“死”に寄りかかった様な感覚|Vellar skinが1st EP 『Floating ribs』をリリース

客演にTaizo Ohara参加

 

 

7月17日、上弦の月が見られるこの日、プロデューサー/エンジニアとしても活動中のアーティストVellar skinがセルフプロデュースした1st EP『Floating ribs』をリリースする。

 

本作の総体的なインスピレーションは、“死”に寄りかかった様な感覚。生けるものであれば誰にとっても、そして何にとっても疎遠ではない“死”が間近にあるという意識を音として解放する。

 

「僕は僕にしか出来ない音楽を作るし、僕の音楽を好んで聴く人は感受性が豊かだなと思います」

 

「死を体験した事はないけど、きっと僕の音楽みたいにとても美しいんだろうなと思います。だから美しい死を迎えられるように、美しい音楽をこれからも創造していきたい」

 

ビニール素材の物の美しさを表現した先行シングル「Vinyl resin」や、同郷のアーティストTaizo Oharaを客演に迎えた「500nanometre(feat. Taizo Ohara)」等、全5曲を収録。可憐ながらもエフェメラルな印象のジャケットは3DアーティストのRavi Rudra Singhが手掛けた。ERRANTHによる「Reluctant death is not good」のMVもリリース予定。

 

「不如意を憎しみ漆黒の山陰を歩く時、足元に灯りを見る。腐敗が進行する爪先を忌むその暗夜の灯りは一縷。走り出して追いかけるか、はたまた見て見ぬ振りをするか。そうして草行露宿を繰り返せば山陽に辿り着く。その明るみが全体野だと気付いて破顔、どうして、見えないよ、口元は綻び荒い瞬きは眩し過ぎる景色の中を馳せ廻る。その時、失笑に塗れた人生の愚劣さを再び思い知る。

 

Text by kozukario

 

 

Vellar skin – Floating ribs

Release date : 17 July 2021

Stream : https://linkco.re/UH4tbn0Z

 

Tracklist

01 Vinyl resin

02 Reluctant death is not good

03 Parasitism

04 500nanometre(feat. Taizo Ohara)

05 Stupid forest

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