHIEとしてデビューシングルをリリースして以降は、自身の楽曲以外にもMadonna、Charli XCX、安室奈美恵、GAIKA、Palmistry、Banoffee、Shygirlなどの楽曲をプロデュースし、他にもArca、Kim Petras、Jimmy Edgarともコラボレーション曲を発表してきた。2016年には初来日公演も行い、同年のフジロックにも出演。そして2018年、彼女が残した唯一のフルアルバムでありデビューアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-insides』は、グラミー賞の「Best Dance/Electronic Album」部門にノミネートされるなど、大きな話題を呼んだ。 SOPHIEは、常に新しいサウンドを創造し続けてきたパイオニアであり、その独創的なプロダクションは多くのフォロワーを生み出し、過去10年間で最も影響力のあるアーティストの一人であった。また、ポップ・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックの領域と可能性を押し広げながら、トランスウーマンとしてもマイノリティの人々に勇気を与え続けてきた。ご冥福をお祈り致します。 https://open.spotify.com/album/4z3YbEkKWwiIMSJTWUQbTH?si=zwyIkxMqSKScqVyaFpXowA
2021/05/17
収益は全てトランス・コミュニティへ寄付 SOPHIEの友人やコラボレーターによるオンライン・チャリティ・オークション「God Is Trans」がスタート。5月23日まで開催されている。これは今年亡くなったSOPHIEの芸術的ビジョンやトランス・コミュニティ支援への取り組みを讃えて行われている。 オークションには「It’s Okay To Cry」のMVをSOPHIEと共に監督を務めたNick Harwoodや、Renata Raksha、Emily Schubert、Nichole Fitchのアート作品、さらにSOPHIEが〈Eckhaus Latta〉のAW18でモデルを務めた際に着用したドレスなどが出品されている。 また、今回の全ての収益は、2012年の設立以来、人種差別、経済的不平等、トランスミソジニー、エイブルイズムなど、様々な抑圧と闘うプロジェクト「Trans Justice Funding Project」に寄付されるとのこと。 God Is Trans : https://godistrans.auction/
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