Massive Attackが音楽業界全体で温室効果ガスを削減する為の計画・報告書を発表

音楽業界の緊急かつ重要な再構築

 

 

以前から環境問題に取り組んできたMassive Attackが、気候変動への持続可能な対応策を研究するTyndall Centre For Climate Change Research(ティンダル気候変動研究センター)と共同で「Roadmap To Super Low Carbon Live Music(超低炭素ライブミュージックへのロードマップ)」と題した、音楽業界の環境への影響に関する計画・報告書を発表した。

 

主な提案を紹介すると、プライベートジェットの使用を廃止し、一般的な交通手段を使うこと、全ての会場をグリーンエネルギーに切り替えること、フェスティバルは2025年までにディーゼル発電を廃止、などが挙げられている。ツアーのやり方も再構築する必要があり、計画段階から二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を考慮し、ルート、会場、交通手段、セット、オーディオ・ビジュアルのデザイン、スタッフの配置、プロモーションなど、全てに超低炭素を盛り込む必要があるとしている。そして、新しいルールに対応できない小規模な会場やフェスティバルを支援するために、業界全体が協力して行動する必要があるとも記載されている。

 

Massive AttackのRobert Del Najaは、「大手プロモーターは、もっと努力しなければなりません。アーティストにこのようなアピールを続けることを任せてはいけない。今、重要なのは実行です。」と語っており、この報告書を経てMassive Attackは6つの排出削減モジュールを設計し、2022年のツアーで試行するとのこと。

 

Roadmap To Super Low Carbon Live Music

https://documents.manchester.ac.uk/display.aspx?DocID=56701

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