2021/07/02
北欧バロックとモダンR&B
photos by Clement Mogensen
コペンハーゲンを拠点に活動するシンガー&プロデューサーAndrea NovelのプロジェクトYdegirlが、SmerzやIceageを輩出したレーベル〈Escho〉より新曲「Zodiac」のMVを公開。
Thinh Petrus Nguyenが監督を務めた今作「Zodiac」は、二元論をテーマにしており、デンマークでは広く知られている女性のみで構成されたマーチングバンドが登場している。Ydegirlは映像について「当時、私は『Theory of the Young-Girl』を読んでいて、ジェンダーにとらわれない若い女の子の概念は、頭の中でユニフォームを着たマーチングバンドのイメージと一緒に浸透していきました。」と語っている。
1897年にオランダのイデ村で、2000年前の少女の遺体が地元の沼地で発見されましたが、泥炭に含まれる酸の影響で驚くほど良好な保存状態だった。発見された時、彼女の頭は一部が剃られ、胸と骨盤はほとんど溶けていた。このイメージがAndrea Novelの心に残り、Ydegirlという名義だけでなく、ミューズ、マスコット、彼女の心に残るチェンバーポップで綱渡りをするような緊張感を表現するアバターとしても機能している。
「沼地は生と死の狭間にあり、イデは宙ぶらりんの状態にあるという神話にとても惹かれました。すぐに、イデが囚われている虚無状態が何層にもわたっていることに気づきました。私にとっては、この古代のティーンエイジャーが死んでいるわけでも生きているわけでもなく、何らかの状態で存在していて、誰も見ていないところで何千年もかけて変容していくという考えには、優しさを感じます。」
Andrea Novelにとって、生と死、現実と想像の間の曖昧なイメージが音楽の創造を駆り立てており、クラリネット、ギター、バイオリンなどのクラシック楽器と、シンセサイザーや電子ドラムのパターンを用いて、北欧バロックに現代のR&Bやポップスの要素を取り入れて楽曲を制作している。
Ydegirl – Zodiac
Label : Escho
Release date : 2 July 2021
Stream : https://ydegirl.lnk.to/zodiac
category:NEWS
tags:Ydegirl
2021/08/12
北欧バロックとモダンR&B コペンハーゲンを拠点に活動するシンガー&プロデューサーAndrea NovelのプロジェクトYdegirlが、SmerzやIceageを輩出したレーベル〈Escho〉より10月15日リリースするデビューアルバムから先行シングル「Parody of Crime」を公開。 今作について、Ydegirlは次のように説明している。「”Parody of Crime”はアルバム制作の最後に書いた曲です。痛みの中で無感覚になった時に、何かが間違っていることに気付き、この幽霊に愛を示さなければならないということを描いています。」 かつてオランダのティーンエイジャーだった2000年前のYdegirlの遺体は、泥炭に含まれる酸の影響で半分保存された状態で沼地から発見された。1897年に発見されて以来、彼女は博物館の見世物となり、国際的な議論の対象となっていく。 Andrea Novelにとって、生と死、現実と想像の間の曖昧なイメージが音楽の創造を駆り立てており、クラリネット、ギター、バイオリンなどのクラシックな楽器と、シンセサイザーや電子ドラムのパターンを用いて、北欧バロックに現代のR&Bやポップスの要素を取り入れて楽曲を制作している。音楽の中心となるのは魅惑的な声であり、過去、現在、未来の感情をサウンド・アレンジの中に織り交ぜていく。YdegirlとしてのNovelの存在は、内省による癒しへの入口であり、過去を明らかにすることで自分自身が前に進む力を得るためのものである。 Ydegirl – Parody of Crime Label : Escho Release date : 11 August 2021 Stream : https://ydegirl.lnk.to/parody
2021/02/05
スイス出身のSSW スイス出身でロンドン拠点のシンガーソングライターKings Elliotが、昨年のデビューシングル「I’m Getting Tired Of Me」に続く2ndシングル「Dancing Alone」のMVを公開。 Kings Elliotは、境界性パーソナリティ障害や不安障害などを抱えてきた自身の経験を音楽制作に活かしており、美しく優しいピアノバラードの今作もそれらを歌詞などに反映させている。今作についてKings Elliotは「メンタルヘルスに悩んでいるときに、どんな人間関係を維持していくかということは、自分にとっても、そして相手にとっても、非常に難しいこと。」と語っている。MVは全てスマホで、数日に渡って撮影したとのこと。 Kings Elliot – Dancing Alone Release date : 15 January 2021 Stream : https://ditto.fm/dancingalone
2021/02/24
プロデュースはDylan Brady (100 gecs) Pussy Riotが、Dorian Electraと再びコラボレーション。100 gecsのDylan Bradyがプロデュースした新曲「Toxic」をMVと共にリリースした。今作ではセルフケアをテーマしており、メンタルヘルスを大切にすること、毒のような人間関係を遠ざけることの重要性を反映している。 Pussy RiotのNadya Tolokonnikovaは今作について、「個人的なことは政治的なことだからこそ、「Toxic」は政治的なもの。私にとってトラウマを処理する最良の方法はアートを作ること。だからドリアンとディランと一緒にこの曲を書いた。」と語り、Dorian Electraは「ナディアはずっと好きな人、友達、コラボレーターの一人で、いつもPussy Riotのアクティビズムとアートの融合にとても刺激を受けてきました。」と語っている。また、今作に合わせてマーチャンダイズも発売開始。 https://pussyriot.store/ Pussy Riot – TOXIC feat. Dorian Electra prod. Dylan Brady Release date : 23 February 2021 Stream : https://cdbaby.lnk.to/TOXIC
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