2021/01/30
1/30、早朝のアテネで亡くなったことが明らかに
スコットランド出身の音楽プロデューサーでアーティストのSophie XeonことSOPHIEが、土曜日の早朝にアテネで亡くなったことが明らかになった。レーベルの〈Transgressive〉によると満月を見るために高いところに登っていたときに誤って足を滑らしたそうで、それは突然の事故だったとのこと。享年34歳だった。
SOPHIEはスコットランドのグラスゴーで生まれ育った。父親の影響で幼い頃からエレクトロニック・ミュージックを車の中で聴いていたそうで、誕生日にキーボードをプレゼントされるのをきっかけに音楽制作を開始。10歳ぐらいになると両親に「エレクトロニック・ミュージックのプロデューサーになるから学校を辞めたい」と言っていたという。バンド活動から音楽キャリアをスタートしたSOPHIEは、2011年にオランダの短編映画のスコアを手掛け、その後、A. G. Cook、Danny L Harleらと出会うことをきっかけに〈PC Music〉のメンバーと活動を共に行うようになっていく。
2013年、SOPHIEとしてデビューシングルをリリースして以降は、自身の楽曲以外にもMadonna、Charli XCX、安室奈美恵、GAIKA、Palmistry、Banoffee、Shygirlなどの楽曲をプロデュースし、他にもArca、Kim Petras、Jimmy Edgarともコラボレーション曲を発表してきた。2016年には初来日公演も行い、同年のフジロックにも出演。そして2018年、彼女が残した唯一のフルアルバムでありデビューアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-insides』は、グラミー賞の「Best Dance/Electronic Album」部門にノミネートされるなど、大きな話題を呼んだ。
SOPHIEは、常に新しいサウンドを創造し続けてきたパイオニアであり、その独創的なプロダクションは多くのフォロワーを生み出し、過去10年間で最も影響力のあるアーティストの一人であった。また、ポップ・ミュージックとエレクトロニック・ミュージックの領域と可能性を押し広げながら、トランスウーマンとしてもマイノリティの人々に勇気を与え続けてきた。ご冥福をお祈り致します。
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2024/06/25
再びSOPHIEと繋がれることを信じて SOPHIEの遺作となるニューアルバム『SOPHIE』のリリースが発表。リードシングルとしてKim PetrasとBC Kingdomをフィーチャーした「Reason Why」がリリース。アルバムのレコードやCDも予約開始。 SOPHIEは2021年1月、ギリシャ・アテネで不慮の転落事故により34歳の若さで亡くなった。彼女は2018年に生涯唯一のスタジオ・アルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』をリリースしており、この作品で2019年グラミー賞の最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバムにノミネートされている。 生前にほぼ完成させていたという今作は、SOPHIEの家族と長年のスタジオ・マネージャーであるBenny Longによって愛情を持って仕上げられた。SOPHIEの家族は声明で以下のように語っている。 「私たちがこのプロジェクトを実現させるための第一歩を踏み出したとき、彼女の親愛なる友人たちに次のように連絡を取りました。 ” 私たちはSOPHIEが残してくれた音楽に安らぎを見出してきました。それは、私たちの世界の中心に永遠にSOPHIEがいる状態であり、私たちが進むべき道を見つけようとしているときに、本当に大切にしている贈り物なのです ” と。SOPHIEはプライベートを公に語ることはあまりなく、彼女が表現したいこと全てを音楽に注ぎ込むことを好みました。彼女が最も愛したこの形で、私たちみんなが彼女と繋がることができると信じて、彼女がリリースを望んだ音楽を世界と共有するのは正しいことだと感じています。このアルバムは、常にSOPHIEの音楽的な旅を語り、スキルや創造的なヴィジョンの不協和音であり、時間やジャンルを飛び越えています。彼女のユニークな音の世界は感情的なレベルで動いており、リスナーが光と闇、ソフトとハード、自己愛と喜びの自己受容の果てに、進化し続ける風景を直感的に受け入れるよう促している。音と素材の矛盾を強調するSOPHIEの作品は、彼女が夢見た次元を創造するために、純粋な聴覚を凌駕しています。神秘的な未知の世界から、野生のクラブランドを経て、陶酔的な非物質性へと、人生の物語を語っています。SOPHIEは自分の全てを音楽に捧げた。彼女はいつもここにいるのです。」 SOPHIE – Reason Why (feat. Kim Petras & BC Kingdom) Label : Transgressive / Future Classic Release date : June 24 2024 Stream : https://sophie.lnk.to/reasonwhy SOPHIE – SOPHIE Label : Transgressive / Future Classic Release date : September 27 2024 Vinyl / CD / Stream : https://link.fans/sophie
2022/02/08
21世紀初頭のポップミュージックの風景を変えた 2021年1月にアテネで亡くなったスコットランド出身の音楽プロデューサーSophie XeonことSOPHIEの名前が正式に小惑星に命名された。 SOPHIE唯一のフルアルバム『Oil of Every Pearl’s Un-Insides』のカバーアートに似ている惑星にSOPHIEの名前を命名させる為、ファンのChristian Arroyoが昨年2月に署名をスタート。Charli XCXもソーシャルメディアでシェアをし、最終的には署名は9万を超えていた。 そして今回、チェコのAntonín Mrkosによって発見された小惑星「1980 RE1」が「Sophiexeon」と命名されていたことが明らかになった。国際天文学連合は「SOPHIEは、21世紀初頭にその未来的なスタイルによってポップミュージックの風景を変えたエレクトロニックミュージックのパイオニアとして知られていた。」と記している。 「私は今日までこの命名を知りませんでしたが、私たちはそれを成し遂げたんです。SOPHIEは私達に多くの影響を与え、そして今、彼女は永遠に宇宙の一部となるのです。この請願書に署名し、共有してくれた一人一人に感謝します。」 – Christian Arroyo https://www.wgsbn-iau.org/files/Bulletins/V001/WGSBNBull_V001_003.pdf#page=7
2021/05/17
収益は全てトランス・コミュニティへ寄付 SOPHIEの友人やコラボレーターによるオンライン・チャリティ・オークション「God Is Trans」がスタート。5月23日まで開催されている。これは今年亡くなったSOPHIEの芸術的ビジョンやトランス・コミュニティ支援への取り組みを讃えて行われている。 オークションには「It’s Okay To Cry」のMVをSOPHIEと共に監督を務めたNick Harwoodや、Renata Raksha、Emily Schubert、Nichole Fitchのアート作品、さらにSOPHIEが〈Eckhaus Latta〉のAW18でモデルを務めた際に着用したドレスなどが出品されている。 また、今回の全ての収益は、2012年の設立以来、人種差別、経済的不平等、トランスミソジニー、エイブルイズムなど、様々な抑圧と闘うプロジェクト「Trans Justice Funding Project」に寄付されるとのこと。 God Is Trans : https://godistrans.auction/
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東京・大阪を回るジャパンツアー開催
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