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建物全体で同時多発する回遊型公演「Stilllive 2021-2022」開催

ゲーテ・インスティトゥート東京にて

 

 

総勢25名によるパフォーマンスアート・ショーイング「Stilllive: Performance Art Summit Tokyo 2021-2022──衛生・変身・歓待」が、10月17日 (日) にゲーテ・インスティトゥート東京にて開催。会場となるゲーテ・インスティトゥート東京の建物全体にわったて繰り広げられ、鑑賞者は自由に動き、同時多発するパフォーマンスを回遊形式で鑑賞できる。

 

出演アーティストは、「Stilllive」を主宰するパフォーマンスアーティストであり、日本人として初めてロイヤル・カレッジ・オブ・アート、パフォーマンス科に入学、修士号修了の経歴をもつ小林勇輝をはじめ、1996年から2008年までダムタイプに参加、近年は、舞踏というジャンルを創設した第一人者、大野一雄の代表作の公演映像から、その踊りを完全コピーする《大野一雄について》を世界各国で発表する川口隆夫、コンテンポラリーアートシーンにおいて、自らの実体験ー恋愛、結婚、出産、子育てなどーを通したリアリティのある視点で、現代社会へのメッセージ性の高い作品を制作する岡田裕子ほか、アート、ダンス、映像、ファッション、音楽とさまざまな領域において活躍するアーティストが集結。

 

「Stilllive」は、2019年にゲーテ・インスティトゥート東京の協力を受け、パフォーマンスアートを主体としたプラットフォームとして設立。同年に、第1回目となる「ジェンダーとセクシュアリティ」をテーマとした1週間のボディワーク・セッションと、最終日のショーイングを行う。第2回目となる2020年は、新型コロナウィルスの影響により、生身の身体を用いて他者と密接に関係しようとするパフォーマンスアートそのものに対する存在意義の問い直しが求められているなか「接触矛盾」(Contact Contradiction) をテーマに、同じくゲーテ・インスティトゥート東京にて、ボディワーク・セッションおよびショーイングを開催。

 

第3回目の開催となる今年度は「衛生・変身・歓待」をテーマに、コロナ禍を通し、共通意識として再考が迫られる、誰しもが切り離せない身体という課題への応答として、改めて、身体のプラットホームこそが文化における根源的創発であることを、領域を横断した個々人の身体性を連帯させることで示す。

 

本ショーイングは、小林勇輝が、企画/アーティスティック・ディレクターを務め、キュレーターとして、インディベンデント・キュレーターの西田編集長が参加。演劇やダンスなどのパフォーミングアーツではなく、パフォーマンスアートに焦点を絞ったショーイングとしては国内最大規模となる。

 

 

「Stilllive: Performance Art Summit Tokyo 2021-2022──衛生・変身・歓待」

会期:2021年10月17日 (日) 12:30-15:00 (OPEN 12:00) / 16:00-18:30 (OPEN 15:30)

時間 : 16:00 – 23:00

会場:ゲーテ・インスティトゥート東京 (東京都港区赤坂7-5-56)

料金|一般 3,000円 (各回定員20人)/学生 1,000円 (各回定員10人)

※当日券販売はありません

予約|https://stilllive2021-2022-prequel.peatix.com/

出演アーティスト : アグネス吉井、姥凪沙、岡田裕子、長田萌香、ガブリエル・リード、川口隆夫、小林勇輝、小宮りさ麻吏奈、阪口智章、佐野桃和子、敷地理、関優花、田上碧、たくみちゃん (橋本匠)、点子、トモトシ、中島りか、中谷優希、花形槙、濱田明李、帆波 (MIRA新伝統)、前田菜々美、山岡さ希子、吉田拓、渡邉洵

※ 本イベントは、ゲーテ・インスティトゥート東京の建物全体を会場とした、回遊形式で鑑賞していただくショーイングとなり、各回の開場から終演まで、出入り自由。再入場が可能です

※ 昼夕2部制にて実施し、ともに全参加アーティストが出演します

主催|Stilllive (スティルライブ)

協力|ゲーテ・インスティトゥート東京/MIZUMA ART GALLERY

助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

企画/アーティスティック・ディレクター|小林勇輝 (パフォーマンスアーティスト/

キュレーター|西田編集長(インディペンデント・キュレーター/プロジェクト・マネージャー)

https://www.stilllive.org/activity

 

 

INTRODUCTION

──今の芸術と、あらゆる社会課題は、身体の問題です

 

現在、世界各地のコンテンポラリアートシーンにおいて、パフォーマンスアートを軸とした、大学における教育と学部の開設、そしてコロナ禍という共体験を経た、2020年代とその先を象徴する新しい世代のアーティストによるプラットホームの設立および国際フェスティバルへの参加が、現在進行形で活気に満ち溢れているという現状があります。

 

しかし、日本においては、特にハプニングや舞踏における独自の身体表現の発展が、現代美術の歴史に多大な影響を与えているにもかかわらず、現在の日本におけるパフォーマンスの所在は曖昧であると言わざるを得ず、身体を扱うアーティストにとって見直さなければいけない点があることを実感しています。

 

Stilllive (スティルライブ) は、 パフォーマンスアートを主体としたプラットホームとして2019年に設立し、同年からゲーテ・インスティトゥート東京を会場に、公演に向けた数回にわたるボディワーク・セッションおよびレクチャー/ディスカッションと、最終日のショーイングを組み合わせた催しを開催してきました。

 

第3回目となる今年度は、「衛生・変身・歓待」をテーマに、前年度の倍となる総勢25名のアーティストが参加し、コロナ禍を通した、生活様式の変化や身体的な関わり方、そして先行きの見えにくい不安定な現状を、さまざまな領域の身体性から再考します。社会課題への眼差しは、芸術に限らず、必須のこととなった現在を私たちは生きています。そして我々の “身体” には、すでに無数のコンセプトが内在しています。

 

それらは常に社会課題と繋がっていることをパフォーマンスアートを通して表現することで、Stillliveは、他者に非言説的にコンセプトを伝える手段を体得する後押しをし、日本におけるパフォーマンスアートシーンを牽引していく役割を担うことを目指し、今年度の副題を「Performance Art Summit Tokyo」としました。

 

また、2022年3月には地続きな催しとして、再び2021年10月の参加アーティスト25名 (および追加出演アーティスト5名) が集結し、「間身体性の再創造」をテーマとしたショーイングと、各アーティストが制作する新作のパフォーマンス映像/写真作品による展覧会を開催。一過性とされてきたパフォーマンスアートに、リパフォーマンス (再創造) という設計を導入することにより、今後のパフォーマンスアートの可能性を広げ、身体を通したキュレーショナルな技術としても発展を試みます。

 

Stilllive 主宰・小林勇輝

キュレーター・西田編集長

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